相場英雄のレビュー一覧

  • 震える牛

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【良かった点】
    食品業界の闇を題材にした社会派ミステリーとして読み応えがあった。刑事たちの奮闘や、事件の犠牲となった人々の人生が丁寧に描かれており、人間ドラマとしても楽しめた。最後にネット記者へ思いが託される展開には、わずかながら希望を感じた。

    【気になった点】
    一課長の裏切りをはじめとする警察組織の描写は後味が悪く、納得しきれなかった。また、二人同時の殺害にはやや強引さを感じた。

    【おすすめ度】
    ★★★☆☆(3/5)

    【ミステリーとしての意外性】
    ★★★☆☆(3/5)
    真相の驚きよりも、社会の闇と人間模様が印象に残る作品。

    0
    2026年07月14日
  • 一滴の沈黙

    Posted by ブクログ

    捜査一課の敏腕刑事が中国人を殺してしまった、無言を貫き通す女子大学生を感落ちさせる。
    「いくらなんでも、こんなことある?」と思う、そんな話。そうは言いつつ、次のページが気になり読み進め、あっという間に読み終えた。

    0
    2026年07月10日
  • 震える牛

    Posted by ブクログ

    ・平成版砂の器ということに納得した部分もあるが、犯人の思いは全く異なる。


    田川信一
    宮田次郎 捜査一課長
    池本功治
    立原恭三
    井上 組対四課

    赤間祐也 殺人事件被害者、獣医師
    西野守 同、産廃業者
    矢島達夫 同事件管理官

    滝沢文平
    柏木友久 オックスマート総帥
    信友 長男
    真貴子 長女、死亡

    八田富之 ミートボックス社長
    三浦修 国会議員

    武田一作 クロキン創業者
    筒井 執行役員
    高森憲治 アルプススポーツ支社長

    鶴田真純 記者

    0
    2026年07月16日
  • 震える牛

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    はぐれ刑事純情派を見てるみたいで面白かった
    地方のショッピングセンターと商店街の実態は実感も湧く部分はあった。添加物やBSEの規制を強めても、かいくぐる人がいたら意味ないのよな。。難しい問題だと思った。
    畜産、卸業に若干関わりがあるので興味深く読めた。産業廃棄物業者と聞いて牛の廃棄物やろなというのは自然に考えつくところかと思った。

    0
    2026年07月08日
  • 一滴の沈黙

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    殺害の理由も良くわからないし、ずっとそうだろうなって予想した通りの結末でつまらなかった。ただ、多文化共生はやはり無理だなと痛感。日本は日本人のもの。

    0
    2026年06月22日
  • 血の雫

    Posted by ブクログ

    東京都内で連続殺人が発生。凶器は一致したものの、殺されたタクシー運転手やお年寄りに接点は全くなく、捜査は難航を極めた。過去のトラブルで心を壊したベテラン刑事・田伏はITオタクの新米・長峰と犯人を追うが、事件はインターネットを駆使した劇場型犯罪に発展してしまう……。SNSの功罪、格差社会の現実を描き切る傑作警察ミステリー!

    力作だが、いろいろな要素を詰め込み過ぎだと思う。

    0
    2026年06月20日
  • アンダークラス

    Posted by ブクログ

    秋田県能代市で、老人施設入居者85歳の死体が近隣の水路から発見された。雪荒ぶ現場、容疑者として浮上したのは、施設で働くベトナム人アインである。外国人技能実習生のアインは、神戸の縫製工場で働きながら、僅かな収入を母国の家族へ送金する日々を送っていた。劣悪な労働条件に耐えかね失踪。列島を転々として東北にたどり着いた。重篤なガンを患っていた入居者に請われて、自殺を幇助したとの自供を始める。これで解決か……。捜査官らは安堵したが、ひょんなことから捜査に加わった警視庁継続捜査班の田川信一は、死体の「手」に疑いを抱いた。捜査線上にあがったのは、流通業界の覇者として君臨する世界的IT企業サバンナだった――。

    0
    2026年06月17日
  • ゼロ打ち

    Posted by ブクログ

    ハテナがいっぱい。
    途中主人公が何にキレてるのかちょっとよくわかんなかったし、情報流してきた爺ちゃん刑事もなにしたいんだかだったし。

    これ以上書くと馬鹿がばれる

    0
    2026年06月14日
  • サドンデス

    Posted by ブクログ

    人がアッサリとのし上がっていく様と、呆気なく成り下がっていく様は、誰にでも起こり得る事で、どちらにも怖さを感じながら読み進めていった。現代のネット社会も、便利になった反面、使い方を誤ってしまうと、これまでの環境下では決して邂逅することのない人同士を結びつけてしまう恐ろしさもあり、自然の摂理を超越した世界を作り出してしまう。

    0
    2026年05月15日
  • ゼロ打ち

    Posted by ブクログ

    突然の解散総選挙、激戦区の東京1区、選挙応援に駆り出される都知事、地元に顔のきく古参都議会議員、選挙情勢を必死に取材する大手マスコミの新聞社とテレビ局。名称は架空にしてあるが、誰でもモデルはわかるようになっている。元テレビタレントの女性知事って誰よ。いろいろなネタが満載、開票速報ってそうやって出されるのね。
    開票番組が始まった途端に出る当選確実というやつにはいつもやれやれという感じがしていたが、それで争っているマスコミに正直関心はない。当確、ゼロ打ち、全部マスコミ村の勝手な競争じゃないですか。主人公の新聞記者が言う言葉もそのとおり。で、この話はどう落とし前つけるのか。
    世の中の真実を知りたいと

