相場英雄のレビュー一覧

  • Exit イグジット

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    危機感をもってもどうすることの出来ない現実。

    誰にでもわかるように政治・経済を描いているがそんなに単純じゃないことの裏返しか。

    それにしても、こんな狡猾・万能な副総理・政治家が存在するのなら、まだ出口は見えるのか、あくまでもフィクションなのだ、小説は・・・

    スマホで検索するシーンがやたらと多いのには閉口した、わざと狙ったシーンなのかもしれないが。

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    2021年05月10日
  • 血の雫

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    出だしからの展開や全体のプロットは面白く、ネットやSNSの闇の部分を描く姿勢は流石社会派作家と思わせるが、どうしても犯行理由がそっちに行ってしまうのは少しワンパターンの気がするし、主題がどっちつかずの印象。

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    2021年05月02日
  • Exit イグジット

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    小説の形を借りた、現在の財政についての勉強本。と考えるとわかりやすいか。映画化とかしやすそう。
    コロナが蔓延し始めたあと、各国が一気に金を擦りまくって金融緩和したのはモラルハザードだなと思う。一度緩和した財政を引き締めるときにバブルが崩壊するのが世の常。どうなることか。

    永久国際についてちょっとだけ触れらていて、

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    2021年04月18日
  • ファンクション7

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    北朝鮮に生まれながら、韓国に亡命し巨大企業を興したイ・スーフン。生き別れた妹との約束を果たすため、北朝鮮の解放を画策する。
    一方、北朝鮮は最高司令官の理想を果たすため、日本の大学へテロリストを留学生として送り込み、無差別テロを断行。その留学生を担当していた元日銀マンの大田原教授は事件に巻き込まれる。北朝鮮、韓国、日本を舞台に、人々の生きざまが錯綜する社会派サスペンス。慟哭のラスト!!

    著者の作品を読むのは久しぶりだが、少し前に出版されたものの、再文庫化らしい。妙にリアルな描写とありえない展開が混在していて、何だかちぐはぐな感じ。

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    2021年04月15日
  • Exit イグジット

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    国の経済のひっ迫状況を描く社会経済小説。

    安倍政権下を彷彿させる現在進行的な物語で、連載時機を見ると途中から新型コロナの影響も取り入れていると思われます。
    国債のマイナス金利は衝撃的なニュースではありましたが、それをベースにここまで物語を膨らませるのはさすがだと思います。
    主人公の一人の古賀は「不発弾」から繋がっているので続編とも言えます。
    営業部門から編集部門に移動になった出版社の池内が経済素人なので、読者にも金融危機についてかみ砕いて説明されるのでわかりやすいと思います。
    あの宰相の孫の財務大臣は優秀だと思っていましたが、この小説ではちょっと持ち上げすぎかも。
    古賀の年齢も年齢だけに続編

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    2021年03月21日
  • Exit イグジット

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    ここ数年の政権の意向、経済の実態のリアルな部分にフィクションを組み合わせた小説。超低金利で商売が行き詰まった地銀、金融緩和を日銀にあの手この手で強制する政権。副総理兼財務大臣から裏の仕事を頼まれるフィクサー古賀と経済をネタにしようとする月刊誌記者池内を中心に物語は進む。

    既に知っていることが少なくなかったので「ガラパゴス」のような衝撃はなかったけれど、日銀や地銀の現実、フィクサーは本当にいるのかも知れないと思わせてくれた。小説としてはまあまあ。

    ただ、副総理は現実の人物に似ていて、もしかしてこの人はこんなに優秀なのかと、(誤解?させてくれた)

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    2021年03月17日
  • Exit イグジット

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    いつもながらにリアリティがある経済描写。でもリアリティがありすぎて今回はフィクションとして純粋に没入できなかった。善悪つけきれずにグレーというのも現実世界そのものだった。

