相場英雄のレビュー一覧

  • 震える牛
    いやぁ〜参りました。

    本気の警察物って手にしてこなかったのですが、こんなにも面白いとは...

    また読みたいと思うジャンルが増えてしまいました^^;

    「震える牛」ってそういう事なんですねー。

    いやはや恐ろしい。

    本作の主人公は警視庁捜査一課継続捜査班に勤務する田川警部補。

    課長の宮田から2...続きを読む
  • 震える牛
    これは本当にフィクションなのか?
    日本中を震撼させた現代の黙示録!

    扉の言葉に思わず購入。
    だいぶ遅いですが(笑)。
    表題の震える牛とは、そういう意味なんですね。

    『なぜ食べないんですか?』
    『雑巾だからです』
    『雑巾?どういう意味ですか?』

    2年前、深夜、中野の居酒屋で起こった殺人事件。居酒...続きを読む
  • 血の雫
    一見関連のない河田光子、平岩定夫、粟野大紀が殺害され、田伏恵介と長峰勝利が捜査にあたる物語だが、IT技術の秀でた犯人にアナログ的な捜査を墨守する警察組織が苦闘する過程が楽しめた.幹部はサイバー捜査官として長峰を配置するが、ITオタクの行動に戸惑う捜査陣.全く手掛かりがつかめないなかで、長峰がそれぞれ...続きを読む
  • トップリーグ
    記者の仕事がよく分かる、政治家についてもモデルが良くわかり題材もロッキード事件を題材にしているようで読んでいてイメージがつきやすい。
    最後までは面白く読んでいたが終わり方がスッキリせず、嫌いな終わり方だった。続編が出ているが読むか迷う。
  • Exit イグジット
    44かなり専門的に債権や株の動きと経済を物語にして読み応えのある作品でした。赤字国債ってよく聞くけど、結局誰が返すの?ということに気がつかない。大国の言いなりの金融政策でいいのかな。疑問を持つことの重要性を再確認しました。
  • レッドネック
    42アホが多い世の中(自分もだけど)とは思うけれど、小手先で人を動かすやり方は嫌いだなあ。他の人や物をコントロールする事で、金儲けしたり優越感に浸るようなことはしたくない。でもまあビッグデータは今この時も売買されてる。誰が儲けてるのかな。
  • トップリーグ
    名前は変えられているが明らかに現実に存在する人物を想起させるもので、ノンフィクションかのようだ。事実は小説よりも奇なり。事実はもっともっと汚ないものなのかも。

    松岡は最後にどちらを選択したのか?
  • ガラパゴス 上
    久しぶりに推理小説(警察小説)を読んだ。相場英雄氏の著書を読むのは2回目で、「震える牛」を読んだことがある。いわゆる社会派、現代社会の裏の部分のやるせなさを炙り出す。
    本書は軽く読めるが、テーマは重い。日本で非正規雇用者が増えて、低賃金で働くことを余儀なくされるその人たちの生活がひっ迫しているという...続きを読む
  • ガラパゴス 上
    企業の雇用、賃金、非正規労働ってなんなんだろうと考えさせられる。企業も生き残りに必死ではあるが、働く人が落ち着いて生きていける賃金を安定的に得られる社会であって欲しいと強く思った。
  • トップリーグ2 アフターアワーズ
    トップリーグのラストが気になっていましたが、そうだったのかと思うこと数回。
    この本を読んでよかったです。
  • 血の雫
    東日本大震災から10年。
    文庫本になった今も少なからずリアルにこの問題は残っていることを実感する。

    この動機、小説だから成立するのだろうが、隠蔽された小さな埋もれた事件はいっぱいあるのだろう。
    結末が、今の日本を象徴しているようだ。
  • トップリーグ2 アフターアワーズ
    トップリーグの5年後、再び主人公は自分の記者としての矜持と亡き父のために立ち上がる。最後まで一気に読んだ。
  • トップリーグ2 アフターアワーズ
    続編なんですね。
    前作を読んでいなくても充分面白いと思ったけど前作を読んだ方がいいのかな。
    前作のラストがあるからラストがハラハラ感がました気がしますね。
  • 血の雫
    最近、相場英雄の社会派ミステリー作品の虜になってますが、本作もなかなか面白かったですね!若干ネタバレ的になりますが、風化しつつある東日本大震災の原発被害をベースとした、他の作品でもありましたが、それを風化させてはいけないという作者のメッセージがこめられた作品になっておりました。
    まだまだ震災の爪痕は...続きを読む
  • 血の雫
    SNS等の、ネット犯罪的な、(普通に、Twitter、LINE で書き込む事の簡単さと、事の、重要性に、全く無関心であり、拡散力の絶対性)怖さが、存分に感じられる作品。
    現代の、社会問題を、取り上げたら、ピカ一の、相場作品。次が、早く読みたい。
  • ガラパゴス 下
    継続捜査班・田川刑事の地取り、鑑取りが全国展開で進み、点が線になっていく過程を楽しめた。鳥居刑事の過去の生い立ち、派遣労働者が直面する劣悪で陰湿な労働環境、そしてガラパゴス化して国際競争力を失った日本の自動車産業のマイナス面が生んだ犯罪という構図が分かりやすく配置されている。最後は政治的な圧力による...続きを読む
  • ガラパゴス 上
    『震える牛』の次に選んだ著者の作品。鑑識課の身元不明者解消ノルマに付き合わされることになった田川刑事。しかし、自殺扱いだったホトケに他殺の痕跡を発見し、再捜査に着手したことから、派遣労働者の過酷な運命が露わにされていく。同時に、SITで業務上過失致死傷を扱う鳥居刑事と、派遣ビジネス、ハイブリッド車製...続きを読む
  • Exit イグジット
    日本経済全体のヤバさ、衰退ぶりを明確に示した本。平成から始まる超金融緩和政策により、日本の政策金利は0%台を維持し、果てはマイナス金利まで導入した。これが意味することは、金融機関が顧客へ融資する際の貸出金利も下がり、日本国債の利回りも下がる(国債価格は上がる)ことにより、もはや金融機関は金利の利ざや...続きを読む
  • レッドネック
    この語り口、嫌悪感が沸き立つのを止められませんでした。フィクションでしょうが、ルポのようです。実際に起きててもおかしくないリアルさに背筋が寒くなりました。私も骨髄反射組組員、知らない間に操られているのだと深く自覚しました。ネットのアンケートに反応するのはやめようと決意するほど。スマホを捨てて一生ネッ...続きを読む
  • キッド
    ひさしぶりの相場君や。今回も存分に楽しませてやと期待満々で読み進めた。
    主人公は不死身のスーパーマンで凄腕ガードマンやのに、割と周りの関係者が簡単に殺されてしまうで、、アレ??