相場英雄のレビュー一覧

  • 追尾~みちのく麺食い記者・宮沢賢一郎~

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    これまでのシリーズにはないバスジャックという特殊な事案を題材にしていて非常にスリリングさを感じた。また、田名部管理官を事件に関わらせるための手段が独特で面白みがあった。

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    2025年10月11日
  • ブラックスワン

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    元自衛官で今は警護の仕事を個人で請け負う城戸が、娘の友人である福本真衣を沖縄まで連れて行ってほしいと言われて警護をすることに。
    城戸が引き受けて間もなく、何者かが真衣を狙撃してくる…
    プライベートジェットで密かに沖縄に入ったが、中国政府の接触、さらには公安部からもマークされていることに気づく。

    何故、狙われているのか何も話さない真衣に城戸と同じようにイラつきながら読んでいたが、後半から真衣がカナダの大学院で研究しているのが、応用化学だとわかり腑に落ちる。
    日本大手のメーカーが開発した試作車を盗んでまで手にしたいもの。中国やロシア、北朝鮮に技術が流出するわけには…と公安部までもが動いたこの件に

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    2025年10月03日
  • ブラックスワン

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    ネタバレ

    中国、公安、アメリカまでも関係してくる恐ろしい話。
    主人公の城戸が強い!
    こんな人が護衛についていたら安心と思うけど、それにも食らいついてくる中国の恐さよ。
    骨太な内容で面白かった。

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    2025年10月03日
  • みちのく麺食い記者・宮沢賢一郎 奥津軽編 完黙(小学館文庫)

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    シリーズ物としてこの作品の前に1作読んでいたので、固定の登場人物もキャラクターはすんなりと受け入れやすかった。トリックに関しては、まさかそんな動物が関わってくるのかという驚きがあった。

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    2025年09月26日
  • ブラックスワン

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    台湾から始まり沖縄、長野とボディーガードとして逃げ回る。
    カナダの大学に通う依頼人の謎は最新のバッテリー技術。
    中国が怖い。

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    2025年09月22日
  • ゼロ打ち

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    裏金作りの実態を見たような気がします。実際に問題になっているにもかかわらず、解明されていないセンセーショナルな問題です。登場人物の名前が実在の人物を少し混じっただけなので、かなり現実味があります。ゼロ打ちより、都議会議員の裏金づくりの実態や国会議員選挙の関係などが興味深かったです。本当にあるとしたら、怖い話です。

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    2025年09月19日
  • 震える牛

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    相場英雄さん著「震える牛」
    自分の経営する居酒屋のお客さんから薦められた作品。相場作品は今まで読んだことがなかったので期待して購読。

    読みはじめてこの作品は昔WOWOWのドラマで観たと思い出した。しかし例のごとく内容をあまり覚えていなかったため、かなり新鮮な感覚で読めた。

    サスペンスとしてかなり面白い作品。社会派サスペンスで真相が繋がっていく様は本当に面白かった。
    二人が居酒屋で殺される殺人事件からの再捜査から、オックスマートという巨大ショッピング施設を運営する大企業の隠蔽も絡み、そこから食品擬装やBSE等の社会問題も匂い出す。良質なサスペンス作品。

    そして中野の居酒屋で殺人事件が起こり

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    2025年09月11日
  • ゼロ打ち

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    突然の解散総選挙…
    大和新聞社会部の敏腕記者・片山芽衣は突然、選挙班に駆り出される…
    慣れない選挙班での日々だったが、取材中にある都議会議員の不審死を知り独自で調査を始める
    一方、民政党の新人候補の応援を任された国会議員の秘書・中村は苦しい選挙戦に悩まされる
    物語はこの二人の視点で進む
    そして都議会議員の不審死を通して結びついていく

    『ゼロ打ち』とは選挙開始直後後、開票率0%な近い時点で特定候補者の当選確実を報じること…
    これ、いつも不思議だったし、開票が終われば当選は分かるのになぜ早さを競う必要があるのか?
    と思っていたが、納得…
    そして
    政治に結びつく「金」「犯罪」
    やっぱり表に出せない

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    2025年09月04日
  • みちのく麺食い記者・宮沢賢一郎 奥会津三泣き 因習の殺意(小学館文庫)

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    主人公のキャラクター設定が愛おしさを感じる人物で良かった。また、当初敵対するかと思われた警視庁の管理官も太々しさを初めは感じたが、主人公と良いバディ関係になっていくことが読んでいて楽しかった。

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    2025年09月03日
  • アンダークラス

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    いくつかの企業の名前が登場する。それは架空の名前だけど、実在の企業をモジったものだということはすぐわかる。
    描かれていることが、実在の企業と同じなのかどうかはわからない。
    そんなことを考えながら読んだ。

