相場英雄のレビュー一覧

  • クランクイン

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    最後の最後で

    あ、そういうこと?!
    そもそも全部、、そうなのね。

    と言うのが読後の正直な感想。

    撮影の裏側、ロケハンの大変さ大事さはとてもよく分かった。一方で難しい人も多く、厳しい世界だなと感じた。

    ページ数:486ページ(文庫)

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    2023年06月24日
  • アンダークラス

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    久々400頁を超える本を読んだ
    介護施設での風景からの大企業を巻き込む壮大な展開に引き込まれた
    格差社会、アンダークラス、考えさせられた

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    2023年06月24日
  • 血の轍

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    よくある公安VS刑事の図式だが、キャラの過去、相関、心理がわかりやすくどんどん読み進めたくなる。
    ただ、最後は差し違えてスッキリとはいかないところで唐突に終わってしまったのが残念。

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    2023年05月27日
  • ガラパゴス 下

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    2023.05.25
    この本が書かれた以降も非正規と正規の格差が広がるばかりでなく、働く人はカネもココロも失い続けている。今、この続編が描かれたらもっと救いがなくなるし、もっと若者や女性を登場させないと2023年の世相を描けないだろうな。

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    2023年05月25日
  • ガラパゴス 下

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    日本の労働環境の悪化が起こした犯罪。その犯罪を暴くために刑事が地道な捜査をしていく。実際のどこの会社なのか想像しながら読んだ。

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    2023年05月18日
  • ガラパゴス 下

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    自殺に偽装して殺害された非正規労働者・仲野定文が良い人すぎて、悲しくて、やりきれない。

    主人公の警視庁捜査一課継続捜査担当の田川信一は、言うまでもなく魅力的だが、アナリストの小島が良かった!

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    2023年04月22日
  • キッド

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    濱嘉之先生の様な公安ハイテク監視網を
    描かれると男の子はワクワクするもんだ
    少しさかのぼって読んでみたい作家です
    相場英雄、書評で選んだ作家(´・ω・`)

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    2023年04月20日
  • 血の轍

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    震える牛が面白かったので、続けて読んでみた本。警察ものを読んでいて思うけど、警察内部で本当にこんな不毛なつぶし合いが起こっているのかなとか思ってしまう。公安、刑事部、監察、それぞれの正義とするものがあり、それぞれの思惑で話が大きく動くし、読み進めててドキドキが止まらなかった。

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    2023年04月16日
  • ガラパゴス 下

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    2〜3日ほどで読み終えた。以前読んだ震える牛に続いてこちらも現代社会の闇が見える作品だった。田川の地道な地取り、鑑取りがとても面白い。少しずつ繋がっていくから先が気になって気になって。派遣労働ってこういうもの?

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    2023年03月30日
  • ガラパゴス 下

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    上・下巻を読み
    この作品、ノンフィクション?と思ってしまう。
    それほどの衝撃を受けた。
    上巻の巻末で田川が呟いた言葉
    「狂ってる・・・」

    下巻では、事件の真相が徐々に明らかになっていく。
    P286
    〈仲野が自分の命を賭してまで、日本の歪みきった社会を告発した〉

    事件は解決しても、スッキリとしない。
    エピローグを読み、虚しくて哀しくて。
    小説の中の話と思いたくなる。
    でも、すぐ隣で苦しむ人がいるのも現実。

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    2023年02月14日
  • ガラパゴス 上

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    ドラマを視聴し、心情など再確認したくて原作を手に。
    読み終えて、思った以上にドンと胸に響く。
    請負、派遣労働者は部品以下。
    P197
    〈企業にとって人材派遣は社会保険など固定費のかからない都合の良い調整弁です〉

    急ぎ下巻へ。

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    2023年02月14日
  • アンダークラス

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    相場英雄『アンダークラス』小学館文庫。

    『震える牛』『ガラパゴス』に続く田川信一刑事を主人公にした社会派警察小説シリーズの第3弾。

    低賃金で過酷な労働を強いられる外国人技能実習生の問題を殺人事件に結び付けたのには些か強引のように感じた。勿論、低賃金労働者は日本の重大問題であるのだが。

    タイトルの『アンダークラス』は下層階級を指し、派遣労働者、さらには過酷な労働を強いられながら僅かな報奨しか手に出来ない外国人技能実習生などを意味している。そして、同時に日本国民全員の近未来の姿を示しているのだ。

