相場英雄のレビュー一覧

  • ガラパゴス 上

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    震える牛があまりにも面白かったため、続けて拝読。
    テーマは派遣労働者とエコカー問題。
    派遣労働者を物として扱う企業の姿勢を強調しており、少し過激な内容。
    「人間は置かれた環境と歳月で激変する」
    同感。

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    2019年01月08日
  • 血の雫

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    一見、脈絡のない連続殺人事件、意外な共通点は原発事故の被害に受けた福島県にあった。ネットの匿名性に隠れ、好き放題に人を傷つけるネット住人に鉄槌を下す「ひまわり」。心情j的には同調してしまう。薄っぺらい警察小説ではない骨太のストーリーはさすがの社会派小説の雄だ

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    2018年12月22日
  • ガラパゴス 下

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    読んでいる最中も読み終わった今もやり切れなさでいっぱいです。帯に『これは、本当にフィクションなのか?』とあるが『震える牛』にしろ『ガラパゴス』にしろ事実に基づく何かがあるからこその物語であると思う。安穏と生きている自分には計り知れない雲の上に駆け引きとかもくろみとかが現実にもあるんだろうなとも思う。

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    2018年12月13日
  • ナンバー

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    所轄から警視庁捜査二課第三知能犯に
    配属された西澤警部補が、関わる4つの事件。
    捜査二課のタイプではないと自覚しつつ、
    誰が引っ張ってくれたのか?
    を考えて、真藤筆頭係長が西澤の野球を
    見ていたということがわかる。
    捜査一課は殺人事件捜査の場合、現場の状況、殺害方法、凶器、被害者の人間関係などを調べ、捜査状況も変化していく。捜査二課は、ターゲットを絞っている、感づかれると証拠などを消されるので、証拠固めから理詰めで落とす。
    捜査の方法論が違っているのだ。

    保秘
    高校時代の野球部のマネージャーからの相談。
    妹が、問題なのよと言われて、その相談に乗るが、実は。
    世の中、敵か味方がよくわからないこ

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    2018年12月12日
  • 血の雫

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    ネタバレ

    これはよかった!!
    ガッツリ一気に行きたいやーつ!!
    さすが相場さん!! 他のも読まなくちゃ!!!

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    2018年11月25日
  • 血の轍

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    警察ものドラマとして面白かった。
    スピード感あるシーンもあり、ドラマ化された映像も見てみたくなった。
    公安の職務に全てを捧げる志水と、刑事の兎沢、それぞれの人生がせつない。

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    2018年11月17日
  • 血の雫

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     うーん。なんとも複雑な気持ちで読み終えることになった。犯人を許すことはもちろんできないが、犯人がこうなった背景を考えると、必ずしも犯人だけを責めることはできないと感じてしまった。

     連続して殺人事件が起こる。犯行の手口と凶器は一緒だが、被害者に共通するものがなく、また防犯カメラが設置されていない場所を狙って犯行を繰り返す用意周到な確信犯だ。
     捜査一課でその事件を担当することになった田伏と長峰。田伏は以前、少女誘拐事件を追っているさ中、善意の高校生に事件内容と田伏の顔写真をネットに流され、結果、少女が殺されることになってしまい、「ダメ刑事」のレッテルを貼られ、心を病んでしまった過去を持つ。

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    2018年11月18日
  • ガラパゴス 下

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    下巻では、事件の真相が次々と点と線が繋がって、企業体質とそこで働く、非正規労働者の問題がクローズアップされていく。
    単なる殺人事件としての推理本に留まらず、現在の社会問題に一矢報いることは「震える牛」との共通点かな・・・
    憎らしくも切なくなる小説でした。

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    2018年10月28日
  • ガラパゴス 下

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    二年前、都内団地の一室で自殺に偽装して殺害された沖縄県宮古島出身の非正規労働者・仲野定文。警視庁捜査一課継続捜査担当の田川信一は、仲野が勤務していた三重県亀山市、岐阜県美濃加茂市を訪れる。そこで田川が目にしたのは、国際競争に取り残され、島国で独自の進化を遂げる国内主要産業の実態だった。仲野は、過酷な労働環境の中でも常に明るく、ふさぎがちな仲間を励ましていたという。田川は仲野殺害の背景に、非正規の人材を部品扱いする大企業と人材派遣会社の欺瞞があることに気づく。現代日本の不都合な真実を暴き出す危険きわまりないミステリー!

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    2018年12月13日
  • ガラパゴス 上

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    警視庁捜査一課継続捜査担当の田川信一は、メモ魔の窓際刑事。同期の木幡祐治に依頼され、身元不明相談室に所蔵されている死者のリストに目を通すうち、自殺とされたナンバー903の男が他殺だったことを看破する。二年前に死体が発見された都内竹の塚団地を訪れた田川と木幡は、室内の浴槽と受け皿のわずかな隙間から『新城も』『780816』と書かれたメモを発見。903の男は、沖縄県宮古島出身の派遣労働者・仲野定文と判明した。仲野は福岡の高専を優秀な成績で卒業しながら派遣労働者となり、日本中を転々としていた…。

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    2018年12月13日
  • 不発弾(新潮文庫)

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    ネタバレ

    日本の裏歴史をわかりやすく書いた経済小説。
    フィクションだけど、実際に近いだろうし、
    バブルのころの、裏側を忠実に再現していて
    バブルと人の欲望の行く末みたいなところが面白い。

