相場英雄のレビュー一覧

  • サドンデス

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    ここまで自分の行動、ネットに晒す?それを強制される時点で“おかしい”と思うでしょう、普通。引き込まれて一気に読んだけど、小説とはいえ、あまりに非現実的で荒唐無稽な展開に鼻白らむ。緻密な相場さん、どうしたの?

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    2024年01月15日
  • 心眼

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    ネタバレ

    自分には馴染みのなかった見当たり捜査班を題材にした物語。初めはつまづいて、成功事例で物語が終了するという…。なんとなく想定内の物語だった。

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    2023年12月15日
  • イグジット

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    フィクションでありつつも実在の人物をモデルにキャラクターを描いているためイメージしやすかった。ただ、小説としては少し盛り上がりが欠けている気がした。

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    2023年12月13日
  • サドンデス

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    うつ病の母を抱え、バイトを掛け持ちして学費と生活費をやり繰りする大学生・理子、老舗百貨店で左遷されたのち、懲戒解雇に追い込まれた元やり手バイヤー・小島、警視庁サイバー犯罪対策課に中途採用された元SE・長峰巡査部長。
    3人の目線で進むそれぞれの日常が交わる時、ある作為によって始められた恐ろしいゲームの全貌が明らかになっていく。

    広がり続ける格差、一度堕ちると這い上がれない現代社会。そこから生まれる怨嗟と無敵の人による無差別犯罪。ネットに蔓延る誹謗、中傷と無責任な煽動。現代日本の様々な問題をこれでもかと盛り込んで澱んだ気分にさせるのは相場英雄の真骨頂。

    〈他責は男性特有〉と言い切るのはどうだか

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    2023年11月26日
  • レッドネック

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    ネタバレ

    2023.11 世論をネットを使って操作する、ある面よくあるストーリーだけれどネットの力を少し知る自分としては背筋が寒くなるストーリーでした。

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    2023年11月25日
  • 心眼

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    どの世界にもある「対立、対局的思考」それに手柄やプライドが加味されるとなればなおさらの事。
    主人公片桐に取り、「見立て捜査班」で体験していく新旧対立は人生をとした重要な分かれ目になっていくことを感じられる。

    かつて、同様の時間を過ごしてきたであろう「大林と稲本」
    終始、地味、セピア色の情景は昭和時代を思わせるような空気感。
    確かに、稲本が言う「心眼」の技は一理ある・・だが、それで失ったものは後悔しないのであろうか。
    家庭を壊し、家を捨て・・一方は手柄を立て、陽を見る歩みをたどる。
    「棺を覆いてその人を語れり」は大げさだろうが、いま一つ共感を持てなかったストーリーだった。

    男性はともすると、

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    2023年11月09日
  • サドンデス

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    貧乏でガールズバーに勤めるが金がない理子。スカウトされ上に向かい、ある危険そうなゲームに参加することになる。百貨店をクビになった小島はSNSで見つけたキラキラした者たちを嫌悪し、気づけばゲームに参加していた。

    うーん。犯罪の動機が荒唐無稽なのが引っかかる。いやリアルだよと懸命に説明してる感あり。それ以外はスリリングで面白かった。

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    2023年11月07日
  • イグジット

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    金融界のフィクサーとして裏の仕事をする古賀遼。
    『不発弾』の古賀遼、と、気づく。

    仙台あけぼの銀行の行員である元恋人の死をきっかけに、苦境に喘ぐ地銀の取材を開始する月刊誌『言論構想』記者・池内貴弘。

    金融コンサルタントとして取材した古賀が伝説のフィクサーと知り、池内は取材を進める。

    その最中、日銀副総裁の不倫スキャンダルが発覚。
    事態は政界をも巻き込んだ金融危機へ…

    度重なる金融緩和政策や国債発行で日本は、もはや『ノーイグジット』とされる危機、瀕死の状態であると気付く。

    池内や堀田が日銀のクーデターを記事にしようとするが…

    結局、池内の元恋人の自殺の原因もよくわからず。
    ただの銀

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    2023年11月06日
  • サドンデス

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    ここまで人間を操ることが出来るのかと思うもの、今まさにきな臭い世の中になってきていることが背景なんであろう。
    そして、太古の時代からこんなことが繰り返されているのだから。

    若干、理子の設定、成長に違和感があるけれど、人間をゲームの駒にする話はよくあり、それを現代社会に当てはめると違和感なく話が展開していくところ、さもありなん。

    結末には救いはあるものの、なんだかすっきりしない現実を知ってしまったような。

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    2023年10月17日
  • レッドネック

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    インターネットで個人情報を開示している特定層をターゲットにして選挙を動かそうとするデータサイエンティストと何も知らない広告代理店の女性との話

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    2023年10月15日
  • 心眼

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    見当たり捜査というテーマは新鮮だった。でも見当たりだけでは深みが出ないのか、最後は捜査一課っぽい手法で解決。しかもその活躍を認められて結局一課に行くのかい!

