柳沢由実子のレビュー一覧
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長〜〜〜い!
とても長かった、ヴァランダーシリーズ第三弾。
田舎町で失踪した女性の事件から話はどんどんスケールを増し、ちょっと置いてけぼりをくった感。
中盤でだいたいの疑問が解けてしまうと
あとはもう忍耐の読書!という感じだった。
そんな中、特筆すべき点は
同僚であるスヴェードベリ刑事。
これまでの2作では登場しつつもあまり細かな描写はなく、ちょっとやる気なさげなけだるげな人、というイメージしかなかった。
今回はそんな彼の新たな一面が見られ、
ちょっと株が上がった。
ヴァランダーが信頼を置いていたリードベリなき今、
チームのメンバーの支えは大事。
ヴァランダーは相変わらず今の仕事に疑問を持ち -
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刑事ヴァランダーシリーズ、二作目。
前回、主人公の印象を”ダメダメな人”と評したのだけど、今回の彼は少し沈んだ雰囲気。
気の合う、そして尊敬できる同僚が病死したのがその理由のひとつのようだ。
さらに彼は刑事という仕事をやめようかとさえ思っている。
そんな時に起こった事件。
流れ着いたボートの中に二体の射殺された外国人。
この謎を追って、今回は海の向こうの国ラトヴィアへ単身飛び込むことになる。
なんだか孤立無援な状況が彼を前より少しかっこよく見せてくれていた。
問題にぶち当たるたび、
亡くなった同僚ならどう考えるか、
どう行動するか?と問いながら進む姿は好ましかった。
また、ラトヴィアという -
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フォローしている方のレビューを見て
おもしろそう!と思ったヘニング・マンケルの警察小説。
シリーズものだということで、
まずは第一作目を手にとってみた。
スウェーデンの片田舎で起こる惨殺事件。
老夫婦が殺され、息のあった妻の最後の言葉は「外国の」
捜査に乗り出すのは42歳の刑事、
クルト・ヴァランダー。
この人を一言で表すと、ダメダメな奴。
妻には愛想を尽かされ出ていかれ、ストレスから体重が10キロほど増加。部屋は汚いし、お酒ばっかり飲んでる。リーダーシップは見せるものの、結構見当違いも多め。
何が一番嫌って、新しくやって来た美人の検察官に早々に目をつけ(夫も子どももいる、って言ってるやん -
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ファイアーウォールとは“防火壁”
今でこそ当たり前に誰もが知っていること。
この小説は1998年に書かれた。
日本ではバブル崩壊ののちに潰れるはずがないはずの大手証券会社や銀行が倒産し、長い経済停滞期に入った。いわゆる“失われた20年”の始まりだ。
この間にITは急速に発展して、生活のありとあらゆるところに絡み込んでいる。
反面、依然としてこの小説に描かれているリスクは取り除かれてはいない。
ヘニング・マンケルは、今回も刑事ヴァランダーを通じて、世界の向かう先への懸念を描く。
ただ、これまでの物語に比べると、登場する人々の魅力が薄くなっていて、ちょっと残念。
どう残念かは、ネタバレのた -
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スウェーデンの作家「カーリン・アルヴテーゲン」の長篇ミステリ作品『恥辱(原題:Skam、英題:Shame)』を読みました。
『罪』に続き、「カーリン・アルヴテーゲン」作品です… 北欧ミステリ作品が続いています。
-----story-------------
過去に囚われている二人の女性の贖罪の物語。
私ではなく、彼こそ生き残るにふさわしい人間だったのだ――。
母親の自慢でもあった、何もかも完璧な兄の死をトラウマとしている女医、38歳。
自分でからだを動かすことすらままならない異常な肥満で部屋に閉じこもった50代女性。
過去に囚われ、誰も信じることができず、究極の孤独を抱えた二人が人生の -
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「死者ほど雄弁な者はいない」
と言ったのは十四世紀の劇作家ヒマーワリ・メーロンですが、誰にでも亡くなった人に想いを馳せて
あの人ならこんな時どうしたろう?とか、あの人ならこんな時なんと言っただろうか?なんてことを考えたことが一度や二度はあったのではないでしょうか
本作の主人公ヴァランダーも亡くなった同僚でもある先輩刑事リードベリに幾度となく意見を求めます
思慮深く冷静で経験豊富でヴァランダーの良き相談相手であり、導き手でもあったこの刑事は時にはその過去の言動から相変わらず有効なアドバイスをくれますが、時には黙して語らずヴァランダーをいなくなってしまった彼に哀愁を募らせます
しかし自分にはそ -
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ネタバレエーレンデュル捜査官シリーズの第四弾。
水位の下がった湖から遺体が発見される。
ロシア製の機械にくくりつけられていた遺体は、
婚約者の前から姿を消した農業機械のセールスマンなのか。
冷戦時代に東ドイツに留学した男のモノローグが重ねられていく。
国土は日本の三分の一ぐらい、人口は約35万人
日本のはるか北に位置するアイスランドがどういう国なのか
今一つ掴めていないが、
スパイ活動がありましたか、と聞いて回るとはどういうことなのだろうか。
みんながみんなを知っている国、と解説にあったが、
知り合いばかりの小さな国では、
裏切り者はいないということなのか。
ライプツィヒへの留学生たちに起こった