相場英雄のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
結構前からドラマ化の帯が付いていたけど、WOWOWで丁度やってたな。
全5話の内1回目だけが無料放送ということで、WOWOWに入る気がない私は、中途半端になるので見なかったけど、確かにそのくらいのドラマにすれば面白そうな題材のお話。
題名と殺された人物の職業から最初からネタはバレているような話で、複雑な構図に惑わされながらも捜査もそれほど難渋はせず、入り乱れる話をあまり上手く捌いたとも言えないけれど、そもそも「食の安全」という題材が興味をそそり、それが警察の腐敗や、地方都市を襲う大規模小売業進出の虚実や、世の中の色々なやくざな稼業などに彩られて、サクサクと進む展開は悪くない。
捜査の結末は苦々 -
Posted by ブクログ
今一つの物語
棄民という聞きなれない言葉から入りました。
中東のテロ周りに話が広がるかと思いきや、福島原発事故による棄民ということでした。
本書のテーマは福島原発事故後の政府対応に対する復讐劇。
しかし、ちょっと違和感あるのと、なんともスッキリしない。
金融ヤクザの殺害、ゴールデン街のママの死、金融庁の審議官の宮古島での失踪。
これらの一連の事件の真相は福島原発事故の棄民による政府への復讐。
その手段は金融テロ。
そして、その首謀者はダークヒーローといった感じです。
幾重にも罠が仕掛けられていて、唸ってしまいます。
しかし、全体でみると、ちょっとバラバラ感があるんですよね。広げすぎなのかも -
Posted by ブクログ
世界情勢で全く予想されなかった事態が起こることを金融市場では『ブラックスワン』というらしいが、その正体をめぐっての逃亡劇が、スリリングで面白かった。
その正体である「全固体電池」という名前は初耳だったが、リチウム電池に変わる次世代バッテリーであり、近い将来EVなどに搭載される先端テクノロジーだという。そんなノーベル賞級の研究者が、日本と香港の血が混じった女子大学院生という設定は不自然な気がしたが、彼女の護衛を長年のスキルと強靭な肉体で守り抜く元自衛官の主人公が、実写化して欲しいほどカッコ良かった。
護衛を連れ立っての沖縄行きの目的は、那覇生まれの父方の祖母の墓参りであり、沖縄戦での痛ましい思い -
Posted by ブクログ
秋田県能代市で、老人施設入居者85歳の死体が近隣の水路から発見された。雪荒ぶ現場、容疑者として浮上したのは、施設で働くベトナム人アインである。外国人技能実習生のアインは、神戸の縫製工場で働きながら、僅かな収入を母国の家族へ送金する日々を送っていた。劣悪な労働条件に耐えかね失踪。列島を転々として東北にたどり着いた。重篤なガンを患っていた入居者に請われて、自殺を幇助したとの自供を始める。これで解決か……。捜査官らは安堵したが、ひょんなことから捜査に加わった警視庁継続捜査班の田川信一は、死体の「手」に疑いを抱いた。捜査線上にあがったのは、流通業界の覇者として君臨する世界的IT企業サバンナだった――。