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    2023年10月08日
  • サドンデス

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    ネタバレ

    貧困の負のスパイラルに付け込んだ事件の物語。

    社会派の相場さんにしては最近、切れやスケールが悪くなってきていると思います。
    本作は、サイバー刑事の長峰の第二弾とでも言ってよいかもしれませんが、事件自体が陰謀論のような妄想的で、さらに犯人と対決直前のハラハラドキドキも取ってつけたような感じで、ちょっと残念です。
    企業犯罪ネタで田川刑事シリーズの新作を希望します。

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    2023年10月03日
  • サドンデス

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    相場作品としてはかなり物足りない。プロットも簡単に読めてしまうし、新自由主義の害悪を書きたいのであれば底が浅い。金持ちの欲望の行き着く先がこの辺りであることは、他の小説でも映画でも描かれているので新味もない。

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    2023年10月03日
  • 心眼

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    著者の作品は、現代の社会問題を色濃く反映させた内容で、毎回新たな視点で見つめ直すことや危機感や身を守る術を考えたりする。

    今回は「見当たり捜査班」を元に新旧、アナログとデジタルの様々な視点を盛り込んでいる。が、ちょっと前半は地味すぎていささか辛抱が必要だったかな。

    監視社会、犯罪には有効化もしれないが、この網の目をくぐる技術も上をいくだろうから、それでも犯罪者は巧みに逃れていく。その時、正直者だけが馬鹿をみる世の中にはなって欲しくないものである。

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    2023年08月31日
  • 心眼

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    主人公、片桐の悩み、心の動揺、そして成長が面白く読めました。なかなか引き込まれました。ただし、ほかの方の感想にもあるとおり稲本の感情は理解できません。組織人として川勝係長も。

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    2023年08月20日
  • 心眼

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    見当たり捜査は初めて知りました。
    捜査というより警察の内部抗争かな。
    中途半端な気がします。
    どちらかにシフトして欲しいですね。

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    2023年08月07日
  • 心眼

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    警視庁刑事部捜査共助課第二捜査共助係2班の活躍を描く警察小説。

    いわゆる見当り捜査の活動を配属新人の成長を通して描いています。
    自分が見当り捜査を知ったのは今野敏さんの「機捜235」で、直近の東野圭吾さんの「魔女と過ごした七日間」でも取り上げられていましたが、共に間接的でした。
    本作は見当り捜査そのものを描いているので勉強になりました。
    ただ、見当り捜査の王道である地道な捜査はメインではないこと、三つの班があるのに係長の川勝が二班にばかり関わっていること、p78で稲本の約束も間違えていることなどから、著者にしては深堀が足りないのが不満です。
    「ナンバー」のように、一つの課もしくは一つの係をし

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    2023年08月05日
  • 心眼

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    社会派の熱い作品が多い作家さんだと勝手に思っていたが、今作は警察小説。
    しかも花形的な部署ではなく見当たり捜査班に焦点をあてた物語である。

    街頭に立ち、道ゆく人の顔をひたすら見続けて指名手配犯を炙り出すのが見当たり捜査班。
    新米刑事の片桐は、先輩の検挙に立ち会うことがあっても自分ではなかなか犯人を見つけられないでいた。
    その中で、ベテラン刑事・稲本は常に単独行動で圧倒的な結果を残す。
    彼の動きを探り、教えを乞うが素気無くされる片桐。
    心眼で物事や人を観察しろ。と聞いたのだが…

    そんな中、新たに就任した捜査一課長は、ハイテク捜査を実施し、立て続けに指名手配犯を逮捕する。
    前時代的な捜査手法は

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    2023年07月28日
  • 心眼

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    相場作品にしては出来が今一つ。監視社会を警告しつつ、見当たり捜査の実際を書いているが、主人公の片桐にあまりにも魅力が無さすぎるのと、見当たり捜査といいつつ、結局証拠からのヨミで成立する捜査で、少し肩透かし気味。全体的にプロットも薄い。著者には失礼かもしれないが、あまり力の入った作品には思えなかった。

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    2023年07月25日
  • 震える牛

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    物語の核となる過去の未解決事件の真相については、その動機でそんな事しちゃう⁈、と思わないでもないが、人間追い詰められると何でもしちゃうところもあるからなぁ、、、という感じ。
    加工肉の話、おそろしや。

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    2023年07月17日