相場英雄のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今一つの物語
棄民という聞きなれない言葉から入りました。
中東のテロ周りに話が広がるかと思いきや、福島原発事故による棄民ということでした。
本書のテーマは福島原発事故後の政府対応に対する復讐劇。
しかし、ちょっと違和感あるのと、なんともスッキリしない。
金融ヤクザの殺害、ゴールデン街のママの死、金融庁の審議官の宮古島での失踪。
これらの一連の事件の真相は福島原発事故の棄民による政府への復讐。
その手段は金融テロ。
そして、その首謀者はダークヒーローといった感じです。
幾重にも罠が仕掛けられていて、唸ってしまいます。
しかし、全体でみると、ちょっとバラバラ感があるんですよね。広げすぎなのかも -
Posted by ブクログ
世界情勢で全く予想されなかった事態が起こることを金融市場では『ブラックスワン』というらしいが、その正体をめぐっての逃亡劇が、スリリングで面白かった。
その正体である「全固体電池」という名前は初耳だったが、リチウム電池に変わる次世代バッテリーであり、近い将来EVなどに搭載される先端テクノロジーだという。そんなノーベル賞級の研究者が、日本と香港の血が混じった女子大学院生という設定は不自然な気がしたが、彼女の護衛を長年のスキルと強靭な肉体で守り抜く元自衛官の主人公が、実写化して欲しいほどカッコ良かった。
護衛を連れ立っての沖縄行きの目的は、那覇生まれの父方の祖母の墓参りであり、沖縄戦での痛ましい思い -
Posted by ブクログ
秋田県能代市で、老人施設入居者85歳の死体が近隣の水路から発見された。雪荒ぶ現場、容疑者として浮上したのは、施設で働くベトナム人アインである。外国人技能実習生のアインは、神戸の縫製工場で働きながら、僅かな収入を母国の家族へ送金する日々を送っていた。劣悪な労働条件に耐えかね失踪。列島を転々として東北にたどり着いた。重篤なガンを患っていた入居者に請われて、自殺を幇助したとの自供を始める。これで解決か……。捜査官らは安堵したが、ひょんなことから捜査に加わった警視庁継続捜査班の田川信一は、死体の「手」に疑いを抱いた。捜査線上にあがったのは、流通業界の覇者として君臨する世界的IT企業サバンナだった――。
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Posted by ブクログ
突然の解散総選挙、激戦区の東京1区、選挙応援に駆り出される都知事、地元に顔のきく古参都議会議員、選挙情勢を必死に取材する大手マスコミの新聞社とテレビ局。名称は架空にしてあるが、誰でもモデルはわかるようになっている。元テレビタレントの女性知事って誰よ。いろいろなネタが満載、開票速報ってそうやって出されるのね。
開票番組が始まった途端に出る当選確実というやつにはいつもやれやれという感じがしていたが、それで争っているマスコミに正直関心はない。当確、ゼロ打ち、全部マスコミ村の勝手な競争じゃないですか。主人公の新聞記者が言う言葉もそのとおり。で、この話はどう落とし前つけるのか。
世の中の真実を知りたいと -
Posted by ブクログ
ミステリーというより経済サスペンス
日本経済が破綻に向かっていることを示唆する物語
為替、日銀、銀行、国債の仕組みなどなど勉強になります。
実在の人物、政策をぼかしつつもこれは誰のことかわかっちゃうっていうのがミソ(笑)
出版社の営業だった池内は異動で月刊誌の経済担当へ。
その元恋人が仙台の地銀に勤めながらも、東京で営業。
そして自殺。
その背景には苦境にあえぐ地銀の姿、過酷なノルマ..
そんな彼女が最後に会った男が古賀。
池内はその古賀に会って、日本経済の裏側を聞くことに..
さらに、古賀が政界の重鎮からの指示で動いていて、日銀総裁人事にも絡んでいることを知る。
古賀の暗躍を記事に