柳沢由実子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレスウェーデンを舞台にした警察官が主人公のミステリー。
ミレニアムや湿地と同じく北欧的な霧や暗さ、ジメジメっとした雰囲気がストーリーとリンクしていて物語に引き込まれて行く。
主人公は50歳?位の犯罪捜査官の責任者。
離婚を経験し娘はいるが大学進学を機に離れて暮らしているため、生活には孤独感が漂っている。
今回の犯罪はPCのネットワークを標的にしたものと、それと管轄で起きる殺人事件が複雑に絡み合う。
50代の主人公にはPC分野は全くわからない、そこで部下や外部のハッカーと連携して捜査を進めるわけだが…。
プライベートでは孤独感に悩み、仕事では犯罪が複雑になり今までの考えではついていけなくなってくる、そんな閉塞感が感じられる。
さらにそこに信頼しているもの裏切りにも合い読んでいてちょっと辛い。
ただ、ミステリー部分はしっかり伏線を回収しながら見事に解決してくれるので、そこは読み応えがあった。
あと、主人公が抱える閉塞感・暗さが失業問題や北欧が抱える若者の閉塞感とリンクしていて感じがしより読書に深さを感じた。