Posted by ブクログ
2018年12月12日
所轄から警視庁捜査二課第三知能犯に
配属された西澤警部補が、関わる4つの事件。
捜査二課のタイプではないと自覚しつつ、
誰が引っ張ってくれたのか?
を考えて、真藤筆頭係長が西澤の野球を
見ていたということがわかる。
捜査一課は殺人事件捜査の場合、現場の状況、殺害方法、凶器、被害者の人間関係などを調べ...続きを読む、捜査状況も変化していく。捜査二課は、ターゲットを絞っている、感づかれると証拠などを消されるので、証拠固めから理詰めで落とす。
捜査の方法論が違っているのだ。
保秘
高校時代の野球部のマネージャーからの相談。
妹が、問題なのよと言われて、その相談に乗るが、実は。
世の中、敵か味方がよくわからないことがあるのだ。
とにかくあと一歩のところで、留まっていたのが助かった。
危なかったよ 西澤警部補。
12桜
目に見える形で成果を見せるというのは励みになるのだね。
ゲーム感覚に近い 12個の桜。
それにしても、尾行で失敗するとは。
会津の昭和村の出身 大岩の畑の二瓶千恵子。
百貨店の外商主任。で 不正流用の情報を聞き出すが、
使い込みしていたのは?
女の恨みは、怖いよ 西澤警部補。
あたり
定年で大岩が辞めてからも、西澤を釣りに誘い、
いろいろ教える。実に、ありがたい存在。
一人前の捜査二課の警察官になることへの愛情 愛の鞭。
濁った川と澄み切った川では、住む魚も違う。
濁った川では、何が釣れるかわからない。
都庁の収賄を調べていて、車
に興味のある男と知り合いになったが、
結局は、2課の刑事と知って、
西澤警部補に接近してきたのだよ。
へそ
半透明のピンクのリボンで包まれたものは、ガムだった。
口が臭いのよと 信金の女の子に言われているのよ、
西澤警部補。
不慣れな捜査2課の仕事を、失敗に近いグレイゾーンで、
少しづつ成長していく、無骨さがなんとも言えない。