血の轍

血の轍

867円 (税込)

4pt

元刑事が絞殺された。警視庁捜査一課の兎沢は、国家を揺るがす大事件の真相に元刑事が辿りついていたという糸口を掴むも邪魔が入る。立ちはだかったのは公安部の志水。兎沢に捜査のイロハを叩き込んだ所轄時代の先輩だった。事件の解決を急ぐ刑事部と隠蔽を目論む公安部の争いが激化。組織の非情な論理が二人の絆を引き裂く……。胸打つ警察小説!

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血の轍 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年12月24日

    他人になりすまし(背乗り)裏取引を仕切り凶悪犯となる。表の顔は上場企業の役員として公安部の中枢に潜り込み極秘情報を盗み出す。その公安官僚との縁のきっかけはPCにある個人情報が抜き取られ、弱みを握られたことで縁が経ちきれなくなったことが原因と、ある。現代でも金で操られる公職は改竄は愚か、データーの漏洩...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年09月26日

    文句なく面白い。

    警察OBの殺人事件を受けて、刑事部の兎沢と公安の志水2人の主人公が互いの正義を掛けて一生懸命にはたらく物語。

    以前読んだ「KID」に出てくる公安の人間も志水って名前だったので、おそらく同じ人物だろう。その志水が公安に入るきっかけが描かれている。

    かつては同じ所轄で先輩、後輩だ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年07月11日

    公安部と刑事部、良くある対比ですが、最初の方はわかりにくいし、長いし投げ出しかけました。
     後半から双方の面子を掛けた諍いになり、スピード感が出て来て俄然面白くなります。
     それにしてもこのお話はフィクションであり、またそうあってほしいと思いました。

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    Posted by ブクログ 2019年04月14日

    刑事部と公安部の公開殴り合いに発展する展開が凄まじい。特にプロローグでのやり取りが終盤で効果的に明かされる場面は鳥肌ものです。
    元警官二人の殺人が不正な株取引や上席のスキャンダルを孕む展開でどんどん深みを増していくストーリー。兎沢の食券の件はちょっと脇甘過ぎで違和感があるかな。組織安泰の為に殺人犯を...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年02月17日

    面白かった。刑事部と警備部の対立を中心に、それぞれがいろいろなものを抱えてエスカレートしていく。緊迫感充分。

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    Posted by ブクログ 2023年05月27日

    よくある公安VS刑事の図式だが、キャラの過去、相関、心理がわかりやすくどんどん読み進めたくなる。
    ただ、最後は差し違えてスッキリとはいかないところで唐突に終わってしまったのが残念。

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    Posted by ブクログ 2023年04月16日

    震える牛が面白かったので、続けて読んでみた本。警察ものを読んでいて思うけど、警察内部で本当にこんな不毛なつぶし合いが起こっているのかなとか思ってしまう。公安、刑事部、監察、それぞれの正義とするものがあり、それぞれの思惑で話が大きく動くし、読み進めててドキドキが止まらなかった。

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    Posted by ブクログ 2020年12月20日

    刑事と公安の蹴落としあいを中心に話が進んでいきます。警察って部署が違うだけでこんなに協力体制ないんだろうかって現実の警察組織のことを考えてしまいました。

    率直に言って面白い作品だと思います。話の展開も、えっ??そこ??って思うようなどんでん返しもあるので読み応えはありました。フィクションって感じが...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年11月17日

    警察ものドラマとして面白かった。
    スピード感あるシーンもあり、ドラマ化された映像も見てみたくなった。
    公安の職務に全てを捧げる志水と、刑事の兎沢、それぞれの人生がせつない。

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    Posted by ブクログ 2018年06月20日

    過去と現在、視点や時系列がコロコロ切り替わるので若干読み難かったが「震える羊」同様に読者を引き込むステリーテラーぶりはお見事。一気読みしてしまった。兎沢・志水両名の意地の張り合いは男として理解出来てしまう悲しさ。肝心なことが置き去りにされ、誰も救われないのも現代の世相でしょうか…。

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