柳沢由実子のレビュー一覧

  • 悪い男

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    ネタバレ

    このシリーズは外れがない気がする
    一気読みだった
    小さな国なので、隣近所知り合いばかりっぽいけど、レイプはあるんだ。おまけに捕まっても1年ちょっとの刑で終わるんだ
    確かに殺したくなるね

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    2024年05月18日
  • 手/ヴァランダーの世界

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    ヴァランダーシリーズをケネス・ブラナーのドラマで観て、物語の良さとヴァランダーの哀愁がいつまでも心に残る面白さだった。
    登場人物や地理の紹介があって、忘れてしまっている個々の物語をつなげることができる作品。
    とはいえドラマでしかまだ知らない世界。最初から読んでみようか。

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    2024年04月25日
  • 悪い男

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    殺害された被害者はレイプドラッグを所持しており… 家族の絆を細やかに描いた社会派ミステリ #悪い男

    ■あらすじ
    アイスランドの首都レイキャヴィークで発生した殺人事件、アパートの一室で男の死体が発見されたのだ。部屋からは女性のスカーフが見つかり、さらに彼はレイプドラッグを所持していたことが判明する。主人公である捜査官であるエリンブルクは、彼に乱暴された女性を探すために捜査を始めるのだった…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    シンプルかつストレートな北欧ミステリーですね、胃にずっしりと来ました。タイトル『悪い男』とは間違いなくこの被害者であるのは想像がつく、一体この事件にはどんな背景があるのだろう

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    2024年04月04日
  • 苦悩する男 下

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    クルト・ヴァランダー最後の事件である。最後は悲しくて寂しくて泣いた。でも彼にはお疲れ様と言ってあげた方が良かったか。老いへの恐怖、死への恐怖、年を取れば取るほど私自身にも迫りつつある。若い時に政治に関わらなかった後悔も、体力や気力を失いつつあっても、生きねばならない虚しさも。人種も環境も全く違うのに、いつも共感があり、親しみを覚えた。大好きなシリーズ。

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    2024年03月20日
  • 印

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    地名人名が長くて覚えられないほかは
    相変わらず渋くて、
    きちっと解決しないような、
    間に合わないような、
    救いがあるような無いような結末に痺れます。

    相手が英語を使うと電話をガチャンと切る
    エーレンデュル、笑える。

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    2024年01月28日
  • 印

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     安定の暗さと面白さ。死後の世界に魅了された女性の自殺とその裏側…。エーレンデュルはエヴァリンドと少し関係が良くなってきた感じ。最後、遂に弟への気持ちを整理するのかな?
     次回も待ち遠しいです。

     アイスランドの寒さや美しい風景が目に浮かぶ、この時期にぴったりの作品だと思います。

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    2023年12月28日
  • 五番目の女 下

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    やっぱすげーわイチロー

    間違えたマンケル(たぶん間にユンケル挟まってる!)

    なんての?こうグリュグリュグリューンってなってポワワーン…ズシャーンみたいな感じよ
    分かりやすく言うとウルトラQのオープニングみたいな感じ(まだそれほど分かりやすくない)

    あれあるじゃん
    蜜柑の搾り汁だっけ?で書いて後で炎であぶると出てくるやつ
    送り出し?

    ぜんぜん違うわ!

    送り出しは相撲の決まり手だわ!
    あぶり出しだわ!
    自分であぶる言うてるわ!

    何だっけ?何の話だっけ?
    元寺尾の錣山親方が亡くなった話だっけ?
    かっこよかったよねって違うわ!
    寺尾はかっこよかったけど違うわ!

