相場英雄のレビュー一覧

  • ガラパゴス 上

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    企業の雇用、賃金、非正規労働ってなんなんだろうと考えさせられる。企業も生き残りに必死ではあるが、働く人が落ち着いて生きていける賃金を安定的に得られる社会であって欲しいと強く思った。

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    2022年02月27日
  • トップリーグ2 アフターアワーズ

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    トップリーグのラストが気になっていましたが、そうだったのかと思うこと数回。
    この本を読んでよかったです。

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    2022年01月03日
  • 血の雫

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    東日本大震災から10年。
    文庫本になった今も少なからずリアルにこの問題は残っていることを実感する。

    この動機、小説だから成立するのだろうが、隠蔽された小さな埋もれた事件はいっぱいあるのだろう。
    結末が、今の日本を象徴しているようだ。

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    2021年12月21日
  • トップリーグ2 アフターアワーズ

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    トップリーグの5年後、再び主人公は自分の記者としての矜持と亡き父のために立ち上がる。最後まで一気に読んだ。

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    2021年12月12日
  • トップリーグ2 アフターアワーズ

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    続編なんですね。
    前作を読んでいなくても充分面白いと思ったけど前作を読んだ方がいいのかな。
    前作のラストがあるからラストがハラハラ感がました気がしますね。

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    2021年11月24日
  • 血の雫

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    最近、相場英雄の社会派ミステリー作品の虜になってますが、本作もなかなか面白かったですね!若干ネタバレ的になりますが、風化しつつある東日本大震災の原発被害をベースとした、他の作品でもありましたが、それを風化させてはいけないという作者のメッセージがこめられた作品になっておりました。
    まだまだ震災の爪痕は残っていると再認識させられました!

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    2021年11月14日
  • 血の雫

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    SNS等の、ネット犯罪的な、(普通に、Twitter、LINE で書き込む事の簡単さと、事の、重要性に、全く無関心であり、拡散力の絶対性)怖さが、存分に感じられる作品。
    現代の、社会問題を、取り上げたら、ピカ一の、相場作品。次が、早く読みたい。

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    2021年11月04日
  • ガラパゴス 下

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    継続捜査班・田川刑事の地取り、鑑取りが全国展開で進み、点が線になっていく過程を楽しめた。鳥居刑事の過去の生い立ち、派遣労働者が直面する劣悪で陰湿な労働環境、そしてガラパゴス化して国際競争力を失った日本の自動車産業のマイナス面が生んだ犯罪という構図が分かりやすく配置されている。最後は政治的な圧力による、田川にとって不本意な幕切れ。さて、彼が人材派遣会社・森社長に突き付けた落とし前はどうなる? まあ続編になるようなことはないんだろうな……

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    2021年10月31日
  • ガラパゴス 上

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    『震える牛』の次に選んだ著者の作品。鑑識課の身元不明者解消ノルマに付き合わされることになった田川刑事。しかし、自殺扱いだったホトケに他殺の痕跡を発見し、再捜査に着手したことから、派遣労働者の過酷な運命が露わにされていく。同時に、SITで業務上過失致死傷を扱う鳥居刑事と、派遣ビジネス、ハイブリッド車製造にまつわる黒い霧のストーリーが進む。本書を読むと、日本標準の製品開発は自動車に限らず、世界標準から見るとガラパゴス化が進んでいるのを実感できる。続きが気になる展開。下巻へ進むぞ!

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    2021年10月26日
  • Exit イグジット

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    日本経済全体のヤバさ、衰退ぶりを明確に示した本。平成から始まる超金融緩和政策により、日本の政策金利は0%台を維持し、果てはマイナス金利まで導入した。これが意味することは、金融機関が顧客へ融資する際の貸出金利も下がり、日本国債の利回りも下がる(国債価格は上がる)ことにより、もはや金融機関は金利の利ざやで収益を支える事が不可能になった。顧客基盤を地域に根ざしている、地銀・第二地銀・信用金庫などは、かつては日本国債の利回りで濡れ手で粟の儲けがあったが、人口衰退で地域の産業基盤が崩壊しつつあるフェーズでは、融資で稼ぐことは難しい。そんな地銀がスルガ銀行のシェアハウス融資のように、到底価値のない商品を不

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    2021年10月03日
  • レッドネック

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    この語り口、嫌悪感が沸き立つのを止められませんでした。フィクションでしょうが、ルポのようです。実際に起きててもおかしくないリアルさに背筋が寒くなりました。私も骨髄反射組組員、知らない間に操られているのだと深く自覚しました。ネットのアンケートに反応するのはやめようと決意するほど。スマホを捨てて一生ネットに頼らず生活するのは無理ですけど、何かに使われるかも、ということは常に意識しないとと強く思いました。機能的識字能力低下、というのはうなづけます。そんなことで上から目線の奴らにバカにされないよう磨き続けるしかありません。しっかし、舎弟とか代紋とかイメージ悪すぎですけど。

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    2021年10月01日
  • キッド

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    ひさしぶりの相場君や。今回も存分に楽しませてやと期待満々で読み進めた。
    主人公は不死身のスーパーマンで凄腕ガードマンやのに、割と周りの関係者が簡単に殺されてしまうで、、アレ??

