相場英雄のレビュー一覧

  • トップリーグ

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    大手新聞の政治部記者、スクープ連発の週刊誌記者が昭和最大の汚職疑惑を追う話。

    政治家とマスコミの持ちつ持たれつの癒着関係がリアルに描かれていて、だから日本の政治とマスコミはダメなんだなと言う事が良く理解できた。「トップリーグ」の名の下に政治家に阿る記者たちの歪んだ優越感と社内での保身の態度は生々しいが故に気分が悪くなった。結局読者や国民はそっちのけで、自己の権勢を必死で維持する政治家やマスコミの姿は哀れだ。

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    2020年02月25日
  • 血の轍

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    ネタバレ

    二つの視点とも臨場感があって面白い。それぞれの正義のために自分を犠牲にして活動する刑事に頭が下がる思いで読んだが、公安側の理由が下らなさすぎて、フィクションであってほしいです。

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    2020年02月16日
  • トップリーグ2 アフターアワーズ

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    ネタバレ

    「トップリーグ」のその後。
    トップリーグに上りつめた松岡は、社の方針に従って記事を書き続ける。政治について語る講演会なども開催し、注目を浴びている。地元に帰ればヒーロー扱いだ。だが、政治部に異動したばかりの頃に持っていた記者の魂は捨てたも同然だ…元・同僚も裏切り、心に鉛を抱えているようだ…。でも彼の本質は完全に変わったわけではなく、どんなに偉くなってもハイヤーの運転手にも礼儀正しく接し、奢ることはない。まだ記者としての誇りが残っている。
    そこにいくつかの偶然が重なり、若くして亡くなった自分の父親と永田町との因縁がわかってくる。また、同じように深い事情を抱えた後輩記者がトップリーグ入りを果たし、

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    2020年02月02日
  • トップリーグ

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    テレビでよく見る官房長官の記者会見。記者の質問に淡々と答える。私たちが知る政治家と記者のやりとりは、実は茶番で、本当はトップリーグと呼ばれる一部の選ばれし記者たちが、政治家とやりとり…というか、取り引きしている?っていう話。
    大手新聞社は昔から、世論の形成に深く関与してきた。ならば、政治家はマスコミをうまく操らなければならない…ってことか。
    新聞社の政治部に異動になった松岡は、なぜか官房長官の阪に取りたてられ、あれよあれよという間にトップリーグの仲間入りをする。政治の中枢に足を踏み入れれば、記者があるべき姿とは実態がかけ離れていて葛藤する。
    現政権の裏側を暴いた元同僚は命さえ狙われる。松岡はそ

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    2020年02月02日
  • トップリーグ2 アフターアワーズ

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    シリーズ2弾。官房長官坂とヤマト新聞の論調を決める阿久津に、タッグを組んだ松岡と酒井が挑む。政治の中枢に 食い込むトップリーグの記者たちは真実を伝えることができるのか…。

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    2020年01月25日
  • ガラパゴス 下

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    前作『震える牛』での社会派ミステリての圧倒的な存在感が印象に残っており、メモ魔、田川刑事シリーズ二作目を手に取る。

    日本を支える一大産業、自動車産業、そしてその効率・生産性を支えた人材業界の薄暗い闇を描く作品。

    身元不明者で、自殺と処理されていたとある遺体。
    田川の鋭い観察眼により、他殺であったと判明する。

    殺されたのは誰なのか。
    なぜ殺されたのか。
    どうやって殺されたのか。

    ひとつひとつの謎を解きほぐしていくうちに、みえてきたのは巨大企業の歪み、そして闇。。

    田川刑事の捜査は見応えがありました。ただ、動機はなんとなく腑に落ちなかったかな。。悲しい結末には、現代社会の暗闇がありました

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    2020年01月03日
  • 双子の悪魔

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    ネットや株取引などが手軽に知れる内容。用語解説は入れて欲しいところだが...。プロローグで「格差」をプロットし、そこを軸に登場人物を切り分けていく。自分以外のことに無関心、鈍感な者への復讐劇、と言ったところ。プロレス団体の挿入は、昭和のプロレス大好きな著者のご愛嬌か、はたまた現在のプロレス団体への警鐘か...。頁数も適当でさっと読める。

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    2019年12月21日
  • 追尾~みちのく麺食い記者・宮沢賢一郎~

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    みちのく麺食い記者・宮沢賢一郎シリーズの第5弾。シリーズ中では初?のタイムリミットサスペンス。地元の名産紹介もさることながら、リストラ、繰り上げ合格詐欺などを巧みに散りばめた社会派ミステリー。スピーディーな展開でさっと読めます。
    260頁の5行目、人名が間違ってます。後の版では修正されているのかな?

