相場英雄のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
連続殺人事件の発生。共通するのはSNS。そのSNSに苦しめられた刑事、田伏とSNSに強いが癖のある相棒の刑事、長峰が殺人事件に挑む。SNSの裏側の世界、犯人の挑発と過激な殺人など劇場型の展開にぐいぐいと引き込まれた。そんな中でリアルな社会問題も見せているところは作者からのメッセージだろうか。とりわけ福島の風評被害とはこんなにひどいものだったのかとショックだった。そのせいか田伏の娘の言葉が心に染みた。怒濤の展開は面白かったが、相棒の長峰が最初はくせ者で面白かったのに後半は、あまり目立つことなく存在感が薄くなってしまったところは残念だった。
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Posted by ブクログ
社会派ミステリーが得意な作者さんの今回のテーマは、SNSやネットを使った劇場型犯罪。
いかに現代の人たちがSNS依存症なのかに警鐘を鳴らし、それによる連続殺人、その連続殺人もネットの世界に晒されていく…
そんな現代への反論的な作品化と思っていたら、途中で、話が福島の風評被害へと主軸が変わっていく。
あらすじでも、SNS犯罪を謳っているし、主人公となる刑事・田伏も誘拐事件の捜査の際に、ツイッターで顔写真を公開され、結局、警察に知らせたことを知った犯人が、誘拐した少女を殺してしまう。田伏は「間抜け刑事」のレッテルを貼られ、しばらく休職した後も、PTSDに悩まされていた。
そして、本来サイバー犯罪専 -
Posted by ブクログ
『震える牛』がすこぶる面白かった相場英雄。単発ものだと思って読み始めたら、みちのく麺食い記者・宮沢賢一郎シリーズでした。東日本大震災の被災地で起きた殺人事件。宮城県庁震災復興企画部の特命課長が殺害され、被害者と面識のあった宮沢が事件を追う。被災地の義捐金目当ての詐欺の真相に迫るという本作は、実際にあってもおかしくはない話。ただ、事件の舞台に無理やり被災地を当てた感が強く、ならば純粋に被災地を描く小説を書き上げてもよかったのではないかと思ったりもして。しかも犯人が最初から怪しすぎるのはいかがなものか。が、トリックはそれなりに面白く、被災地を舞台にして何か書き上げることはできないかと考えた著者の心