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    2021年02月08日
  • ガラパゴス 上

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    田川信一  警視庁捜査一課継続捜査班
    木幡祐治  鑑識課身元不明相談室、田川の同期
    矢島達夫  警視庁特命捜査対策室理事官
    鳥居勝   警視庁特殊犯捜査係業務上過失致死担当
    根来正一郎 城東美容外科クリニック
    田川里美  田川の妻
    梢     田川の娘、新潟で初孫を出産
    松崎直樹  トクダモーターズ社長
    佐藤亜由美 日本実業新聞記者
    小松幸彦  トクダモーターズ研究開発役員
    原野    トクダモーターズ総務部長
    近藤正   竹の塚の団地の自治会長
    森喜一   総合人材サービス会社を起業、鳥居と同郷
          パーソネルズ社長
    野村    竹の塚署地域課
    903 竹

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    2021年01月28日
  • ナンバー

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    警察組織の中で評価を得るには実績を上げることだが、組織の縄張り意識や順列など意識しないといけないことが多そうだ。。。
    大きい組織では民間でも同じような縄張り意識はあるのかと想像してしまう。ここが刺さるか、刺さらないかで話の面白さは変わってくるのかなと思いました。
    一筋縄でいかないあたりもまた、リアリティなのか

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    2020年04月19日
  • トップリーグ2 アフターアワーズ

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    前作は政治記者独特の職務を紐解く為に頁を割く必要性があり、何処か形式ばった窮屈さが拭えなかったが、本作にはその肩の支えが取れたかの様な奔放さがある。設定の後付け感は顕著に表れているものの、前作で積み上げた物語の基盤をフル活用出来るのが続編ならではの醍醐味。松岡と酒井が共同戦線を張り、記者対官邸の総力戦へと雪崩れ込む様相を呈する中盤戦で思わず胸が高鳴る。結末は相場作品では中々お目にかかれない晴れやかな幕引きで、エピローグの展開は著者の思い描くジャーナリズムの理想像なのだろう。前作と併せて存分に楽しめました。

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    2020年02月29日
  • トップリーグ

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    著者の作品はプロットが定型的なので目新しい展開はなく、キャラクター造形も凡庸で、率直に言ってしまうと、作品毎に題材が異なるだけなのに、毎回ちゃんと読み応えがあって面白い。記者時代の経験や綿密な取材によって描かれるディテールの積み上げがフィクションの世界にリアリティを付加するからだろうか。そこを引き立てる為に敢えてシンプルな筋書きに終始している印象すら受ける。現政権への警鐘とも読み取れる本作、終盤の対決シーンはモデルとなった政治家の表情すらも目に浮かぶ様だ。しかし、続編はこの結末から何処に着地するのだろう?

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    2020年02月27日
  • トップリーグ

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    大手新聞の政治部記者、スクープ連発の週刊誌記者が昭和最大の汚職疑惑を追う話。

    政治家とマスコミの持ちつ持たれつの癒着関係がリアルに描かれていて、だから日本の政治とマスコミはダメなんだなと言う事が良く理解できた。「トップリーグ」の名の下に政治家に阿る記者たちの歪んだ優越感と社内での保身の態度は生々しいが故に気分が悪くなった。結局読者や国民はそっちのけで、自己の権勢を必死で維持する政治家やマスコミの姿は哀れだ。

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    2020年02月25日
  • 血の轍

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    ネタバレ

    二つの視点とも臨場感があって面白い。それぞれの正義のために自分を犠牲にして活動する刑事に頭が下がる思いで読んだが、公安側の理由が下らなさすぎて、フィクションであってほしいです。

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    2020年02月16日
  • トップリーグ2 アフターアワーズ

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    ネタバレ

    「トップリーグ」のその後。
    トップリーグに上りつめた松岡は、社の方針に従って記事を書き続ける。政治について語る講演会なども開催し、注目を浴びている。地元に帰ればヒーロー扱いだ。だが、政治部に異動したばかりの頃に持っていた記者の魂は捨てたも同然だ…元・同僚も裏切り、心に鉛を抱えているようだ…。でも彼の本質は完全に変わったわけではなく、どんなに偉くなってもハイヤーの運転手にも礼儀正しく接し、奢ることはない。まだ記者としての誇りが残っている。
    そこにいくつかの偶然が重なり、若くして亡くなった自分の父親と永田町との因縁がわかってくる。また、同じように深い事情を抱えた後輩記者がトップリーグ入りを果たし、