    世界各国の労働者の賃金は上昇しているのに、日本だけが横這い、若しくは下降を示している。これには

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    2023年01月11日
  • キッド

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    ネタバレ

    現実に有り得そうな話で、なかなかの緊迫した気持ちで読めた。刑事対元自衛隊って話は多いけど、公安対元自衛隊ってモチーフがよかった。実際、現状の自衛隊、警察、日本国家では敵対国からの侵略や犯罪にはまったく抵抗力がないだろうと思うとほんと腑抜けな国になったもんだと思う。外国犯罪者に警告発砲とかもうお遊戯レベルでなんの抑制にもならないのをそろそろ理解してほしい。

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    2023年01月09日
  • 血の雫

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    東京都内で連続殺人が発生。凶器は一致したものの、殺されたタクシー運転手やお年寄りに接点は全くなく、捜査は難航を極めた。過去のトラブルで心を壊したベテラン刑事・田伏はITオタクの新米・長峰と犯人を追うが、事件はインターネットを駆使した劇場型犯罪に発展してしまう……。SNSの功罪、格差社会の現実を描き切る。

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    2023年01月02日
  • 血の雫

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    一見関連のない河田光子、平岩定夫、粟野大紀が殺害され、田伏恵介と長峰勝利が捜査にあたる物語だが、IT技術の秀でた犯人にアナログ的な捜査を墨守する警察組織が苦闘する過程が楽しめた.幹部はサイバー捜査官として長峰を配置するが、ITオタクの行動に戸惑う捜査陣.全く手掛かりがつかめないなかで、長峰がそれぞれの人物の裏アカウントを探り当て、放射能汚染で格闘している福島への罵詈雑言を発しているという共通点を突き止める.福島に出向いた田伏と長峰はOBの猪狩啓司からヒントを授かる.SNSがここまで蔓延る現在の犯罪最前線を模写した作品だと痛感した.

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    2022年10月15日
  • トップリーグ

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    記者の仕事がよく分かる、政治家についてもモデルが良くわかり題材もロッキード事件を題材にしているようで読んでいてイメージがつきやすい。
    最後までは面白く読んでいたが終わり方がスッキリせず、嫌いな終わり方だった。続編が出ているが読むか迷う。

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    2022年06月19日
  • Exit イグジット

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    44かなり専門的に債権や株の動きと経済を物語にして読み応えのある作品でした。赤字国債ってよく聞くけど、結局誰が返すの?ということに気がつかない。大国の言いなりの金融政策でいいのかな。疑問を持つことの重要性を再確認しました。

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    2022年04月19日
  • レッドネック

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    42アホが多い世の中(自分もだけど)とは思うけれど、小手先で人を動かすやり方は嫌いだなあ。他の人や物をコントロールする事で、金儲けしたり優越感に浸るようなことはしたくない。でもまあビッグデータは今この時も売買されてる。誰が儲けてるのかな。

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    2022年04月12日
  • トップリーグ

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    名前は変えられているが明らかに現実に存在する人物を想起させるもので、ノンフィクションかのようだ。事実は小説よりも奇なり。事実はもっともっと汚ないものなのかも。

    松岡は最後にどちらを選択したのか?

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    2022年04月11日
  • ガラパゴス 上

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    久しぶりに推理小説(警察小説)を読んだ。相場英雄氏の著書を読むのは2回目で、「震える牛」を読んだことがある。いわゆる社会派、現代社会の裏の部分のやるせなさを炙り出す。
    本書は軽く読めるが、テーマは重い。日本で非正規雇用者が増えて、低賃金で働くことを余儀なくされるその人たちの生活がひっ迫しているということが根本にある。
    ある非正規雇用者が自殺に見せかけて殺されていたことが分かった。彼はどうして殺されたのか。日本の組織や企業の闇の存在がある。弱い立場の人間は、もみ消されてなかったことにされる。
    「そんなことあるかな?」と疑問に思う設定もいくつかあったが、最後まで楽しく読めた。警察小説は、最後に容疑

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    2022年03月06日