相場英雄のレビュー一覧

  • レッドネック

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    Wikipediaより
    レッドネック(英語: Redneck)は、アメリカ合衆国の南部やアパラチア山脈周辺などの農村部に住む、保守的な貧困白人層を指す表現。差別的な意味を含む言葉。

    概論[編集]
    南部の強い日差しの下で野外労働する白人は「首すじが赤く日焼けしている」ことから、この言い方で呼ばれるようになった。元来は南北戦争当時、北部の人間を“ヤンキー”、そして南部の人間を“レッドネック”と侮辱的に互いを呼び合っていたのが始まりと考えられる。現在では、その出身・居住地域や属性に関係なく、ある一定のステレオタイプに当てはまると思われる層がレッドネックと呼ばれている。
    単純に白人貧困層を指す場合に

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    2021年06月05日
  • Exit イグジット

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    専門用語が多く読みづらいところもあったけど面白かったです。
    現実にリンクしている何処もありリアリティを感じて不安になりますね。

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    2021年05月08日
  • Exit イグジット

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    流石の筆致。専門用語が多くなかなか難しかったが読み応えは抜群。平成の徳政令を自画自賛してる亀井静香に読ませたい。金融緩和政策の先にこんな展開が待っているなんて一般人にはわからないだろう。ただ株価が暴落した後に一転して高騰している現状に対する描写がないのは惜しかった。『考えることを放棄した人が多すぎる』まさに現代日本を表現した一文だと思わずにはいられない。

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    2021年05月02日
  • トップリーグ2 アフターアワーズ

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    前作から5年後の話。モヤモヤもスッキリ回収してくれて、さらに怒涛の展開で面白かった!政治記者ってこんな事してるの!?と驚きだった。

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    2021年04月24日
  • 血の雫

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    ネタバレ

    都内で起きた連続殺人事件。被害者同士につながりはない。そこで投入されたのはPTSDをおった刑事とコンピュータ専門だが捜査は初めての刑事。ネットの怖さを感じた。
    一方で動機は福島に対する差別や苦しみ。無責任なデマで被災者を差別し、今でも苦しんでる現状も詳しく書かれている。
    すぐネットに繋がり、それに頼っている現状を冷静に考え直し、直体験の大切さを忘れているような気がする。バーチャルの世界に生きているみたい。

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    2021年04月14日
  • Exit イグジット

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    日銀の多額の国債買い入れや超低金利施策による異次元の金融緩和、ETF買い入れによる株価維持施策はいずれ国債の暴落や日銀の債務超過を招き、日本経済が破綻する。そろそろ「出口」を探らなければと思う人も多いが、新型コロナウイルス感染拡大が経済を直撃、「出口」への議論がしぼんでいるのが実状。
    この小説は、そんな日本経済が抱える現状に焦点をあて、実在の首相、大臣や日銀総裁をモデルにした人物や架空の金融コンサルタントなどを登場させ、かなり過激な展開で描く経済エンターテイメント作品になっている。 
    主人公の池内は人事異動で初めて経済分野を担当することになった雑誌記者。仙台の地方銀行員で東京に営業に来ていた元

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    2021年03月24日
  • Exit イグジット

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    今日の日銀の政策決定会合。上限無く国債買い入れられる大規模金融緩和策継続だけではなく一段の金利引き下げも可能に!EXIT出口はますます遠く。でもメディアは本質伝えず…小説の形借りた、お勉強本。相場さん、あらゆる媒体使って警鐘鳴らしてくれないとホント日本沈没!

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    2021年03月19日
  • トップリーグ

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    政治記者の話。元ネタになった政治家の顔がチラついて、汚い世界だなぁと嫌気がさした。小説の中くらいは正義がまかり通って欲しい。

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    2021年03月13日
  • Exit イグジット

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    異次元の金融緩和、行き過ぎた財政出動にコロナ禍が追い打ちをかける。月刊誌記者の池内が取材を進める中明らかになったのは、業界や選挙ばかりを気にする政治家、彼らに迎合する日銀、何より政治や経済に目を向けない愚かな国民の存在だった…。はたして日本に出口(Exit)はあるのか…。問題提起としてはいいが、小説としてはマスコミ、地銀の問題、中小企業支援広がりすぎて収集つかなくなった印象。

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    2021年03月12日
  • Exit イグジット

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    ・表紙が常盤橋の交差点から日銀の風景。
     掃除屋と新米記者の二軸で物語が展開。
     時事ネタと合わせた展開に、現実にも裏があるのかもと妄想するのが楽しい。
    ・前作「不発弾」を読んだ後の方が、人物の背景をより理解でき、楽しめる。
    ・「日本にとって、新型ウイルスは意図せざる形で援軍になった」今は日本にとってチャンスタイムかもしれない。

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    2021年02月23日
  • Exit イグジット

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    むー、むむむ。必要悪か?
    苦手な経済モノだけど、一気に読んでしまった!
    ラストが秀逸。相馬さんの筆致力に脱帽。