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    2018年11月17日
  • ナンバー

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    「震える牛」「ガラパゴス」と読んで
    ファンになった相場英雄さんの小説。
    短編集なのですごく読みやすかったです

    小説の舞台は警視庁捜査二課の第三知能犯捜査係
    横領や詐欺などの事件を追う部署
    通称「三知」

    知らんかった~
    こんな風に地道に作業を重ねて
    犯罪を追及していくのね~

    主人公の西澤辰巳は捜査一課から転属してきた駆け出し
    もうね、読んでたらハラハラするのよね
    「うわっ!女には気をつけろ~」
    「秘密保持~!」
    「西澤さん~大丈夫!?」
    などと心の中でつぶやきつつ読み進めました

    「三知」について知らないことも多くて
    ストーリーも面白かったのはもちろんだけど
    主人公にハラハラさせられるって

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    2018年10月04日
  • 共震

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     いまだ東北は震災復興からは程遠いという現実がある。
     日本人はそのことを完全に忘却している。

     震災復興に携わっていた県職員が毒殺された。
     大和新聞の宮沢賢一郎は独自に事件を追う。
     一方、警視庁捜査二課の田名部は震災復興費に絡むブラックマネーを追っていた。
     宮沢と田名部の追う先に、震災を食い物にする組織が明らかになっていく。

     3月11日のあの日、日本の広範囲で大地震と複合災害に震え上がったはず。
     しかし、忘れやすい日本人は東北の現実を見ていない。知らない。
     作者の「震災復興の現実を見ろ」という声が伝わってくる。

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    2018年09月01日
  • ガラパゴス 上

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    ストーリーの背景が少し前という感じがして新鮮さは無かったが、確かに社会や経済の問題として大きな議論があった。
    この時期より少し経済が持ち直してきているが、まだまだ雇用形態が派遣という事で思い悩んでいる人々がいると考えると暗い気持ちになる。
    下巻には明るい結末があるとは思えないが読まずにはいられない。
    ストーリー展開が巧みだと思う。

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    2018年07月30日
  • ガラパゴス 上

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    食肉偽装問題が題材の前作「震える牛」から四年。51歳の田川刑事が挑むのは派遣労働者偽装殺人の陰に潜む大企業のリコール隠し。そして、捜査の前に立ち塞がるのはSITの鳥居警部補。大企業や人材派遣会社と癒着し、隠蔽工作に奔走する彼にも暗い過去が―。真っ向から正義を貫く田川と黒い執念を燃やす鳥居、熾烈な攻防戦の序曲に胸が高まるが、所謂【氷河期世代】に属する自分は、作中で語られる派遣労働者達の劣悪な雇用環境に心が痛む。コスト削減の名の下に【部品】扱いされる彼らの苦しみを他人事とは到底思えない。息苦しさと共に下巻へ。

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    2018年07月14日
  • 不発弾(新潮文庫)

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    大手電機企業が発表した巨額の「不適切会計」。捜査二課の小堀秀明は、背後に一人の金融コンサルタントの存在を掴む。男の名は、古賀遼。貧しい炭鉱街の暮らしから妹を救うため、体力頼みの場立ち要員として証券会社に就職。狂乱のバブルを己の才覚のみでのし上がった古賀は、ある事件をきっかけに復讐を始めるのだった―。

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    2018年12月13日
  • リバース

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    捜査において、痛恨のミスを犯した警視庁捜査二課の第三知能犯捜査係(三知)は解体され、捜査員はそれぞれ所轄署に異動となった。その一人、目白署に配属された西澤は、万引き犯の話から詐欺事件の手がかりをつかむ。捜査を進めると、別の犯罪の影が見えてきた。それは、あまりにも非道な犯罪だった…。

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    2018年11月18日
  • トラップ

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    警視庁捜査二課の警部補・西澤は、ある汚職事件を追っていた。捜査がやや行き詰まりを見せる中、上司から“土管”という捜査方法を教えられる。その“土管”を駆使し、捜査対象者に迫る西澤。だがその裏で、警察官を監視する監察が動いていた(「土管」)。-横領や詐欺を担当する捜査二課を舞台に、警察捜査と犯罪の真相を描く。

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    2018年11月11日
  • 血の轍

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    過去と現在、視点や時系列がコロコロ切り替わるので若干読み難かったが「震える羊」同様に読者を引き込むステリーテラーぶりはお見事。一気読みしてしまった。兎沢・志水両名の意地の張り合いは男として理解出来てしまう悲しさ。肝心なことが置き去りにされ、誰も救われないのも現代の世相でしょうか…。

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    2018年06月20日
  • 共震

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    大和新聞東京本社の遊軍記者である宮沢賢一郎は、東日本大震災後、志願して東北総局に復帰した。コラム「ここで生きる」を立ち上げ、沿岸被災地の取材を続ける宮沢のもとに、東松島市の仮設住宅で他殺死体が発見されたとの一報が入る。被害者の早坂順也は、宮城県庁震災復興企画部の特命課長。県の枠を飛び越えて復興に尽力してきた人物だった。早坂は亡くなる直前まで、各被災地の避難所の名簿を照合していたという。これは、本当にフィクションなのか?

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    2018年11月25日