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    2019年12月15日
  • リバース

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    詐欺や横領事件を捜査する警視庁捜査二課。知能犯捜査係シリーズの3弾。
    なんだけど、私、「ナンバー」は読んだけど次の「トラップ」読んでなくてこっちの作品を先に読んじゃったよ…。

    まあいいか…。

    福島の原発事故。多額の保証金、そして賠償金、復興のためという土木作業や除染にかかるお金。
    そこに群がる有象無象がお金の匂いに引き寄せられてやってくる。復興詐欺や利権…。知能犯たちに立ち向かうのはかつて煮え湯を飲まされた三知チーム。今回の敵は思いのほか巨大な敵で…

    自分たちのふるさとを追われた住民たち。
    原発という国からの事業を背負ったリスクはあまりにも大きい。
    それでも原発を誘致する県がある。
    そし

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    2019年12月11日
  • 双子の悪魔

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    経済の事もプロレスのことも株のことも何もわからないのに、面白かった。
    そして、恐ろしかった。
    これを読むと、ほんま日本って…あかんなぁ。
    自分も、自分のことしか考えれてなくて誰かを傷つけてたら嫌やな。
    しかし、ほんまに色々と勉強になる小説やった。

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    2019年12月06日
  • 不発弾(新潮文庫)

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    多分モデルは東芝。

    九州は大牟田市で生まれ、小さい頃に炭鉱夫だった父を失い、酒に溺れた母から離れるために証券会社で働きはじめる。

    金のカラクリがわかってきて、証券会社を辞めコンサルタントとして独立し、金の運用で失敗した会社向けの指南をはじめる。

    徐々に裏稼業のフィクサーっぽくなってしまうが、ある件がきっかけとなり、警視庁の捜査対象になる。

    と、いうお話。
    きちんと調べられていて、浮ついたところがなく、硬派の社会派小説。
    別作品も読んでみたい。

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    2019年11月15日
  • トップリーグ2 アフターアワーズ

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    前作のモヤモヤをスカッと決着させた本作。前半は少々冗長だが、450頁にも及ぶ紙面をあっという間に捲らせるスピード感が中盤以降に出てきて一気読み。ただ、記者を美化し過ぎている点は...。記者はこうあって欲しいという著者の思いではあるのだろうが...。国民一人ひとりが政治をどう考えるかにかかっているように思う。

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    2019年10月28日
  • トップリーグ2 アフターアワーズ

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    大和新聞の政治部で、官房長官のトップリーグとして活躍し、史上最年少で特別編集委員となり、順風満帆な人生を謳歌する男と、大手出版社の週刊誌で立て続けにスクープを連発していた男、5年前のある出来事で、二人の道は大きく異なることに。昭和、平成、令和と時代が変わるなか、深い闇は綿々と続いている。5年前に掘り起こした一大疑獄事件がここまで深いとは・・・。
    驚愕のラストに、開いた口も(^^)

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    2019年10月20日
  • 復讐の血

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    警察、金融、政治、そして原発、とても盛りだくさんな内容がコンパクトに描かれている。
    金融は苦手分野なのだが、ぐいぐいと最後まで引っ張られるように読みきれた。
    警戒区域、コントロールできている、など苦く悔しい気持ちになるワードだが、実際にその地に生きてきた人の思いを想像するとたまらない。

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    2019年09月07日
  • ガラパゴス 下

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    過酷な労働環境の中で、明るく振る舞っている主人公。
    仲野は、過酷な労働時間の中でも明るいのが、印象に残ります。

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    2019年08月23日
  • 不発弾(新潮文庫)

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    少々冗長だが、バブル期の企業の不正をモチーフに描く、至極のエンターテインメント作品。会社創業の目的から逸脱した事業に手を染めることによる凋落...。人の、世の中の、社会の役に立つ仕事をしよう。
    「儲け話には必ず裏がある。もし誘いに乗りそうになることがあったら、一旦その場を離れて冷静に考えてみるんだな。」当たり前のことを当たり前に行えない人達が、不発弾を抱え、いつか爆発するのだろう。

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    2019年08月21日
  • トップリーグ

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    『命の保証はない』
    政界の深い闇に切り込んだ記者の運命は…
    永田町激震の大スクープ‼️
    小説でしか描けない官邸最大のタブー、東京オリンピックを控えた都内の埋め立て地で発見された1億5千万円、昭和史に残る一大疑獄事件との関連は…次々に明らかとなる闇に蠢く影は何か。
    トップリーグとは、総理や官房長官、与党幹部に食い込んだごく一部の記者を指すとのこと。

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    2019年08月19日
  • みちのく麺食い記者・宮沢賢一郎 奥津軽編 完黙(小学館文庫)

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    派遣切りがテーマの旅情ミステリー。トリックはやや捻りがあり、違和感がある。奥津軽の文化に触れられているのはいい。病気や怪我によって陥る負のスパイラル。そこに救いの手を差し伸べる人たちの心情と背景にあるものを描く。弱者に優しくない社会構造、価値観、思想...。この国はどこに向かうのか...。

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    2019年08月14日
  • ナンバー

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    警視庁捜査二課を舞台としたストーリー、短編4編。

    捜査二課は、殺人などを担当する捜査一課と違い、詐欺や横領、贈収賄などの知能犯罪を担当する。

    相手が狡猾な知能犯ゆえ、捜査や行確、内偵などもかなり神経を使う。

    所轄から配属された西澤警部補。
    様々な失敗に戸惑いながら、一歩一歩進んでいく姿に、共感します。

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    2019年07月24日
  • ナンバー

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    あまり警察小説を読まないので新鮮でした。日常の警察の方には感謝を思う反面、結局内部軋轢が出てくるのが王道?と言うのが64もそうですが、興味が削がれます。

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    2019年07月23日