背後の足音 下
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背後の足音 下

長年いっしょに仕事をしてきた同僚の刑事が殺された。そのあまりに無惨な殺人現場に、ヴァランダーを始め、イースタ署の面々は言葉を失った。どうやら殺された刑事は、夏至前夜に消えた若者たちの事件を調べていたらしい。二つの事件は同一犯のしわざなのか?調べを進めるうちに、次第に明らかになる同僚の隠された素顔。自分はいったい、彼の何を知っていたのか。焦燥感がつのるなか、次の犠牲者が……。糖尿病からくる体の不調と闘いながら、ヴァランダーは事件の真相に迫る。現代社会の病巣を見事にえぐった、北欧の巨匠、マンケルの傑作。/解説=小山正

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背後の足音 のシリーズ作品

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  • 背後の足音 上
    1,222円 (税込)
    夏至前夜、三人の若者が自然保護地区の公園でパーティーを開いていた。18世紀の服装、音楽、美味しい料理、ワイン。物陰から彼らをうかがう目があるとも知らず……。イースタ警察署に一人の若者の母親から、娘を捜してくれという訴えがあった。夏至前夜に友人と出かけて以来、行方がわからないというのだ。旅先からの絵はがきは偽物らしい。捜査会議を招集したが、刑事のひとりが無断で欠席した。几帳面な人物が、なぜ?不審に思ってアパートを訪ねたヴァランダーの目の前に、信じられない光景が。CWAゴールドダガー賞受賞シリーズ。
  • 背後の足音 下
    1,222円 (税込)
    長年いっしょに仕事をしてきた同僚の刑事が殺された。そのあまりに無惨な殺人現場に、ヴァランダーを始め、イースタ署の面々は言葉を失った。どうやら殺された刑事は、夏至前夜に消えた若者たちの事件を調べていたらしい。二つの事件は同一犯のしわざなのか?調べを進めるうちに、次第に明らかになる同僚の隠された素顔。自分はいったい、彼の何を知っていたのか。焦燥感がつのるなか、次の犠牲者が……。糖尿病からくる体の不調と闘いながら、ヴァランダーは事件の真相に迫る。現代社会の病巣を見事にえぐった、北欧の巨匠、マンケルの傑作。/解説=小山正

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背後の足音 下 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年06月11日

    解説であったように、初期3作の「壁」を越えてからは、安定した面白さ。人に勧めるなら「笑う男」以降だろうか。

    0

    Posted by ブクログ 2015年02月06日

    随分とスローペースで読んだが、高価な文庫なのでそれもよしとしよう。

    ヘニングマンケルを初めて読んだ。
    話に吸い込まれヴァランダーの愛すべきキャラにも惹かれてしまった。

    これからゆっくり時間をかけてヴァランダーシリーズを読めると思ったら実に幸せ。

    ミステリーなので幸せな話では無いけれども(笑)。

    0

    Posted by ブクログ 2015年01月31日

    今回またヴァランダーの鋭い冴えとアクション、反面情けない中年男のへこみ具合を味わえました。とは言え現代社会の闇の深さはなにもスエーデンに限った事ではなく、また犯罪の多様性や訳のわからなさのようなモノも奥深いのだと気づかされました。

    0

    Posted by ブクログ 2013年07月23日

    苦みばしったヨレヨレの主人公刑事、今の世相を反映した不気味な犯人、素晴らしい物語と三拍子揃った、文句無しの傑作。

    主人公のヴァランダーが、弱く、孤独で、疲れ果て、イライラしているという人物造形がいい。それでも、正義を失わないでいたいと祈るようにして動き回る中年の刑事。


    この犯人のように、奇妙に...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年11月05日

    スウェーデンのミステリ。
    クルト・ヴァランダー警部のシリーズ7作目後半。
    規模の小さな警察が大事件を抱えての奮闘を描きます。

    部下の警官スヴェードベリが殺され、目立たなかった彼の意外な面がわかってくる。
    夏至祭に殺された3人の若者の事件を、ひそかに捜査をしていたらしい。
    スヴェードベリが隠していた...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年01月29日

    のどかな北欧の国、スウエーデン。
    私にとっては美しい自然と手仕事の盛んな国という
    イメージの憧れの地。しかし、ヘニング・マンケルの
    描く小説世界のスウェーデンはかなりダーティ。
    そこには現代のこの国のかかえる問題点が
    浮き彫りにされている。社会福祉の進んだスウエーデン
    にも格差社会により生まれた『落...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年10月31日

    何ともやるせない気持ちにさせる結末。
    でも、文句なしのベストワン。

    ヴァランダー刑事と私は、この物語の段階で同い年であることが分かった。糖尿病の心配はないが、血圧は高いし、運動不足だし、そういう意味でも親近感を覚えた一冊であった。

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    Posted by ブクログ 2011年08月31日

    本作のタイトルである「背後の足音」という表現だが…直接的には、ヴァランダーの背後に蠢く謎の犯人―これがこのシリーズの“犯人”の中では「最も不気味で不可解」な人物かもしれない…―の足音であり、“足音”が示すその人物の気配のことを示すと理解出来る…が、同時にこれは「知らぬ間に社会が抱えている、名状し難い...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年12月19日

    スウェーデンの作家「ヘニング・マンケル」の長篇ミステリ作品『背後の足音(原題:Steget efter)』を読みました。

    『目くらましの道』に続き「ヘニング・マンケル」作品です… 読み始めると北欧ミステリは続いちゃいますね。

    -----story-------------
    〈上〉
    夏至前夜、三人...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年12月21日

    シリーズ物とは知らず、本作から読んでしまったが楽しめた。手掛かりがないところから、ジワジワと犯人に迫っていく様が面白かった。
    また、最後にはスウェーデンが抱える問題についても触れてあり、その点は日本にも共通するなぁと思い、興味深かった。

    0

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