相場英雄のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
東日本大震災を背景にした社会派ミステリー小説とのことですが、本書の読後感として、フィクションとノンフィクションの比重、バランス、両立など、いろいろと考え込んでしまいました。
震災を背景にした小説は他にも読んでいますが、本書の特徴は、(被災2年後の)改善されない圧倒的で生々しい描写のリアルです。これらは、実際に現場に何度も足を運び、取材を重ねなければ絶対に書けない部分だと思います。
これに対し、被災地復興に尽力する県職員が殺害されるミステリー部分は、少し奥行きに欠けるような印象を受けました。「虚構を遥かに超越した現実」の扱いが強過ぎた感が歪めません。読み手の感想が分かれるところではない -
Posted by ブクログ
金融界のフィクサーとして裏の仕事をする古賀遼。
『不発弾』の古賀遼、と、気づく。
仙台あけぼの銀行の行員である元恋人の死をきっかけに、苦境に喘ぐ地銀の取材を開始する月刊誌『言論構想』記者・池内貴弘。
金融コンサルタントとして取材した古賀が伝説のフィクサーと知り、池内は取材を進める。
その最中、日銀副総裁の不倫スキャンダルが発覚。
事態は政界をも巻き込んだ金融危機へ…
度重なる金融緩和政策や国債発行で日本は、もはや『ノーイグジット』とされる危機、瀕死の状態であると気付く。
池内や堀田が日銀のクーデターを記事にしようとするが…
結局、池内の元恋人の自殺の原因もよくわからず。
ただの銀 -
Posted by ブクログ
実際の事件は田中角栄のロッキード事件だろう/ これをベースに安倍や麻生や管の最近の政権をモデルにして、児玉誉士夫の裏金疑獄を暴く/ 古くさいテーマな雰囲気だけど、2019年の話だ/ 2020東京オリンピックの工事中に掘り起こされた金庫から聖徳太子の1億5000万円が見つかる/ 主人公にとってとても大切な仕事のポイントで、娘が必ず熱を出したり怪我をしたりする/ ここが本当に苛つく/ 子供なんかそこらに放っておけば良いんだ/ あと、最後のオチから逃げたのは許せない/ 戦後最大の疑獄を暴いたのか、自身の利益の為に仲間を見殺しにしても握りつぶしたのか/
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Posted by ブクログ
相場英雄『レッドネック』ハルキ文庫。
社会派エンターテイメント小説。
冒頭から何がなんだか解らぬままにストーリーは展開していく。どうやらネットを使った世論操作をテーマにした物語のようだ。しかし、政治、環境、経済、格差と日本が抱える様々な問題を詰め込み過ぎた割りには曖昧な結末に読み終えた瞬間に疲労感を覚える。
米系大手広告代理店に勤務する矢吹蛍子は、突然、バンクーバーに出張してケビン坂田という大学の若手講師に接触し、契約するよう、社命を受ける。クライアントが60億円ものフィーを支払うという謎の人物、データサイエンティストのケビン坂田の正体は……
来日したケビン坂田は都知事選が目前に迫る東