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    2025年08月26日
  • 楽園の瑕

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    なかなか読み応えのある作品だった。山梨県の北甲州と言う名の町の耕作放棄地に絡む再開発に大きな不正があるのではないかと警察官が動き出す!なかなかの長編だった。最終章になって俄然面白くなって一気に読んでしまった!いやあ疲れた!登場人物に女性が多かったことは好感を持つた。

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    2025年08月22日
  • ゼロ打ち

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    選挙をテーマにした小説を初めて読んだ。派手さはないものの、綺麗事だけでは済まない魑魅魍魎とした世界なんだということが想像できた。選挙日にはどの局も選挙特番しかやっていないので、いずれかの番組は見るが、いち早く当確情報を出すことにそこまでの価値があるんだろうかと懐疑的に感じた。

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    2025年08月17日
  • 楽園の瑕

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    ネタバレ

    過疎地域の活性化に向け、大規模農場とリゾート開発を展開しようというプロジェクトの実態を暴く社会派推理小説。
    バブル崩壊後、不良債権隠しという裏の仕事で伝説の金融ブローカーとして名を馳せた古賀は、裏稼業に嫌気がさし、現在は山梨県の山間部・大菅村で隠居生活をしていた。
    近くの北甲州町で、大規模農場とリゾート開発のプロジェクトが計画されていることを知った古賀は、計画の主導者が兵頭であることから懸念を覚える。
    兵頭は元経済財政政策担当相。
    新自由主義の名のもとに規制改革や不良債権処理を強引に推し進め、いくつもの銀行を潰して、外資系企業に叩き売った男だ。
    古賀は、自ら、金のため、不良債権隠しという悪事に

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    2025年08月11日
  • 楽園の瑕

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    ネタバレ

    警察キャリアの樫山順子シリーズ第二弾。

    と銘打っているものの、『不発弾』『イグジット』で暗躍する金融コンサルタントの古賀の物語でもあり、その関係者も多数登場する。
    事件は地方創生の美談の殻を被った悪徳スキームで、農地を集めた後、農地転用ではなく半導体工場建築に転売しようというもの。
    半導体などの大手大工場はカンフル剤にはなるものの、弊害も多く、ましてや撤退した場合の反動の過疎化は半端ではない。
    自分も近くの三重の亀山の液晶工場の例を知っているだけに、恐ろしくなりました。
    なので半導体工場誘致ではない隠れ蓑を使うという話はありえそうでした。
    また、兵頭や磯田のモデルがあからさまなのに苦笑してし

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    2025年08月09日
  • 楽園の瑕

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    山梨にワイナリーを作ろうとする大企業の動きに胡散臭いものを感じる元金融ブローカー。山梨の役人が収賄してるかも知れないと考える刑事部長。

    面白かった。企業や元教授等のモデルがハッキリ分かり、彼らのやり方に、作者が危機感を覚えてるのがビンビンと伝わる。

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    2025年08月08日
  • ナンバー

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     横領や詐欺などの金が絡んだ事件を担当する捜査二課に焦点を当てた警察小説で、捜査一課の様な派手さはない反面狡猾な知能犯との対決や上層部同士のバチバチが如実に描写され、それらに巻き込まれ失態を犯しつつも自身の職務を全うしようとする主人公の姿が印象的だった。

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    2025年07月31日
  • 楽園の瑕

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    樫山シリーズ第二段。警察官僚の目線で事件が描かれていく。今回は、山梨県警刑事部長になった樫山がキャリアの捜査ニ課長と頼りになる現場叩き上げの警部(おそらく係長)と農地売却をめぐる収賄、贈賄とその裏に隠された謀を調べていく。4.1

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    2025年07月29日
  • ゼロ打ち

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    久々の相場作品
    選挙の裏側がリアルっぽく面白い
    ラスト以降もエピローグとして読みたかった
    片山記者で続編もアリかな?

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    2025年07月29日
  • ゼロ打ち

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    突然の解散総選挙…
    大和新聞社会部の敏腕記者・片山芽衣は突然、選挙班に駆り出される…
    慣れない選挙班での日々だったが、取材中にある都議会議員の不審死を知り独自で調査を始める
    一方、民政党の新人候補の応援を任された国会議員の秘書・中村は苦しい選挙戦に悩まされる
    物語はこの二人の視点で進む
    そして都議会議員の不審死を通して結びついていく

    『ゼロ打ち』とは選挙開始直後後、開票率0%な近い時点で特定候補者の当選確実を報じること…
    これ、いつも不思議だったし、開票が終われば当選は分かるのになぜ早さを競う必要があるのか?
    と思っていたが、納得…
    そして
    政治に結びつく「金」「犯罪」
    やっぱり表に出せない

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    2025年07月23日
  • 震える牛

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    添加物はやばいなと思いながら食べちゃってたけど、怖いなって思った、、
    添加物の実態が知りたくて本も買って、
    Audibleで聴いた

    夢中になって聴き入ったサスペンス

    まさか、この話で
    エピローグで大泣きするとは思わなかった。

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    2025年07月21日