相場英雄のレビュー一覧

  • マンモスの抜け殻

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    相場英雄『マンモスの抜け殻』文春文庫。

    コロナ後の介護業界の闇を描く社会派ミステリー。

    『都心の限界集落』、『マンモスの抜け殻』とは言い得て妙である。今の日本では、少子高齢化、空き家問題、介護問題が騒がれている。高齢化が進み、介護施設に入所させようにも、比較的安い特養老人ホームはどこも一杯で入所待ちが数百人というのもざらだ。

    本作では一つの殺人事件を切っ掛けに、こうした社会問題の裏側に潜む闇を描いている。なかなか真相が見えぬままに進行するストーリー。結末は予想を大きく裏切り、遣る瀬無い思いが去来する。


    高齢化と人口減少が進む都心の限界集落と呼ばれるかつてのマンモス団地、富丘団地で83

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    2024年04月18日
  • ゼロ打ち

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    いやぁ…コワコワですね。

    そもそも、なんで選挙速報がスクープ合戦みたくなる意味がよくわからない。

    そりゃ当事者は早く結果を知りたいだろうけどねぇ。

    速報でハラハラするよりも、私は確実な結果が知れればいいよ…。

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    2024年04月13日
  • ゼロ打ち

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    新聞社社会部から突然政治部で東京1区の選挙を取材せよと命じられた記者。都議死の件は殺人ではという情報を。東京1区で立候補する教授の選挙を手伝うことになった他議員の秘書。どちらも何かおかしいと感じる。

    面白かった。一気読み。最近の裏金事件のことも連想する。

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    2024年03月31日
  • 追尾~みちのく麺食い記者・宮沢賢一郎~

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    ネタバレ

    ⭐︎4.3
    麺食い記者シリーズ。今回も楽しませていただきました。バスジャックと誘拐事件そして、その誘拐事件が身代金を安全に受渡できる手段の保険とはなんとも、全く予想だにしない事件を今回も難なく解決。
    大きなテーマは男の嫉妬というのも、なかなかに怖い。
    ラストの娘の墓前のシーンは目頭が熱くなった。

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    2024年03月31日
  • ガラパゴス 下

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    ネタバレ

    やや冗長だったなという印象。特に派遣労働者の実態、ハイブリッド車に関するくだり、事件の根幹に関わっているので分からなくはないが、そこまで執拗に書く必要が…?と思ってしまった。後半で実行犯から犯行時の自白を引き出すあたりは臨場感があって良かった。

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    2024年03月06日
  • トップリーグ

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    ネタバレ

    2017に上梓されて、単行本は2019年発売

    2023年後半からの現実での派閥の裏金問題をも予測した内容でした。
    主人公の松岡が最後どちらを選んだのかは明かされませんでしたが、それは読者の考えによるのかなと思いました。
    個人的には新聞の指名を果たしてもらいたいかなと思いました。

    早めに読んでおけばよかったと思いました。

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    2024年01月28日
  • 心眼

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    なかなか面白い展開にならずに焦れたが、
    中盤から後半に掛けて面白くなった。
    また主人公の成長を目の当たりにして
    読んでいる自分まで嬉しくなってしまった。

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    2024年01月03日
  • 血の雫

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    最初からけっこうはまって読んだけど、最後の盛り上がりがあっさりな気が。
    でも色々考えさせられる作品だった。
    長峰さん頑張ってほしい。

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    2023年12月25日
  • ガラパゴス 上

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    織田裕二主演でドラマ化されており、なかなかテンポ良く面白かったため、原作も読んでみた。
    ドラマと原作とでは、ずいぶんと内容は異なるものの、それぞれのよさがあった。
    本作は、現代版蟹工船。派遣労働者とは、正社員とは、現代社会をテーマにしており、今の世の中に対するアンチテーゼのような内容に、考えさせられる作品。
    上下巻で大変ボリューミーな圧巻の作品である。

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    2023年12月24日
  • トップリーグ2 アフターアワーズ

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    政界の裏工作よりも、掴んだネタに振り回される主人公たちのサスペンス劇場になっている2作目。これは期待できない流れか、と思っていたらラストはきっちり与党の頭上に爆弾が落ちる豪快なオチ。それだけでなく、未来も導いてくれそうな素晴らしいストーリーだった。これ、上下巻でも良かったくらい。

    仲間だったのに裏ボス感をにおわせる官房長官。その一言がなかなか奥深い。

    ── この国は低成長ながら均衡を保っています。政治が腐敗していようと、人心が乱れたりしていない。平穏な暮らしを少しずつ変えていくつもりだった─

    これが与党目線か。不祥事をもみ消しまくって何をのたまっとる!と拳を固めることもなく、裏金なんて他

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    2023年12月23日
  • トップリーグ

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    トップリーグとは官邸付きの記者の中の、選ばれし数人のことを指すらしい。ラグビーかと思った。
    ニュースだけでは薄っぺらに見える閣僚の動きが窺い知れる。ブンヤ目線のためヒリヒリした時間感覚で話が進み、まるで疾走するように読み終わった。

