相場英雄のレビュー一覧

  • 血の轍

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    ネタバレ

    公安VS刑事課、警察小説でよくある対立軸を煽ったパターンの小説である。
    小説としては力ずくでグイグイ読ませるタイプ。浅めの伏線張っておいて回収シーンでグイグイアクション押しするタイプというのかな。俺はこういうのも結構好きである。

    ただ、荒っぽいの好きとはいえ、さすがに荒っぽすぎる伏線もあって、冷静に思いだすと「それはやりすぎだろ」ってのもいくつかあるよなぁ。
    左翼ビラ巻いたヤツを見せしめとはいえ、あのタイミングで拘束せんやろし(戦中の特高とダブらせてる?)、公安側主人公の奥さんも浅はか過ぎて、あの対応は女性蔑視と取られても仕方ないんじゃないかなぁ。

    深く考えずに読んだら楽しい読書時間が過ご

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    2017年06月13日
  • リバース

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    『ナンバー』シリーズ第3弾。前作で三知が解体されどうなるのかと思ったけど、みんなで事件解決出来て良かったです。レギュラー陣が、それぞれの章で主役になりキャラクターの魅力が発揮されて、重い事件を扱った作品なのに楽しく読めた。今後もシリーズが続くことを期待します。

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    2017年05月30日
  • 共震

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    犯人を追う刑事と、事実を世に伝える新聞記者との関係性をベースに進む推理小説的要素よりも、東日本大震災の現地の事をつぶさに伝え、風化させないというメッセージが多分に含まれている物語。

    東北地方に訪れる機会がなく、現地のことは今も昔も殆ど知らないのですが、阪神大震災のときには大阪に住んでおり神戸の惨状も身近なものとして感じた記憶が蘇ります。

    復興を支える県職員が殺害される事件を負う中で、被災地の状況だけでなく、被災者の皆様の声などもお聞かせいただき、ご家族やお仲間を失われた方の辛い思いを伝える著者の現地に対する気持ちが強く感じられました。

    無責任な頑張れという言葉、言葉の使い方の難しさが一番

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    2017年05月30日
  • トラップ

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    相場英雄の『ナンバー』シリーズ第2弾。西澤さん少しは成長したかな(^。^)いやあ〜最後ビックリ‼️すぐに第3弾読みたくなりました。

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    2018年02月17日
  • 書かずの753 2

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    「道民」としては地元ネタについ微笑んでしまうが、一番引き込まれたのは道と関係薄い社会派ミステリ・テイストの「特オチ」編だったり。最終回は急な気もしたけど鮮やかなラストでもあり良い引き際。

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    2016年03月09日
  • 偽金 フェイクマネー

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    2008年の単行本「偽装通貨」を現状に合わせて大幅改稿したそうで、7年前の時点で電子マネーの問題点に目を付けたというその眼力には恐れ入りました。マイナンバーですべての電子マネー&ポイントを集約するなんて話もじゅうぶんあり得るのかもしれませんね。

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    2016年02月03日
  • ナンバー

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    警察の二課の知能犯係って、こういう内容の仕事をしてるんだ〜って驚き、なんて過酷なんだろうと思わず唸ってしまった。主人公西澤にスポットをあててストーリーは進んでいくが、知能犯といったある種独特かつ狡猾な犯人に対していかに緻密で繊細に調査する力が必要であるかを感じ、相手を追い詰めていくシーンは思わず力が入ってしまった。ある意味この作品からは人間同士のぶつかり合いの熱さを感じてしまうのは自分だけだろうか?

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    2015年10月22日
  • みちのく麺食い記者・宮沢賢一郎 奥会津三泣き 因習の殺意(小学館文庫)

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    奥会津で発生したゼネコン役員の殺人事件を追う麺食い記者の宮沢と警視庁捜査二課の田名部が事件を解決していく。道路行政に過疎化などの社会問題を交え社会派作品となっている。事件の鍵となる人物の正体が意外だったが、冒頭からの伏線が巧妙に貼られていて読み応えがあった。

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    2014年09月30日
  • ナンバー

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    知能犯を扱う警視庁捜査二課を舞台に西澤警部補の奮闘を描いた連作短編集。最初の『保秘』『十二桜』が良かった。他に『あたり』『へそ』を収録。

    最初の2作は長岡弘樹の『傍聞き』のような味わいの作品で、なかなか面白いと思ったが、後半の2作が良くなかった。連作短編集の全体を通じた雰囲気、面白さを維持するのは難しいのかも知れない。

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    2014年09月16日
  • 書かずの753 1

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    「職業もの」フォーマット、ただしローカル分多め。地方あるある好きな「道民」としては嬉しいんだけど、他県の人はどう思うのかしら? ただでさえ上手い絵がますます上手くなってて眼福。

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    2014年05月11日
  • デフォルト〔債務不履行〕

