緑衣の女

緑衣の女

男の子が住宅建設地で拾ったのは、人間の肋骨の一部だった。レイキャヴィク警察の捜査官エーレンデュルは、通報を受けて現場に駆けつける。だが、その骨はどう見ても最近埋められたものではなさそうだった。現場近くにはかつてサマーハウスがあり、付近には英米の軍のバラックもあったらしい。サマーハウス関係者のものか。それとも軍の関係か。付近の住人の証言に現れる緑のコートの女。封印されていた哀しい事件が長いときを経て明らかに。CWAゴールドダガー賞・ガラスの鍵賞をダブル受賞。世界中が戦慄し涙した、究極の北欧ミステリ登場。

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緑衣の女 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    なんとアイスランドの推理小説作家。同国では姓名が無いとのこと!!!
    少し暗いけど、その国の様子がわかり、とても面白かった。

    0
    2022年12月07日

    Posted by ブクログ

    この作者の本で読んだのが2作目。

    2つの時間軸で物語が進んでいき、少しずつ真相が明らかになっていく感覚はとても良かった。

    1作目と同じように、日本とアイスランドで国は違うが、刑事たちがコツコツと足で真実に近づいていく感覚は共通しているように思えた。

    0
    2022年05月06日

    Posted by ブクログ

    「家族」とは何か……。

    子どもの拾った小さな骨から、次第に表われていく数十年前の白骨死体(徐々に、であることがとても効果的)。
    主人公エーデンデュルの捜査とその娘の出来事と並行して、ある家族の過酷な過去の出来事が語られていく。

    登場する刑事たちは淡々と調べ、コツコツと人から話を聞き、少しずつ進む

    0
    2022年02月07日

    Posted by ブクログ

    インドリダソンもう1つの傑作、これも面白い!もはや推理小説の域ではない。現代の日本の小説は私小説のような書き方をする。登場人物が何を考えてるのか、心の内を書き尽くす。これがまだるっこしい。海外の小説の描写は簡潔だ。心の内なんて書かない。映画を観てるようだ。芥川龍之介のような文章の簡潔さが好きだ。さて

    0
    2020年11月16日

    Posted by ブクログ

    男の子の拾った骨がいったい誰の骨なのか。最近のものではないということしかわからず、古代のものの可能性もあり考古学者が時間をかけてゆっくり掘り出す間、エーレンデュルたちが過去をすべて掘り起こしていく手法は見事でかなり読みごたえがありました。絶対この人だと思ったひとだったかどうか、最後までぐいぐい引っ張

    0
    2018年09月28日

    Posted by ブクログ

    「緑衣の女」、ミステリというよりは文芸作品といった趣き
    トリックを明らかにしていくというよりは、人間の心のひだを探ってく感じでしょうか
    ひたひたと人間の深部に分け入っていく
    そうした社会や人間の暗さ・よどみを、淡々と語る怖さがあります

    衝撃的な出来事も(ミステリの事件としては地味ですが)、表面的な

    1
    2018年03月02日

    Posted by ブクログ

    前作もだけど悲劇的で泣きそうになる。
    埋められた人骨と緑のコートの女、この二つがどう繋がるのか。
    その謎を解くにはある一家の物語を知る必要がある。
    でもこれが本当に辛くて。
    いわゆるDV家庭で、これでもかってぐらい暴力描写がある。
    一度も妻の名前を呼ぶことなく、ひたすら相手を貶める言動をする。
    それ

    0
    2025年08月09日

    Posted by ブクログ

    床に座った子どもがしゃぶっているものを見て、若者はすぐにそれが人間の骨だとわかったー

    冒頭から一気読み確定パターン…(笑)

    住宅建設地から見つかった人骨の一部
    既に60年以上も経過した古いものだった

    骨の主は誰なのか?なぜそこに埋められているのか?真相を追う捜査官たちの物語…
    このシリーズの主

    0
    2025年02月26日

    Posted by ブクログ

    重く積み重なってゆくようでもあり、深くくい込んでゆくようでもあり。
    激しい暴力に、精気を失い、どんどん小さく縮こまってゆくような彼女。
    そばには3人の子供たち。
    一方、娘の状況が、そして過去が影を落とす捜査官エーレンデュル。
    人はみななにか重いものを背負っている、とは彼の言葉である。

    静けさの中に

    0
    2024年10月09日

    Posted by ブクログ

    アイスランドの作家アーナルデュル・インドリダソンの長篇ミステリ作品『緑衣の女(原題:Grafartogn)』を読みました。
    アーナルデュル・インドリダソンの作品は5年前に読んだ『声』以来なので久し振りですね。

    -----story-------------
    2003年ガラスの鍵賞、2005年CWA

    0
    2024年08月31日

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