    0
    2026年05月13日
  • 血の雫

    Posted by ブクログ

    読みやすい作品ではあったけれども、作者の『震える牛』と『ガラパゴス』が好き過ぎて、同じ位の期待をしてしまいます。ですが、福島の人たちの心情がよく伝わってきて、深く考えさせられる作品でした。

    0
    2026年05月13日
  • イグジット

    Posted by ブクログ

    ミステリーというより経済サスペンス
    日本経済が破綻に向かっていることを示唆する物語

    為替、日銀、銀行、国債の仕組みなどなど勉強になります。

    実在の人物、政策をぼかしつつもこれは誰のことかわかっちゃうっていうのがミソ(笑)

    出版社の営業だった池内は異動で月刊誌の経済担当へ。
    その元恋人が仙台の地銀に勤めながらも、東京で営業。
    そして自殺。
    その背景には苦境にあえぐ地銀の姿、過酷なノルマ..
    そんな彼女が最後に会った男が古賀。

    池内はその古賀に会って、日本経済の裏側を聞くことに..
    さらに、古賀が政界の重鎮からの指示で動いていて、日銀総裁人事にも絡んでいることを知る。

    古賀の暗躍を記事に

    0
    2026年05月09日
  • 株価操縦

    Posted by ブクログ

    相場作品にしては物足りなかった、かな。
    ストーリーがやや単調で、展開が読めてしまった。
    ミステリーとしては成立しているのだけど、他の相場作品と比べると、うーん⁈といった内容。
    それが文庫化されていない理由なのかもしれない。

    0
    2026年05月06日
  • ブラックスワン

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    台湾情勢、EV覇権、中東の火種など、現代の地政学リスクを鮮やかに切り取った国際謀略エンタメ。

    元自衛官の傭兵、公安、他国のスパイなど、登場する各陣営のプロフェッショナルたちが放つ圧倒的な有能さが心地よい。保護対象である無垢な少女とのコントラストが、謎多き主人公の経歴に対する説得力を持たせ、物語の推進力をさらに際立たせる構造。

    特筆すべきは、日常に溢れる些細なニュースや断片的なデータから、世界の裏側で蠢く真実を紡ぎ出していくインテリジェンスの描写。情報戦ならではの知的興奮と、世界を股にかけたスピーディな攻防の連続。

    現実世界のニュースの見方も少し深くさせる、リアリティと熱量に満ちた一冊。

    0
    2026年05月03日
  • ブラックスワン

    Posted by ブクログ

    個体電池の実用化は、
    大国間のパワーバランスを
    一変させる可能性を感じた。
    既存の優位が揺らぎ、
    技術を握る国が主導権を持つ構図へ
    あっという間に移行するかもしれない。
    今のご時世なので軍事の流用も妙に納得。

    あまり意識してない分野の為、
    勉強になりました。

    あと純粋に伊是名島と無言館には行きたいなと。

    0
    2026年04月18日
  • 震える牛

    Posted by ブクログ

    チェーンのハンバーグとか食べたくなくなる…権力に揉み消された知りたくない事件が現実にいくつあるのかと思うと泣きたくなるね
    BSE知らなかったから勉強になったわ

    0
    2026年04月16日
  • アンダークラス

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    テーマがネットショップの裏側で、舞台の場所もわかるだけにフィクションか分からなくなってきてしまう。虐げられる女性や、外国人従業員たちの実態がしんどくて、前2作に比べてワクワク読めなかった。
    それくらいリアル。

    0
    2026年04月15日
  • 震える牛

    Posted by ブクログ

    狂牛病に端を発する『偽装』の連鎖と、組織の隠蔽体質に真っ向から挑む刑事の姿を描いたリアリティのあるお話。
    物価は高くなっているけど、あまりにも安いお肉にはご用心を。

    0
    2026年04月02日
  • サドンデス

    Posted by ブクログ

    この作者は社会に恨みでもあるんだろうか?
    毎度作品で大企業や経営者をいちいちわかりやすい悪者として描くんだけど、その描写が稚拙で辟易する。
    あと事件に関わってる人間の言動や心理描写も「そうはならんだろ」って感じの、短絡的であまりにも思慮が浅いもの。
    エンタメ小説としてはまあまあ面白かった。けど社会派サスペンスみたいな体を気取ってて、それと演出の稚拙さとのギャップがB級臭を際立たせてて満足度は低かった。

    0
    2026年03月29日
  • 楽園の瑕

    Posted by ブクログ

    山梨の寂れた農地に、大規模農場開発の計画が持ち上がった。その裏にいたのは、かつて大臣として経済の活性化を御旗に規制緩和を行い、経済格差を助長した男。県警のキャリア警察官はそこに汚職のにおいを嗅ぎつけ、金融の裏稼業をしていたが今は足を洗った男の協力ものと、捜査を始める。
    その開発の裏にある真実とは。。。
    地方創生、規制緩和などの問題をとらえた、社会派小説です。今回は開発側が完全に悪者で気持ちよく終われるフィクションですが、実際はもっと根が深い問題です。フィクションではありますが、完全にモデルがわかってしまうところ、大丈夫なんでしょうか?

    0
    2026年03月13日