相場英雄のレビュー一覧

  • 震える牛

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    居酒屋強盗殺人、物取りの犯行と見せかけて実は――/ お宮になりそうな事件をひとつずつ追っていって解明する/ ケイゾク/ まあ上場企業の次期社長が自ら公衆の面前で殺人を犯すかってのが疑問だけど、トータル面白い/ ただ暴力団の名刺に刷られた役職が真相の近道だって描写で、それはなにかってのが途中で出てくるのにその答えがないのは気になる/ 実際こんなにザルな事件だったら速攻捕まるだろう/ ライター鈴木智彦推薦だったので読んだ/

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    2023年07月05日
  • トップリーグ2 アフターアワーズ

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    前作の最後に主人公が下した決断の結果/ 最後はロッキード事件の暗部を晒し、政権を倒すという目的は果たした/ 父親の死の謎を明言しなかったのは、官房長官絡みで続編を書きたい為か?/ 

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    2023年07月05日
  • トップリーグ

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    実際の事件は田中角栄のロッキード事件だろう/ これをベースに安倍や麻生や管の最近の政権をモデルにして、児玉誉士夫の裏金疑獄を暴く/ 古くさいテーマな雰囲気だけど、2019年の話だ/ 2020東京オリンピックの工事中に掘り起こされた金庫から聖徳太子の1億5000万円が見つかる/ 主人公にとってとても大切な仕事のポイントで、娘が必ず熱を出したり怪我をしたりする/ ここが本当に苛つく/ 子供なんかそこらに放っておけば良いんだ/ あと、最後のオチから逃げたのは許せない/ 戦後最大の疑獄を暴いたのか、自身の利益の為に仲間を見殺しにしても握りつぶしたのか/

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    2023年07月05日
  • 心眼

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    2023.07.04
    この本を楽しめるかどうかは2人の主人公に共感できるからどうかだ。
    私は2人ともちょっとありえないかなと思うため評価低め

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    2023年07月04日
  • 震える牛

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     社会的な問題と殺人を結びつけるのはいいが、それによって何を訴えるのか?サスペンス感が希薄だと思う。

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    2023年06月25日
  • レッドネック

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    60億ものフィーを手にするデータサイエンティストの彼、仕事の内容を全く開示されず、ただカナタに行って、彼に伝えるだけのメッセンジャーの
    彼女。。。

    彼女の知らないところで、動き始める闇深いシナリオ、煽動、操作、誘導………
    民主主義の根幹を揺るがす、この手札はいま切られた。何が正しくて、何が間違っているのか。

    結末に衝撃が走る。。。

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    2023年06月22日
  • レッドネック

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    インターネットの世界って怖いですね。何気なく使っているSNSやメールのリンクに、自分の個人情報が抜き取られてるかも。いや、抜き取られてるんだろうなあ。この書き込みも危険なのかなあ。でも、僕の個人情報を入手して、何か役に立てられる人がいるのかなあ。無意識のうちに搾取されてんのかなあ。頭のキレる人が、うまくいくシステムにいつの間にか操られてるのかもしれない。

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    2023年06月11日
  • アンダークラス

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    社会派小説第三弾。
    外国人技能実習生の過酷な現実にメスを入れた作品。この手の小説にありがちなものではなく、刑事の丹念な捜査から真実を導き出すという展開。
    重厚だけども読みごたえのある秀一な作品だった。

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    2023年05月17日
  • ガラパゴス 下

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    重たいが、しっかり考えさせられる小説。非正規社員の闇に焦点を合わせ、事件との関連性を丹念に繋いでいく刑事の執念。
    社会派小説としては、よくできていると感じた。願わくば、最後の最後にもう一波乱、何とか大物を引っ張り出すところまで描いて欲しかった。

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    2023年05月13日
  • レッドネック

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    相場英雄『レッドネック』ハルキ文庫。

    社会派エンターテイメント小説。

    冒頭から何がなんだか解らぬままにストーリーは展開していく。どうやらネットを使った世論操作をテーマにした物語のようだ。しかし、政治、環境、経済、格差と日本が抱える様々な問題を詰め込み過ぎた割りには曖昧な結末に読み終えた瞬間に疲労感を覚える。

    米系大手広告代理店に勤務する矢吹蛍子は、突然、バンクーバーに出張してケビン坂田という大学の若手講師に接触し、契約するよう、社命を受ける。クライアントが60億円ものフィーを支払うという謎の人物、データサイエンティストのケビン坂田の正体は……

    来日したケビン坂田は都知事選が目前に迫る東

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    2023年04月23日
  • 不発弾(新潮文庫)

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    03月-15。3.5点。
    炭鉱の町で生まれた主人公、母親はスナック経営。収入を求め高校卒業後、証券会社へ。トップ成績をとり、のし上がっていく。。

