【感想・ネタバレ】デフォルト〔債務不履行〕のレビュー

あらすじ

「不良債権問題が終わったなんて嘘じゃないか」。真実を暴いたあるエコノミストの死をきかっけに、新聞記者、凄腕ファンドマネジャー、ハッカーらが手を組んで復讐に立ち上がる。日銀をデフォルトに追い込み、腐敗の構造の上にあぐらをかく金融セレブたちに一泡吹かせることはできるのか。第2回ダイヤモンド経済小説大賞受賞作。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

相場さんの初作。それだからか、ラストがハッピーエンドで意外でしたが、清々しく読み終えられました。たまにはこんな形もよいなと。全体的にフィクションながらそんな官僚や政治家は絶対いるだろうというノンフィクションな印象付けは他作品と同様で、本当に最後報われてよかったなと思えました。

0
2018年05月08日

Posted by ブクログ

不良債権問題の真実を暴いたエコノミストを死に追いやった日本銀行、財務省、金融庁、大手都市銀行のエリートに対して、エコノミストの友人たちが金融市場を舞台に復讐劇を繰り広げるストーリー。
経済用語、金融市場用語はやや取っつきにくかったが、登場人物のキャラクターがたっていて、非常によみごたえがあった。

0
2013年09月27日

Posted by ブクログ

巨人を倒すには小刻みなジャブを打ちながら、機会をうかがいカウンターをあてる。本編でもこれを踏襲しているが、戸田の爆破騒ぎや現送の襲撃未遂はカウンターに繋がっているのか?ストリーをもう少し練ると更に面白いのだが。しかし、面白いぞ。

0
2013年05月29日

Posted by ブクログ

面白い本。読後もスッキリできるストーリー。金融も事は何も知らない私が読んでも引き込まれる。官僚って、日銀って、こんな感じなんだろうなと勝手に想像しながら読めた。出だしは暗い本かと思ったが、楽しい時間を過ごせました。

0
2012年03月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

○新潟県出身で、時事通信で記者をしていた相場氏の著作。
○日銀、財務省、政界、破綻目前の地銀といった、我が国の金融実務を構成する機関の闇を、仲間“復讐”を果たす新聞記者たちの計画~遂行と通して、明らかにするもの。テーマ設定はとても興味深い。
○個性的な登場人物や、臨場感あふれるリアルな描写に、どんどん引き込まれていく。スラスラと読むことができる。
○ストーリーについては、フィクション・ノンフィクションの内容が交えて書いてあることから、一部無理な展開も見受けられるが、総じておもしろくまとまっている。
○しかしながら、テクニカルな部分(特にIT関連)については、もう少し工夫しても良いのかと思う。“ハッカー”がキーマンとするようでは、“夢落ち”と同じくらい興ざめしてしまう。

0
2013年09月27日

Posted by ブクログ

真実を暴いたエコノミストを死に追いやった日銀、財務省、金融庁、大手都銀トップ
の腐敗の構造に復讐を誓って立ち上がった同志。金融市場を舞台したスリリングな金融経済小説。第2回ダイヤモンド経済小説大賞受賞作。

0
2009年10月04日

「小説」ランキング