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    2021年09月03日
  • クランクイン

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    とある日。広告代理店に勤める根本に、ベストセラー小説を映画にするよう社命がくだる。
    映画好きの根本は喜び、映画製作に邁進するがトラブル続出……果たして映画はできるのか。

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    2021年08月23日
  • キッド

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    今回も、期待通りの興味深いストーリーだった。
    実際の、本当の話しだとしても、近そうな話しは、あるのではと、思う感じ。
    木戸氏や、周辺の人々の、次回作を待望。

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    2021年08月13日
  • レッドネック

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    外資系広告代理店勤務の矢吹蛍子はカナダ出張を命じられる。大学講師ケビン坂田と巨額の契約を結ぶため。しかし矢吹は契約内容を教えてもらえない。来日したケビンはITに詳しいものを雇って何か良からぬことをしてる。同時に描かれるのはヒップホップグループ疾風舎のファンたち。生活苦に喘ぎながら暮らす。そして矢吹に命じられたのは疾風舎のタイアップ。無料のネット配信ライブに中古車検索サイトをスポンサに。ケビンは何を企んでいるのか。そして都知事選が始まる・・・

    小説として面白かったかと訊かれると答えにくいけれど、ネット社会を考えるヒントと警句に溢れていた。小説ではなく情報と考えればよいのかも。

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    2021年07月27日
  • ガラパゴス 上

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    自殺だと思われていた事件が本当は隠蔽工作の為の殺人だった。
    少しずつ真相が暴かれて行く。
    続きが楽しみですね。

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    2021年07月06日
  • ガラパゴス 上

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    1 この相場氏の著書は、震える牛(食品偽装問題がテーマ)に続く作品です。ガラパゴスとは、南米エクアドルの沖合にある島々です。題名のガラパゴスは、日本の製造業が国際標準からかけ離れ、競争力を失っている状態を揶揄した言葉です。
    2 相場氏は、「デフォルト」でダイヤモンド経済小説大賞を受賞。その後の「震える牛」は、ベストセラーになりました。
    本書は、主人公の田川刑事が活躍するサスペンス小説です。勿論、警察小説として、迫力があります。また、派遣労働者と正社員との処遇格差を赤裸々に訴えた労働問題小説の一面もあります。
    この「ガラパゴス上」は、田川刑事が、派遣労働者の自殺事件を他殺と判断し、被害者の特

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    2021年06月27日
  • キッド

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    相場英雄『キッド』幻冬舎文庫。

    相場英雄の作品にしては珍しいアクション満載のハードな警察ミステリー。

    KIDと呼ばれるスーバーマンみたいな元エリート自衛隊員が主人公の物語だが、背後にある事情を何度と無くやたら複雑に説明し過ぎで、肝心のストーリーが御座なりになっているようだ。そこそこ面白いのに勿体無い。

    香港でカメラ屋を営む元凄腕の自衛隊員の城戸は、上海の商社員の王からボディーガードの依頼を受ける。秘書を伴いビジネスで日本を訪れた王をガードする城戸は福岡空港で公安刑事の監視に気付く。その後、日本のメーカーと面談を終えた王は城戸が阻止する間も無く秘書に射殺されてしまう。殺人の濡れ衣を着せられ

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    2021年06月27日
  • レッドネック

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    書いていいのか、こんな小説!データサイエンティストケビン坂田が半年60億で引き受けたプロジェクト。それは都知事選に向けた低所得低学歴の人々のコントロールだった。チームから外された外資系広告代理店の担当矢吹蛍子が真相究明を試みるが…。題名は「米南部の保守的な貧困白人層」の蔑称、嫌な言葉だ。SNSをはじめとするネットに中毒し、簡単に個人情報を明かしプロバガンダに乗る…、そんな人たちに警鐘を鳴らす。おおこわ。気を付けなければ。

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    2021年06月18日
  • レッドネック

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    歴史のねじ曲げ…コワっ!!

    でも、今やジジババも子供も、危機感無くネット使っちゃってるからなぁ。

    自分の頭で考えるの、ホント大事だけど、そもそもネットに頼り過ぎてて、いろいろヤバいよね(^_^;)

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    2021年06月12日