目くらましの道 下
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目くらましの道 下

斧で殺害し、髪の毛ごと頭皮の一部を剥ぐという凄惨な殺人。犯人は次々と犠牲者を増やしていった。元法務大臣、画商、そして盗品の売人。殺害方法はしだいにエスカレートし、三人目は生きているうちに両目を塩酸で焼かれていた。犠牲者に共通するものは? なぜ三人目は目を潰されたのか? 常軌を逸した連続殺人に、ヴァランダーらは振りまわされる。そして四人目の犠牲者は……。犯人の目的はなんなのか。一方、菜の花畑で焼身自殺した少女は、ドミニカ共和国で失踪人として届けられていた。現代社会の病巣を鋭くえぐる、傑作シリーズ。/解説=杉江松恋

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目くらましの道 のシリーズ作品

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  • 目くらましの道 上
    1,018円 (税込)
    イースタ署のヴァランダー警部は、夏の休暇を楽しみにしていた。つきあっているバイバと旅行に行くのだ。そんな平和な夏の始まりは、一本の電話でくつがえされた。不審な女性がいるとヴァランダーが呼ばれて行った先の菜の花畑で、少女が焼身自殺。身元も自殺の理由も不明。目の前で少女が燃えるのを見たショックに追い打ちをかけるように、事件発生の通報が。殺されたのは元法務大臣。背中を斧で割られ、頭皮の一部を髪の毛ごと剥ぎ取られていた。これがすべての始まりだった。CWAゴールドダガー賞受賞の傑作。スウェーデン警察小説の金字塔。
  • 目くらましの道 下
    1,018円 (税込)
    斧で殺害し、髪の毛ごと頭皮の一部を剥ぐという凄惨な殺人。犯人は次々と犠牲者を増やしていった。元法務大臣、画商、そして盗品の売人。殺害方法はしだいにエスカレートし、三人目は生きているうちに両目を塩酸で焼かれていた。犠牲者に共通するものは? なぜ三人目は目を潰されたのか? 常軌を逸した連続殺人に、ヴァランダーらは振りまわされる。そして四人目の犠牲者は……。犯人の目的はなんなのか。一方、菜の花畑で焼身自殺した少女は、ドミニカ共和国で失踪人として届けられていた。現代社会の病巣を鋭くえぐる、傑作シリーズ。/解説=杉江松恋

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目くらましの道 下 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年08月01日

    警察の仕事というものは基本的に、一枚のメモ用紙に書かれている決定的な情報を確認することの積み重ねにほかならないのだ。


    『目くらましの道』というタイトルがまず秀逸だと感じました
    自分たちは「目くらましの道」を進んでないよなと、一歩進んでは後ろを振り返り確認する
    その積み重ねでちょっとづつ進んでいく...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月22日

    シリーズ最高作の評判はダテじゃなかった。

    なぜこのシリーズに惹かれるのかは、これまでさんざん書いてきた。
    「文章の読みやすさ」「魅力的な人物による没入感」「物語のスピード感」「時系列というシンプルさ」

    今回特に「映像的表現によるドラマチック感」が抜群だと思う。
    さらに、そこにとどまらずヘニング・...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年04月16日

    読者には犯人が分かっている事でよりハラハラさせられる展開に思わず引き込まれた。 このシリーズを読むのはかなり遅い参戦でしたがおかげでまとめて読める幸せを味わっております。

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    Posted by ブクログ 2011年03月01日

    本作は「出来れば知りたくなかったことを確実に知るに至る」までの“本筋”も面白いが、ヴァランダー警部周辺のことを扱うような“脇筋”も面白い。
    本作の最末尾に在る“訳者解説”だが、なかなかお得だ…ヴァランダー警部シリーズの刑事達に関する小事典が在る!!

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    ヴァランダー警部は捜査に能力を発揮するが、老いた父の行動を案じ、進路の定まらない娘を気遣い、恋人にもなかなか連絡が取れない。
    犯人は比較的早くわかるが、綿密な描写で飽きさせない。
    哀切な結末。

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    Posted by ブクログ 2011年08月12日

    下巻に入っても期待は裏切られませんでした。人物像がはっきりと浮かび上がっていること、1995年当時の世相がよく伝わること、そして着地がすっきりしていることなどがポイントの高さにつながっています。昔読んだ「マルティン・ベック・シリーズ」とは雰囲気が違いますが、こちらのスウェーデン警察小説シリーズもお勧...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年12月19日

    スウェーデンの作家「ヘニング・マンケル」の長篇ミステリ作品『目くらましの道(原題:Villospar)』を読みました。

    「ヘニング・マンケル」作品は先月読んだ『笑う男』以来です… 約1か月振りの北欧ミステリですね。

    -----story-------------
    〈上〉
    【CWAゴールドダガー賞...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年04月16日

    ヴァランダーシリーズ 5作め。この作品で英国推理作家協会のゴールドダガー賞を、受賞している。
    スウェーデン史上稀に見る連続殺人の犯人を、追うヴァランダーの推理力や、忍耐と、粘り強さは、圧巻!この作品でも、児童買春や、上流階級者の闇等、本筋同様に、重い問題が、提起されている。

    0

    Posted by ブクログ 2019年12月28日

    <上巻とあわせて>

    はじめての北欧ミステリー。

    初めは聞きなれない地名や人の名前にとまどったけれど、一文が短くわかりやすく訳されているのでとても読みやすい◎
    翻訳をされている柳沢さんの講演に伺った際、「北欧ミステリー作家は、社会小説家だ」とおっしゃっていたことがよくわかる内容だった。
    特にジェン...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年09月15日

    (上巻より)

    ただ、心理学者のマッツ・エルクホルムが、
    もうちょっと活躍(捜査上だけでなく)してくれると、
    良かった気がする。

    女性署長が就任した、今度の展開に期待したい。

    0

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