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長年いっしょに仕事をしてきた同僚の刑事が殺された。そのあまりに無惨な殺人現場に、ヴァランダーを始め、イースタ署の面々は言葉を失った。どうやら殺された刑事は、夏至前夜に消えた若者たちの事件を調べていたらしい。二つの事件は同一犯のしわざなのか?調べを進めるうちに、次第に明らかになる同僚の隠された素顔。自分はいったい、彼の何を知っていたのか。焦燥感がつのるなか、次の犠牲者が……。糖尿病からくる体の不調と闘いながら、ヴァランダーは事件の真相に迫る。現代社会の病巣を見事にえぐった、北欧の巨匠、マンケルの傑作。/解説=小山正
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Posted by ブクログ
なぜ俺はスウェーデン人でないのか
悔やまれてならない
もし、俺がスウェーデン人であったなら
この傑作がさらに7,000倍は面白かったはずだ
残念でならない
はい、というわけでね
刑事ヴァランダーです
もう何が凄いってあーた
ヴァランダーもの忘れがひどすぎるよ!
もう8割方携帯を忘れる
ちゃんと持ってる残りの2割もだいたい充電がこころもとない
初老の哀しさよ
ヴァランダーはコツコツと事実を積み重ねて捜査する警察官でありながら、ちょっとした違和感から閃きを得る天才型の探偵でもある
それは事件現場で感じるものだったり、誰かと話したときの言葉だったりする
後になってピカーン!と閃く
あの時のあれ、あの時の言葉、すごく重要だった気がする!!!
しかし、忘れてる
肝心なことは忘れてる
おい!
んーここまで出てるのに!状態
もちろん読者はページを遡って確認し、ヴァランダーの一歩先に行くことは出来る
でも、そんなことをしたらもったいない
こっちだって覚えちゃいないけど、あれ?そういえばさっき変なこと言ってたな?あれ、なんて書いてあったっけ?とヴァランダーと一緒ここまで出てるのに状態のまま読み進めるのが正しい
そうだーーー!これだーーーー!
が気持ちええw
Posted by ブクログ
スウェーデンのミステリ。
クルト・ヴァランダー警部のシリーズ7作目後半。
規模の小さな警察が大事件を抱えての奮闘を描きます。
部下の警官スヴェードベリが殺され、目立たなかった彼の意外な面がわかってくる。
夏至祭に殺された3人の若者の事件を、ひそかに捜査をしていたらしい。
スヴェードベリが隠していた写真に写っていた人物は、誰なのか。公開しても、見た者はなかなか現れない。
ヴァランダー自身は体調が悪くて治療を始めるが、たまたま血糖値が高いだけと糖尿病であることを認めず、署員にも病気のことを知らせない。
こういうふうに、仕事にのめり込むタイプなのですが。
周囲に心配をかけながら、何でなの、このダメおじさんは全くぅ~という中年男の危機がなんとも相変わらず。
地道な捜査で、殺人者を追いつめていく所は、迫力。
犯人の方でも、次の標的や、警察を狙っているのだから、それが交錯していくスリルで、胸が苦しくなりそう。
犯人の人間像も、筋が通っているわけではないのが、またリアルな怖さがあります。
とうてい幸福とは言えないが、決して暴力的ではなかった人間がなぜ突然、凶行に走ったのか…
世界は歪み、崩れようとしているのか?
孤独がちなヴァランダーですが、新たな知り合いに誘われて思いがけない休暇を過ごすことに。
船でもはや住む人のいない島へ渡り、この国に人が暮らし始めた原点を思う。
最後に何とも良いシーンがあります。
夏至祭に扮装してパーティをするというのも、やや変わったことではあるらしい。
被害者も、ただ幸福な若者だったわけではないんです。
北欧では夏は「暖かくて快適」な季節で「暑くてしんどい」というのはないそう。
そのため夏至祭は、クリスマス以上に盛り上がるハッピーな時期なのだと。
後書きにそうあったので、あらためて事件の印象を認識しました。
1997年発表、2011年7月翻訳発行。
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