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串刺しにされて殺された老人の金庫には、傭兵と思われる人物の日記が入っていた。この中に手がかりが隠されているのか? 捜査を進めるヴァランダーのもとに、父親急死の報がはいる。せっかく心を通わせることができた矢先だというのに……。だが哀しみにひたっているひまはなかった。行方がわからなくなっていた花屋の主人が、遺体で発見されたのだ。長いこと監禁されたうえで殺され、森の中で木に縛りつけられていた。これはまだ始まりにすぎないのだろうか。新しい連続殺人の幕開けか? 現代社会の問題をあざやかにあぶり出す、北欧ミステリの真髄。/解説=北上次郎
...続きを読む※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ 2023年12月21日
「我々の時代、狂気と正常の違いがなくなってきている」
このシリーズ、作者ヘニング・マンケルは、現代社会に対する思いを主人公ヴァランダーを通じて、我々に伝えようとしている。
それは、シリーズの回を重ねるごとに強くなる。
「ゴールドダガー賞」を受賞した前作の事件から数ヶ月後、再び想像を絶する事件がイ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年12月24日
やっぱすげーわイチロー
間違えたマンケル(たぶん間にユンケル挟まってる!)
なんての?こうグリュグリュグリューンってなってポワワーン…ズシャーンみたいな感じよ
分かりやすく言うとウルトラQのオープニングみたいな感じ(まだそれほど分かりやすくない)
あれあるじゃん
蜜柑の搾り汁だっけ?で書いて後...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年02月24日
スウェーデンのような国でそんなにDVが多いのか。蘭を愛し、花を育てるその手で、妻を殴る。鳥に思いを馳せながら、身近な人間には残酷。人間の抱える闇は深い。犯人が女性刑事を撃ったのは意外。ヴァランダーが新しい一歩を踏み出せそうなのはよかった。母親以外、、誰も愛さず、誰にも愛されなかったように見える犯人も...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年07月10日
殺された老人エリクソンの金庫には、傭兵と思われる人物の手記が入っていた。
そして、遺言には、かけ離れた土地の教会への高額の寄付が。
なぜそんな所に?
ヴァランダーは27年前に行方不明になった女性がいたことを調べ始める。
一方、花屋の主人は遺体で発見される。
森の中で…監禁された後に殺されていたのだ。...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年08月08日
父親の急死の悲しみに暮れる間もなく連続殺人の捜査に取り組むヴァランダー。
しかし手がかりは雲を掴むかのごとく…。
いや、重い話でした。犯人は上巻の冒頭に提示されているのだけど、下巻では犯人の動機を少しずつ描くことで犯人自体の輪郭をよりリアルに削りだし、それと共にスウェーデンの持つ病んだ部分をも浮か...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年09月10日
父親の死を乗り越えて、捜査に邁進するヴァランダーらイースター署の刑事たち。しかし、一向に犯人像は浮かび上がってこない。猟奇的な犯行に対抗して市民による自警団が活動を始める。そして・・・。物語の三分の二を過ぎて、ようやく解決に向けて大きく進展が見られます。そこまではひたすら地道な捜査が続きます。その一...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年02月26日
惨殺された、元自動車販売で詩人で鳥愛好家のホルゲ・エリクソンと花屋主人で蘭愛好家のユスタ・ルーンフェルトの2人には共通点が見つからない。上巻から続くこの状況に変化が無く記憶も定かでは無くなってくる。もっとテンポ良く展開しないものかと思いながら読み進む…が、3人目が袋に入れられて湖で溺死した事件から...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年06月19日
ヴァランダー警部の本。
個人的にヴァランダーさんはあまり好きになれない人だと思いますが事捜査の進め方、発想に関してはピカイチだなとは思います。が。毎回不満なのがラストの捕り物シーン。というか個人プレイが多すぎる気がするんですよね。日本だと必ず二人一組で、ってイメージがあるんですがヴァランダーさんとこ...続きを読む
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