相場英雄のレビュー一覧
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食品と大型SC
本作では、流通大手の店舗大型化と地方商店街の疲弊をリンクさせて、大型店舗の画一的なつくりが結果として町の色を消したと訴えている。一方、タイトルの通り、BSEを巡る風評被害や食品偽装など、流通の前段階に対する不信感、そうした動きに流通も加担しているのではないかという疑念が本作を読むにつれ脳裏に浮かぶ。
さて、以上2点を消費者という観点で整理すると、全く違った結論となる。すなわち、前者は消費者が選択できる一方で、後者は選択の余地がない。
後者は業者の行為は悪そのものであり、情状酌量の余地はない。
しかし、前者は大型店舗が一方的に批判されるべき筋合いではないと思う。こうなってしまった原因は、消費者の -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった。昔から表紙がインパクトあって覚えてたけどやっと読めた。
中年窓際刑事が2年前のお蔵入り事件をジワジワと解明してく話。タイトルはよくあるただの抽象的であんま内容とは関係ないのかなと勝手に思い込んでたけど、全然本編関係ありありだった。文字通り、震える牛=BSE。最初は全く関係無いような殺人事件だったけど、主人公刑事が粘り強く捜査するうちに段々朧げに繋がっていき、犯人まで辿り着く。最後は上司の裏切りでイラッとしたけど、地元商店街の雰囲気や部下とのほんわか会話、主人公の誠実な人柄もあってとても良い読み心地だった。登場人物は多いけど話は分かりやすくきちんとキャラも立ってるのでとても読み易かっ -
Posted by ブクログ
触れ込みの通り、確かに肉が食べにくくなる。
現実社会では、こんな事は起きてないと信じたいが、、、
刑事ものを想像して、その地道さやバディとの愉快な関係を楽しく読むものではなく、行われる犯罪の質の不気味さが際立っていて、読み終わった後考えさせられた。
感化されると、よくネットに蔓延っている、陰謀論者の様に扱われそうだが、エプスタイン事件の様に陰謀論が現実に起こりうる世界にになって来た。
自身の利益と権威の為なら、私の様な性善説全開人種の想像には及ばない、薄暗い事実が隠されてる?
当たり前だけど、安いには安い理由が必ず存在する。企業努力なら良いのだけれど。 -
Posted by ブクログ
「極限まで推し進められた自由市場主義は、恐ろしく偏狭で、近視眼的で、破壊的だ」
企業とは個人の集合体に過ぎず、集合体を構成する個人のために本来は存在する。
ところが、次第に集合体はそれ自身の身を守るため構成員を犠牲にするようになる、経営層すら例外なく。
政治家が念仏のように言う「安心安全」
企業による偽装や隠蔽が表に出て「食の安全」が担保されなくなったとき、それを招いていたのは必ずしも“企業”だけではない。
“美食”と“お得”を使い分けるメディアたち
ここぞとばかりにアピールする政治家たち
嬉しそうにして行列をつくり、得意げにSNSにアップする消費者たち
物語は社会派警察小説の王道をい