    東芝がモデルの部分あり、バブル前から2016年までの経済の動きを追う。非常にリアリティあり。主人公の冷静さ、立ち回りが痛快。

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    2023年03月28日
  • 御用船帰還せず

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    ネタバレ

    主人公萩原重秀は、徳川綱吉政権時、貨幣改鋳を行いインフレーションを巻き起こした実在の人物。経済小説に定評のある相場英雄がこの事件を舞台にした小説なんだから、かなり期待できると思ったんだが…。

    何だろう、この消化不良感。経済政策なんだから善悪二元論にはできないというのは分かるが、重秀側視点で読むにしても敵対勢力側視点で読むにしても、それぞれの個性に差が少ないようで感情移入がし辛い。

    人質の件や、将軍の不安定さ、チーム随一の腕っこきがあっさり死んだり(それも重要な場面で)詰めも色々甘く、挙句が最終章…経済小説で名を派す人がこのネタをこの描写でオチに使うんかぁ…ガックシ

    つまらないばかりではな

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    2023年03月25日
  • アンダークラス

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    秋田県能代市、2月、真冬の水路で、老人介護施設に入居していた85歳の女性の水死体が発見される。

    容疑者として、介護職員であるベトナム人・アインが逮捕され、『殺してくれと頼まれて、水路に落とした』と供述する…
    自殺幇助なのか⁇

    警視庁捜査1課継続捜査班・田川は、被害者の手が『殺しの手』であることを見抜く…

    地道な捜査が始まる…
    秋田・能代、神戸…

    事件の裏には、劣悪な労働環境の外国人労働者問題、IT大手企業による優越的地位の濫用…
    さまざまな問題が事件につながってくる。

    田川の執念の捜査が実る…

    上層でいるために。
    娘を幸せにするために。
    娘を下層にさせないために。

    アンダークラス

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    2023年02月12日
  • 血の雫

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    母から借りた本

    東京都内で連続殺人事件が発生
    だが、殺された人達に接点はなく捜査は難航する
    過去のトラブルで心を壊した捜査官田伏とITオタクの新人長峰の異色コンビで捜査にあたるが全く糸口がつかめない中、事件はインターネットを駆使した劇場型犯罪へと発展してしまう

    東日本大震災から10数年…
    犯人がしたことは到底許されることではない
    けど、こんな思いを抱え苦しんだ方もいるのかもしれない
    風化させないよう警鐘を鳴らしている作品だと思う

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    2023年02月09日
  • ナンバー

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     数字を扱う警視庁捜査二課を舞台にした連作短編集。少しずつ成長していく主人公の姿になんだかグッとくるものがある。
     殺人などを扱う捜査一課を舞台にした小説のような派手さはないが、二課は二課で同僚をライバル視したり、情報を与えてくれる特別協力者を使って情報をかき集めたりと、人間の深奥の心理が動いている。

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    2022年11月26日
  • Exit イグジット

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    最初の感想は本が分厚い
    そして経済用語が難しかったです
    その所々出る経済用語の所は
    なんとなくで読んでしまいました
    小説と現実がリンクしてそうな感じを得ました

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    2022年09月25日
  • 共震

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    ぼちぼちですかね。
    題材は嫌いではないが、トリック、犯人探しが普通にドラマ仕立てで。なんとなく今どきないいかたではないけどご都合主義的に解決していった感じで。ちょっとしんどかったですね。

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    2022年07月06日
  • ガラパゴス 下

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    ある身元不明の自殺者を調べていたら 実は殺人事件だった。
    そして その事件の背景には
    今の日本の ブラックな 部分があったという内容でした。


    はじめの方は 有名な電気・自動車 メーカーをもじった 名前が 出てきて 
    わかりやすいような わかりにくいような 感じでした。
    読んでいくと まさか あの会社がこんな 悪劣な状況で 人を雇ってるわけないよね~~ って 
    本気で心配したくなるような 内容でした。
    フィクションとは いえ、、、、
    ノンフィクションのように 描かれているのが 凄いですね~~~

    上下でしたが 長さを気にせず読めた本でした。

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    2022年06月15日
  • 血の雫

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    テーマはわかる。風化させないことはもちろん大事だが、3作目となるとお腹いっぱい。じゃあ読まなきゃいいじゃないってことなんでしょうけど...。中盤までは異色のバディものとして楽しめた。読後、この投稿ボタンを押していいのか迷う一冊。

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    2022年02月20日
  • レッドネック

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    ビッグデータを操作して世の中の流れを思うような方向に誘導する。リアリティがあって、自分は違うと思っていても操られていることがあるのかもしれないと、少し怖くなりました。

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    2022年01月24日