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    2021年02月15日
  • トップリーグ

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    PodcastトレンドウォッチでWOWOWのドラマが紹介されてて、面白そうだったので、原作小説の方を読んでみた。
    主人公の松岡は、とある経済部の新聞記者。とある事情で政治部に異動となり、右も左も分からない状態から、いきなり官房長官番に抜擢される。
    一方、松岡の元同僚で週刊誌記者の酒井は、政界の闇に迫るデカいネタをつかむ。
    二人の物語が交互に語られ、次第に核心へと迫る語り口に、のめり込んでしまいました。
    が、半沢みたいな話に、政治って結局こうなのかよ!とツッコミを入れざるを得ないです。。
    トップリーグと呼ばれる、政権主要人物に特別に取材が許可された人たち。他社が取れないネタをもらえる一方で、批判

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    2021年02月10日
  • ガラパゴス 下

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    田川によって身元不明死体から、殺人の被害者として見出された903、仲野定文は、宮古島の模合から借金して九州の高専を卒業した優秀なエンジニアだったが、推薦された就職先ソラー電子を親友に譲るために面接を欠席した為、指導教師の反感を買い、就職できなかった。
    派遣労働者として、過酷な労働条件の下、地方の工場を転々としながらも、周辺の人物には優しい人柄で慕われていた。トクダモーターズの部品工場で働いていたときに車体鋼板が安全性を欠くほど薄いことに気づき、ネット上で告発しようとした矢先、殺されたのだった。
    ハンドルネームはガラパゴスの住人。ガラパゴスとは。島国日本では優れた製品として知られるが、国際的な競

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    2021年01月28日
  • 血の轍

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    刑事と公安の蹴落としあいを中心に話が進んでいきます。警察って部署が違うだけでこんなに協力体制ないんだろうかって現実の警察組織のことを考えてしまいました。

    率直に言って面白い作品だと思います。話の展開も、えっ??そこ??って思うようなどんでん返しもあるので読み応えはありました。フィクションって感じがするところが逆に良いって思える作品でした。でも、話の伏線がちょっと物足りないというか・・・そういう印象を持ってしまいました。

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    2020年12月20日
  • 共震

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    まもなく震災から10年経ちますね。私は当時東京で経験はしましたが、津波被害や原発事故に直面された人と見れば悲愴感はないと思います。トリック事態はまずまずでしたが、実際に、他人の不幸でお金儲けする輩はいるのでしょうか。それを知らしめるためにも読む価値はあると思いました。

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    2020年12月19日
  • ガラパゴス 下

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    上巻と同様、いやそれ以上に過酷な派遣の現実と、そこから正社員になっても結局上役の顔色を伺い続け、気が休まることのない悲惨さを描き出す。

    一番印象的なのは、作中の飲食店での田川と小島のやり取り。
    自社利益のためのコスト削減と規制緩和が行き過ぎた結果、派遣やアルバイトにしわ寄せが行き、騒ぎになってからやっと重い腰を上げる。
    某飲食チェーン店やコンビニ業界が典型例だが、利便さを求めすぎる顧客側にも問題はあるのだろうな。

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    2020年11月22日
  • ガラパゴス 上

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    震える牛に続いて面白い。
    今回は身元不明遺体から自動車業界と派遣労働者にスポットを当て、前作同様「力を持つ側」の欺瞞を描く。

    この作品が書かれてから5年弱が経ったものの、依然として厳しい状況は変わらないだろう。
    規制も進んで以前ほどの無法地帯よりはマシになったと聞くが、それでも不安定なことに変わりはない。
    今年のようにコロナで業績が悪化してしまうと、真っ先に切られてしまい、首が回らなくなってしまう。

    SNSで犬探しの情報はどんどん集まるのに、何百人分もある身元不明者の情報が全く集まらない歪さへの指摘が興味深い。
    各警察署で身元不明者の写真、情報が公開されているが、果たしてどの程度情報が集ま

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    2020年11月22日
  • トップリーグ

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    話と関係ありませんが、ハルキ文庫紙が薄いのかとても読みづらい。。

    話自体はとても面白く、一気に読んでしまいました。新聞記者と政治、手に汗握る展開で一気にひきこまれました。

    政治の裏側、きっと色々あるんだろうなぁ。

    終わり方が憎い!

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    2020年11月12日
  • 不発弾(新潮文庫)

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    貧しい炭鉱街の暮らしから妹を救うため、体力頼みの場立ち要員として証券会社に就職。
    狂乱のバブルを己の才覚のみでのし上がった主人公は、ある事件をきっかけに復讐を始める。飛ばしの斡旋に明け暮れ、外資証券会社のデリバティブやT芝やOLP事件などが話のリアリテイを増す。欲望に踊らされた男たちの終わらない闘いを描く相場英雄さんの経済サスペンス。展開は面白いが、内容の難しいところがあり少し時間が掛かりました。

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    2020年10月26日
  • トップリーグ2 アフターアワーズ

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    ネタバレ

     この総理の体制も、とうとう終わったので、「3」として、新たな政権のことを。
     「エピローグ」みたいな開放感は、まだ全く無いから。

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    2020年08月30日