相場英雄のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
帯に「目で見る物語。心の眼で捉える想い。焦点が合うその刻を、見逃すな。」と書いてある。警察小説とも書いてある。目と眼を使い分けている。目は目全体を指し、眼は眼球を指すが、心が付くことで意味は大きく変わる。
警察小説というと横山秀夫さんを思い浮かべるが、読んでいて、これって横山さんだっけ?と感じる場面もある。
内容は、見当たり捜査班に配属された片桐は成果を出せないでいた。ベテラン刑事の稲本は次々と成果を上げていく。違いは何か?
その稲本が言った言葉が「心眼で物事や人を観察しろ。絶対に本質だけが浮かび上がってくる。」と、片桐はそれをモノにできるだろうか?
見当たり捜査は地道な捜査だが、新たに捜 -
Posted by ブクログ
元々他人の作る料理を信用していないので
基本的に外食はしないんだけど、これを読んだら
尚更外でご飯食べるのを避けたくなっちゃう。笑
ただの殺人事件かと思いきやBSEに関わる事件へ
広がり、こんな展開になるとは思わなかった。
いい意味で裏切られました(。•~•。)
田川、滝川、鶴田、それぞれの視点で
見たら見え方が変わり、真相が明らかになる…
やたらと現実味があって…これは1部現実なんじゃないか…と
思ってしまうし、仮に現実だとしたら怖すぎるよね。
まぁ今の時代、衛生管理はしっかりしてるし
基準も高くなってるので、信じたい…。
まぁこれからも外食は基本的にしませんけど…。笑 -
Posted by ブクログ
東日本大震災を背景にした社会派ミステリー小説とのことですが、本書の読後感として、フィクションとノンフィクションの比重、バランス、両立など、いろいろと考え込んでしまいました。
震災を背景にした小説は他にも読んでいますが、本書の特徴は、(被災2年後の)改善されない圧倒的で生々しい描写のリアルです。これらは、実際に現場に何度も足を運び、取材を重ねなければ絶対に書けない部分だと思います。
これに対し、被災地復興に尽力する県職員が殺害されるミステリー部分は、少し奥行きに欠けるような印象を受けました。「虚構を遥かに超越した現実」の扱いが強過ぎた感が歪めません。読み手の感想が分かれるところではない