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    不良債権問題の真実を暴いたエコノミストを死に追いやった日本銀行、財務省、金融庁、大手都市銀行のエリートに対して、エコノミストの友人たちが金融市場を舞台に復讐劇を繰り広げるストーリー。
    経済用語、金融市場用語はやや取っつきにくかったが、登場人物のキャラクターがたっていて、非常によみごたえがあった。

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    2013年09月27日
  • 震える牛

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    結構前からドラマ化の帯が付いていたけど、WOWOWで丁度やってたな。
    全5話の内1回目だけが無料放送ということで、WOWOWに入る気がない私は、中途半端になるので見なかったけど、確かにそのくらいのドラマにすれば面白そうな題材のお話。
    題名と殺された人物の職業から最初からネタはバレているような話で、複雑な構図に惑わされながらも捜査もそれほど難渋はせず、入り乱れる話をあまり上手く捌いたとも言えないけれど、そもそも「食の安全」という題材が興味をそそり、それが警察の腐敗や、地方都市を襲う大規模小売業進出の虚実や、世の中の色々なやくざな稼業などに彩られて、サクサクと進む展開は悪くない。
    捜査の結末は苦々

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    2026年07月23日
  • デフォルト〔債務不履行〕

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    巨人を倒すには小刻みなジャブを打ちながら、機会をうかがいカウンターをあてる。本編でもこれを踏襲しているが、戸田の爆破騒ぎや現送の襲撃未遂はカウンターに繋がっているのか?ストリーをもう少し練ると更に面白いのだが。しかし、面白いぞ。

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    2013年05月29日
  • デフォルト〔債務不履行〕

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    面白い本。読後もスッキリできるストーリー。金融も事は何も知らない私が読んでも引き込まれる。官僚って、日銀って、こんな感じなんだろうなと勝手に想像しながら読めた。出だしは暗い本かと思ったが、楽しい時間を過ごせました。

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    2012年03月05日
  • 偽装通貨

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    サイバー犯罪に対して法整備は追いつかない。企業が発行するポイントは交換サイトで銀行を通過せずとも海外に運び出される。このような仮想の通貨が実社会に進出し、情報を駆使できる人間たちの悪巧みをどんどん先鋭化させる。ITを利用した消費者に便利な事々も、裏を返せば新手の金の抜け道になる。うかうかしてられない世の中です。

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    2009年10月07日
  • 復讐の血

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    今一つの物語
    棄民という聞きなれない言葉から入りました。
    中東のテロ周りに話が広がるかと思いきや、福島原発事故による棄民ということでした。
    本書のテーマは福島原発事故後の政府対応に対する復讐劇。
    しかし、ちょっと違和感あるのと、なんともスッキリしない。

    金融ヤクザの殺害、ゴールデン街のママの死、金融庁の審議官の宮古島での失踪。
    これらの一連の事件の真相は福島原発事故の棄民による政府への復讐。
    その手段は金融テロ。
    そして、その首謀者はダークヒーローといった感じです。
    幾重にも罠が仕掛けられていて、唸ってしまいます。

    しかし、全体でみると、ちょっとバラバラ感があるんですよね。広げすぎなのかも

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    2026年07月25日
  • ブラックスワン

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    世界情勢で全く予想されなかった事態が起こることを金融市場では『ブラックスワン』というらしいが、その正体をめぐっての逃亡劇が、スリリングで面白かった。
    その正体である「全固体電池」という名前は初耳だったが、リチウム電池に変わる次世代バッテリーであり、近い将来EVなどに搭載される先端テクノロジーだという。そんなノーベル賞級の研究者が、日本と香港の血が混じった女子大学院生という設定は不自然な気がしたが、彼女の護衛を長年のスキルと強靭な肉体で守り抜く元自衛官の主人公が、実写化して欲しいほどカッコ良かった。
    護衛を連れ立っての沖縄行きの目的は、那覇生まれの父方の祖母の墓参りであり、沖縄戦での痛ましい思い

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    2026年07月19日
  • 一滴の沈黙

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    高田馬場に感じていた変化が見事に描かれている
    就職活動を悲観して悩み苦しむ若者は多いと思うが、それで中国人を殺してしまうという設定はちょっと行き過ぎのような気がした
    最近の外国人に対する悪感情を煽らなければ良いと思った

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    2026年07月17日
  • 一滴の沈黙

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    一つ目の事件との関連を気にしながら読んだのに回収されなかった感あり。二つ目の事件の動機はとても深く繊細かのように描かれていたが果たして殺人にまで至るか?の読後感。

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    2026年07月16日
  • 一滴の沈黙

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    ネタバレ

    犯行の動機がずーと最後までひきずられ、そしてすっきりしない結末であった。

    中国人を巡る日本での就活事情、こんな社会になりつつあるのかという社会事情を認識しつつも、それと殺人に結びつくのもなんだか解せない。

    少々、消化不良が残る。それがこの時代だからか?

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    2026年07月14日