相場英雄のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
相場英雄『アンダークラス』小学館文庫。
『震える牛』『ガラパゴス』に続く田川信一刑事を主人公にした社会派警察小説シリーズの第3弾。
低賃金で過酷な労働を強いられる外国人技能実習生の問題を殺人事件に結び付けたのには些か強引のように感じた。勿論、低賃金労働者は日本の重大問題であるのだが。
タイトルの『アンダークラス』は下層階級を指し、派遣労働者、さらには過酷な労働を強いられながら僅かな報奨しか手に出来ない外国人技能実習生などを意味している。そして、同時に日本国民全員の近未来の姿を示しているのだ。
世界各国の労働者の賃金は上昇しているのに、日本だけが横這い、若しくは下降を示している。これには -
Posted by ブクログ
久しぶりに推理小説(警察小説)を読んだ。相場英雄氏の著書を読むのは2回目で、「震える牛」を読んだことがある。いわゆる社会派、現代社会の裏の部分のやるせなさを炙り出す。
本書は軽く読めるが、テーマは重い。日本で非正規雇用者が増えて、低賃金で働くことを余儀なくされるその人たちの生活がひっ迫しているということが根本にある。
ある非正規雇用者が自殺に見せかけて殺されていたことが分かった。彼はどうして殺されたのか。日本の組織や企業の闇の存在がある。弱い立場の人間は、もみ消されてなかったことにされる。
「そんなことあるかな?」と疑問に思う設定もいくつかあったが、最後まで楽しく読めた。警察小説は、最後に容疑 -
Posted by ブクログ
日本経済全体のヤバさ、衰退ぶりを明確に示した本。平成から始まる超金融緩和政策により、日本の政策金利は0%台を維持し、果てはマイナス金利まで導入した。これが意味することは、金融機関が顧客へ融資する際の貸出金利も下がり、日本国債の利回りも下がる(国債価格は上がる)ことにより、もはや金融機関は金利の利ざやで収益を支える事が不可能になった。顧客基盤を地域に根ざしている、地銀・第二地銀・信用金庫などは、かつては日本国債の利回りで濡れ手で粟の儲けがあったが、人口衰退で地域の産業基盤が崩壊しつつあるフェーズでは、融資で稼ぐことは難しい。そんな地銀がスルガ銀行のシェアハウス融資のように、到底価値のない商品を不
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Posted by ブクログ
この語り口、嫌悪感が沸き立つのを止められませんでした。フィクションでしょうが、ルポのようです。実際に起きててもおかしくないリアルさに背筋が寒くなりました。私も骨髄反射組組員、知らない間に操られているのだと深く自覚しました。ネットのアンケートに反応するのはやめようと決意するほど。スマホを捨てて一生ネットに頼らず生活するのは無理ですけど、何かに使われるかも、ということは常に意識しないとと強く思いました。機能的識字能力低下、というのはうなづけます。そんなことで上から目線の奴らにバカにされないよう磨き続けるしかありません。しっかし、舎弟とか代紋とかイメージ悪すぎですけど。