    これ自分がスウェーデン人だ

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    2023年12月24日
  • 五番目の女 上

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    んんんんんーむはーッ

    何だこの書き出し

    お久しぶりです
    刑事ヴァランダーです
    意図したわけではありませんがだいぶ間が開いてしまいました
    でもそんなに連続して読むもんでもない気がするのです

    何しろ大リーグ養成ギプスのようなシリーズですからね

    んんんんんーむはーッです

    何ですか

    本の感想です

    では下巻です

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    2023年12月23日
  • 印

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    アーナルデュル・インドリダソン『印』創元推理文庫。

    レイキャヴィク警察シリーズ第6弾。

    サマーハウスで起きた首吊り自殺の謎だけではなく、主人公であるエーレンデュルの家族や過去と共に30年前に起きた失踪事件を描くことで、ストーリーに重厚感が増しているようだ。焦ってはいけない。これは、ゆっくりとじっくりと味わうべきミステリーなのだ。


    歴史学者のマリアがサマーハウスで首を吊って死んでいるのをマリアの友人のカレンが発見する。マリアの夫によると、数年前に母親を癌で失ってから彼女は精神的に不安定になり、死後の世界に興味を持ち、降霊術師の元に出入りしていたらしい。

    マリアの死は自殺とされ、荼毘に付

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    2023年12月19日
  • 湿地

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    初めはなかなか進まなかったけれど…
    気がつけば引き込まれていった。
    雨のシーンなど情景が目に浮かぶ。
    ただ悲しい。

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    2023年11月23日
  • 湿地

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    昔のアイスランドの伝承文学〝サーガ″(子牛のなめし革に簡潔に書かれたもの)を目指しているそうで、とにかく無駄のない文章で書かれており、一気読みで読み進められます。
    作者曰く、「犯罪小説は〝人間の条件″を描く文学、即ち、ある人物が自分や周りの人々の人生を良くしようとしていた事、ないしはしなかったことを描く文学であり、常に自作ではそれを心がけている」とのことで、降り注ぐ雨の中、暗く重苦しい感情を持つ登場人物の生き様が綴られていく。
    必ず、次作を手に取りたくなるシリーズである。

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    2023年10月04日
  • 緑衣の女

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    ネタバレ

     家族を持つ前に二の足を踏む男。家族を持ちたかったが、それが叶わず身を投げる女。家族になったが、それを自分で壊してしまった主人公。作者が〝子供を大切にし、愛すること。それだけが親の責務である。“と訳者に力を込めて語ったという、その親の責務が果たせず、家族を粉々に打ち砕き破壊し尽くす父親。人骨発見を機として、それぞれの家族が交差しながら、重いテーマであるドメティック・バイオレンスが、言葉を尽くして書き切られていく。女性に対しての暴力の描写がリアルで、同じ女性として、読み手を辛くさせる。
     今日もどこかに、身を守るために敵を屍にして穴に埋めざるを得ない状況にいる人が、心の中で握ったナイフに力を込め

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    2023年09月21日
  • スウェーディッシュ・ブーツ

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    ネタバレ

    放火犯は誰かというミステリーでもあるが、小島に住む孤独な元医師の老人フレドリックの回想と老人性生活への欲望と娘との関係改善に至る日記でもある。
    しかしこの主人公はかなり自分勝手な男で30才も年下の新聞記者へのアプローチには正直気持ち悪さが先に立ち彼女がそれをそこまで嫌がらないのが不思議。作者が男性なので仕方ないのかなあ。
    犯人は分かったけれど動機がはっきりわからなかったのは残念。

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    2023年08月11日
  • スウェーディッシュ・ブーツ

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    祖父母から受け継いだ小島の木造の家で一人暮らすのは元医師フレドリック。

    秋の夜、就寝中に強烈な明るさで目をさましたときあたりは灰色の煙が充満していた。
    なんとか逃げ出したフレドリックだったが、家は全焼する。
    警察の調べで火事の原因が放火であると判明するが、保険金目当てではないかと疑いをかけられる。

    いったい誰が…真相は…となるが
    その間、港の店主が亡くなったり、駐車場の持ち主も…。
    そしてそのあとも2件の火事で家が全焼となる。
    火事では幸いに死者は出ていないが、誰が何の目的でとなるのである。