    ──日本は先進国の中でも一番成熟した国家となりました。(中略)誘導する利益や利権がなくなった途端、かつての派閥は急激にその機能を失ったのです。(中略)負の対応を押し付け合うのが、現在の政治の最大のテーマです─

    高齢化によってセンセ方のつな引きはさらに空虚を増しているという見方。現実でも裏金と増税メガネのニュースしか見ない。池上彰さんの言葉では税金の使い道を決める

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    2023年12月17日
  • Exit イグジット

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    大量の国債発行がもたらす財政破綻、ハイパーインフレがテーマのフィクション小説。大規模金融緩和で銀行の経営が厳しくなり、不正融資やリスクを伴う投資をするようになる。営業ノルマに追われた銀行員の自殺がリアル、、、
    『現代の徳政令』で生き残るべきではない中小零細企業をも救済していたことは知らなかった。
    財政破綻の危機が本当にあるのかどうかは疑問。
    過去これだけお金をばら撒いてもインフレは起こっていなかった(直近のコストプッシュインフレは除く)。
    不発弾のようにいつかいきなり爆発するリスクがあるということなのか?正しい答えは多分誰にも分からないが、皆が考え続けることが重要。

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    2023年10月28日
  • イグジット

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    相場英雄『イグジット』小学館文庫。

    これは、経済ホラーサスペンス小説と言っても良いのかも知れない。

    はっきりとした結末は用意されておらず、前半で自殺した地方銀行の女性行員についても深堀りは無く、どうにもスッキリしない。ただ日本政府と日銀への不満と日本経済の未来に不安を煽るだけの小説であった。

    今年、ついに日本はドイツにも抜かれ、GDPで世界4位に転落する見込みである。円安は止まらず、昨日1ドル150円台に突入した。バブル経済崩壊後、30年間も経済成長に伸び悩み続け、世界一の財政赤字を抱える日本に出口はあるのだろうか。


    出版社の言論構想社で営業を担当していた池内貴弘は急な異動で出版社の

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    2023年10月26日
  • トップリーグ2 アフターアワーズ

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    最後は案外あっさり終わりました。もう少し抵抗すると思いましたが私としては何か気が抜けました。前編からの続きで復讐編でしたが安心出来るエンディングで私的には良かったです。今後も相場英雄氏の作品を楽しみたいです。

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    2023年10月20日
  • トップリーグ

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    相場英雄さんの作品 久しぶり読みました。前回は震える牛で大変面白かったです。今回も大変面白く記者と政治家との闘い。こんなシュチュエーションは大好きです。2がある事で小説の世界位は良い終わり方でと期待します。

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    2023年10月11日
  • 心眼

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    見当たり係という指名手配犯を地道な捜査で検挙する班の話ですが、そこに所属する若手刑事を主人公に、捜査1課から流れてきた凄腕の刑事が次々と指名手配犯を検挙していき、どうしたら自分も検挙できるのか?ともがきながらも主人公が試行錯誤の末、一人前の見当たり班刑事になっていく姿を描いた作品ですが、まさにタイトルの心眼という心理が大事だということを描いでいるのですが、刑事という職業だけでなく、他の職業でも大事な考え方であると考えさせられる作品でした。

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    2023年09月30日
  • 心眼

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    多くの人々が行き交う駅や歓楽街で、指名手配犯や行方不明者を探す警視庁見当たり捜査班。配属された新人刑事片桐はベテラン稲本のように実績を上げられずベテラン稲本の技を盗もうとする…。答えは「心眼」。Nシステムや街の監視カメラを使ったハイテク捜査に一石を投じる作品。

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    2023年09月20日
  • 心眼

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    みなさん書いているように片桐の行動や言動にはイライラさせられたけど、逃亡犯を追いつめていく様子はドキドキして楽しめた
    警察小説はたくさん読んでいるけど、こういう部署もあるんだな〜と新鮮な読み心地で良かった

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    2023年08月25日
  • リバース

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    登録漏れ。相変わらず世の中に突きつける作品。途中の清野さんの話が良かった。シリーズ初めての長編だけど、最後かな。ミステリは大体捜査一課の方達ですけど二課の事件も面白い。また続編が読みたいです。

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    2023年08月18日
  • 心眼

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    稲本さんの言葉も片桐のストーカーまがいの行動も理解出来ず。もういいかなと思い始めたところで、さすが社会派の相場さん。「正義の定義は時代や環境によって変わる。昨日まで一般人でも、今日から法律が変われば被疑者になることだってある。自分の組織の身勝手さと社会の常識とのギャップをわきまえないと、どこかでおかしくなる」Nシステム運用の闇、諸刃の刃。

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    2023年08月13日