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    2020年02月02日
  • トップリーグ

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    テレビでよく見る官房長官の記者会見。記者の質問に淡々と答える。私たちが知る政治家と記者のやりとりは、実は茶番で、本当はトップリーグと呼ばれる一部の選ばれし記者たちが、政治家とやりとり…というか、取り引きしている?っていう話。
    大手新聞社は昔から、世論の形成に深く関与してきた。ならば、政治家はマスコミをうまく操らなければならない…ってことか。
    新聞社の政治部に異動になった松岡は、なぜか官房長官の阪に取りたてられ、あれよあれよという間にトップリーグの仲間入りをする。政治の中枢に足を踏み入れれば、記者があるべき姿とは実態がかけ離れていて葛藤する。
    現政権の裏側を暴いた元同僚は命さえ狙われる。松岡はそ

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    2020年02月02日
  • トップリーグ2 アフターアワーズ

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    シリーズ2弾。官房長官坂とヤマト新聞の論調を決める阿久津に、タッグを組んだ松岡と酒井が挑む。政治の中枢に 食い込むトップリーグの記者たちは真実を伝えることができるのか…。

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    2020年01月25日
  • ガラパゴス 下

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    前作『震える牛』での社会派ミステリての圧倒的な存在感が印象に残っており、メモ魔、田川刑事シリーズ二作目を手に取る。

    日本を支える一大産業、自動車産業、そしてその効率・生産性を支えた人材業界の薄暗い闇を描く作品。

    身元不明者で、自殺と処理されていたとある遺体。
    田川の鋭い観察眼により、他殺であったと判明する。

    殺されたのは誰なのか。
    なぜ殺されたのか。
    どうやって殺されたのか。

    ひとつひとつの謎を解きほぐしていくうちに、みえてきたのは巨大企業の歪み、そして闇。。

    田川刑事の捜査は見応えがありました。ただ、動機はなんとなく腑に落ちなかったかな。。悲しい結末には、現代社会の暗闇がありました

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    2020年01月03日
  • 双子の悪魔

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    ネットや株取引などが手軽に知れる内容。用語解説は入れて欲しいところだが...。プロローグで「格差」をプロットし、そこを軸に登場人物を切り分けていく。自分以外のことに無関心、鈍感な者への復讐劇、と言ったところ。プロレス団体の挿入は、昭和のプロレス大好きな著者のご愛嬌か、はたまた現在のプロレス団体への警鐘か...。頁数も適当でさっと読める。

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    2019年12月21日
  • 追尾~みちのく麺食い記者・宮沢賢一郎~

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    みちのく麺食い記者・宮沢賢一郎シリーズの第5弾。シリーズ中では初?のタイムリミットサスペンス。地元の名産紹介もさることながら、リストラ、繰り上げ合格詐欺などを巧みに散りばめた社会派ミステリー。スピーディーな展開でさっと読めます。
    260頁の5行目、人名が間違ってます。後の版では修正されているのかな?

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    2019年12月15日
  • リバース

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    詐欺や横領事件を捜査する警視庁捜査二課。知能犯捜査係シリーズの3弾。
    なんだけど、私、「ナンバー」は読んだけど次の「トラップ」読んでなくてこっちの作品を先に読んじゃったよ…。

    まあいいか…。

    福島の原発事故。多額の保証金、そして賠償金、復興のためという土木作業や除染にかかるお金。
    そこに群がる有象無象がお金の匂いに引き寄せられてやってくる。復興詐欺や利権…。知能犯たちに立ち向かうのはかつて煮え湯を飲まされた三知チーム。今回の敵は思いのほか巨大な敵で…

    自分たちのふるさとを追われた住民たち。
    原発という国からの事業を背負ったリスクはあまりにも大きい。
    それでも原発を誘致する県がある。
    そし

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    2019年12月11日