    犯人の目的もわからないが、その間のフレドリックの周辺のジャーナリストや娘とのことが多く心を揺さぶ

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    2023年07月21日
  • 湿地

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    ネタバレ

    2013年版このミス海外編4位。
    暗いアイスランドの空(想像です)のような静かな警察小説。但し展開は早く読みやすい。
    妻に去られ娘は麻薬中毒というベテランの刑事が部下とともに殺人事件の真相を追っていく。
    殺された老人は、レイプで訴えられた過去があった・・・というところから展開していく話で、女性にはつらい部分もあるかもしれない。
    過去が明らかになっていくことにより、悲劇が起きたという真相は、痛ましく悲しい。

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    2023年07月18日
  • スウェーディッシュ・ブーツ

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    人生終焉前の寂しさと恐怖… 価値観の偏りや歪んだ欲望の醜さが悲しい #スウェーディッシュ・ブーツ

    ■きっと読みたくなるレビュー
    既に現役の医者をリタイヤして、静かに暮らしている主人公。しかし胸に秘めた人間性は、なかなかのキモさと偏見で形成されている。

    年甲斐もなく色恋沙汰を期待したり、嘘をついたり、人の領域に土足で踏み込んだり…
    動機は自らの寂しさや恐れからの回避なんでしょう。人生を悟るべき年齢にもかかわらず、あまりにもカッコ悪い。正直読んでいると嫌な気分になってくることも多々あります。

    しかし、気持ちは痛いほど分かる。
    私も年齢を重ねてきました。どんなに頭でわかっていても、価値観の偏り

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    2023年06月14日
  • スウェーディッシュ・ブーツ

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    スエーデンの小島に住む老主人公の家が火災になったところから物語ははじまる。
    全てを失った老人の孤独が、晩秋の群島の描写と重なり胸に迫ってくる。私なら絶対に好きになれない描写の主人公だが何故か引き込まれてしまう。ささやかな日常と連続火災事件の対比ももの悲しい。イタリアンシューズの続編。

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    2023年05月31日
  • 手/ヴァランダーの世界

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    マンケル自身が書いた、ヴァランダーものに出てくる地名、人物索引があるというので購入。さらにヴァランダーものの作品全部の導入が書かれている。さすが作者の書く紹介文、作品の目の付け所がかかれている、うまい。プラス短編「手」がある。これがおもしろい、とてもよかった。

    「手」
    田舎に住みたいヴァランダー、紹介された家に見に行くと、なんと庭から人間の手の骨が突き出ていた。手は前の住人、その先の住人と調べていくと出て来た秘められた出来事。第二次世界大戦の影が見える。

    ヴァランダーの紹介文になると、「どちらが犯人でどちらが犠牲者かはとうてい言えるものではなかった。」と締めくくる。

    2004,2013

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    2023年05月28日
  • 霜の降りる前に 下

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    クルト・ヴァランダーの娘リンダが主人公。警察官になる直前の事件を父と共に追いかける。今までのシリーズで時々出てくる娘リンダは、いつも情緒が不安定でフラフラしているイメージしかなかったが警察官になるとはびっくり。彼女の両親に対する、愛情や軽蔑がない混ぜになった感情がリアルで、意外と似たもの同士である父娘のやり取りにくすっと笑えてしまう。娘の容赦のない父の描写が特に面白く、クルト・ヴァランダーという人間の輪郭が際立ち、やはり彼はヒーローになりきれないなあと感じる。そこが良いのだが。
    そうそう事件はカルト宗教がらみになるが、いつもな感じで面白かった。作者が亡くなってしまったので、ヴァランダーシリーズ

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    2023年04月28日
  • 湿地

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    悪意は後に誰かに災いを引き起こす。
    悪い人間はそんなことは1ミリも感じないからどうにもならない。持って生まれたものか…その一族の因果なのか…どこかでおとしまえをつけないとね。
    正義はどこまで光を信じぬけるかだ!

    ぜひ〜

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    2023年04月24日