内田康夫のレビュー一覧

  • 氷雪の殺人

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    主人公の探偵浅見光彦がどのような人物なのかを知りたくて初めて読んだ内田康夫作品。
    33歳、独身、とても裕福な実家住まい、ばあやに溺愛されて育ったという浅見光彦についてはとてもよくわかった。
    今までの私のイメージの中の探偵とは異なり、やわな、優男(やさおとこ)だが、頭が良くすぐに事件の核心に近づく。
    実際、探偵ではなくルポライターという設定なのも面白い。
    TVドラマも一度も見たことがなかったが、機会があれば見てみたい。歴代の浅見光彦役の俳優は、皆私が抱いたイメージに近い。

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    2022年03月06日
  • 後鳥羽伝説殺人事件

    lm

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    伝説と怨念のミステリー

    浅見光彦の妹の死の真相が読んでいてツラくなりますが、この物語はいかにもザ推理小説、ザ殺人事件と呼ぶにふさわしい歴史上の伝説が絡んだ内容だったと思います。

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    2022年02月20日
  • 鞆の浦殺人事件

    lm

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    試し読みから終わりまで

    この物語は浅見シリーズの中でも表紙の絵柄から大好きな作品です。内田先生から始まるのも魅力ですし、浅見さんとヒロインの接触は少ないてすが、各登場人物とのやりとりや当人同士の意外な接点がキーワードになっていてあっという間に読んでしまいました!

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    2022年02月20日
  • 孤道

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    未完の作品
    内容は濃いと感じました
    そしてこれからというところで終わってしまいました
    1行目から事件発生
    熊野古道や古墳がからんで展開される
    あの古墳はいったい・・・

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    2021年10月31日
  • 貴賓室の怪人2 イタリア幻想曲

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    ひと味違う光彦作品

    海外が舞台のため、いつもの浅見光彦シリーズとは一味違った展開が新鮮です。
    本作ではイタリアのトスカーナ地方が舞台のため、貴賓室の怪人第一話と違ってクルーズの風景が楽しめないのが少し残念です。
    とはいえ、若いころの兄のエピソードがからみ、ミステリーとしては一話より楽しめます。
    キリスト教遺物の盗難に関して教会関係者との駆け引きもあり、映像化してほしい作品です。

    #癒やされる #深い

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    2021年07月18日
  • 江田島殺人事件

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    エリートの苦悩

    兄陽一郎に防衛庁長官からの依頼がくることからはじまる。
    不正を変えるためにエリートに登りつめたのに、さらに色々なところからの重圧がのしかかる。
    壮大なライオンに立ち向かうキジを待つ兄陽一郎だが、キジは意外な人物だった。
    せめて久野刑事のラストはハッピーエンドになってほしかった。

    #ダーク

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    2021年07月02日
  • 悪魔の種子

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    花粉症緩和米

    須美ちゃんから頼まれた事件です。
    花粉症緩和米という画期的に聞こえる商品も、遺伝子組み換えと聞くと拒否反応が出る、確かにそのとおりだなぁと思いました。
    警察の合同捜査にこじつけて、しかも捜査員たちの前で事件の解説をしていたところが面白かったです。
    最終的には警察の捜査で全容が明らかになりましたが、最後まで光彦主導で解決してほしかったです。

    #笑える #タメになる

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    2021年06月05日
  • 後鳥羽伝説殺人事件

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    浅見光彦第一弾。いくつか、浅見光彦シリーズを見ていただけに、今作は闘志を燃やした若かりし浅見光彦のようだった。
    犯人推測において、もしやもしや?と思わせる展開を決して裏切らない内田康夫の作品は、今作でも同様。
    特に今作は、警察と素人(名探偵ではあるが)ふたりの事件解決への手順や視点の相違をうかがえるのが面白い。

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    2020年11月12日
  • 壺霊 下

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    このシリーズ初めて読みました。
    引き続き読みたいと思った。
    今回は京都の裏側を垣間見れた。
    しかし本来の仕事のレストランの紹介をもっと知りたかったなぁ。

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    2019年10月21日
  • 「須磨明石」殺人事件 <新装版>

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    スッキリ読みやすかった。今回の浅見さんは、今までの浅見さんらしい人柄だ。個人的には、歴史が絡むよりは、こういったノーマルな推理ものの方が浅見さんシリーズは読みやすい。旅と歴史の浅見さんには悪いけど(笑)。

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    2019年08月19日
  • 札幌殺人事件(上)

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    札幌を舞台に暗躍する組織

    札幌でイベント会社の専務をしている越川春恵は、社長で夫の伸夫の行動を不審に思っていた。原因は、プロモーターの白井なのか?素行を確かめるために依頼した知人の男性が失踪・・・。その男性を追いかけ、浅見は札幌へ。そこで待ち受ける、北海道再開発をめぐり謎の組織が暗躍する。

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    2020年06月04日
  • 竹人形殺人事件

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    ネタバレ

    人の欲というものは限りのないもの。
    独占したい、称賛を浴びたい…
    その欲の塊が実質今回の事件を
    引き起こしてしまったとみても過言ではないでしょう。

    竹人形の元祖である男が殺されます。
    どうやら彼はムラのある男で
    ここ最近はまともに仕事をしている
    気配はないようでしたが…

    世の中には不都合な黒い事実が
    わんさかあります。
    そういうものは得てして隠したいもの。
    そんな事実がごろごろと転がっているのです。
    最後のなんて最悪よ。

    ただ、消化不良な終わり方になっているので
    そこのところは注意。

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    2019年05月23日
  • 白鳥殺人事件~〈日本の旅情×傑作トリック〉セレクション~

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    実際の事件をモデルに、フィクションではあるが、その推理に唸らされた。冒頭の事件がどう関わってくるのか、白鳥のダイイングメッセージは何を示すのか、一気に読むことができた。

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    2019年04月03日
  • 津和野殺人事件~〈日本の旅情×傑作トリック〉セレクション~

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    個人的なイメージだけど、これぞ浅見光彦なストーリー。こういう結末が、浅見光彦の魅力のひとつだと思う。旅情ミステリということもあり、津和野に行ってみたくなった。

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    2019年03月09日
  • 江田島殺人事件

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    史実と虚実を巧みに織り交ぜた話の展開で一気読み。自衛隊の増強などがテーマの本作品...。浅見と牧崎のやりとりは軍事産業と戦争の構造の著者自論展開って感じかな。最後はちょっとあっけない幕切れでしたが、浅見の最後の行動にほっこりします。

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    2019年01月15日
  • 神苦楽島(かぐらじま)下

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    光彦が大物に会えたりとか、御都合主義的なトコロはあるものの、全体としては分かりやすい(犯人がではなく、ストーリィが)。
    これまでとはちょっと毛色が違うというか、流れが変わる1作になるのかな。

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    2018年11月12日
  • 少女像は泣かなかった

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    両親がなく車椅子の少女のような二十二歳の千晶が、世話役の公江や娘を失った河内刑事と過ごす中で遭遇した四つの事件。箱根のロープウェイ、医師との結婚相談所、クラシック番組の混線と宗教勧誘、表題作。三人をはじめ登場人物が然り気無く立っていて、テンポも良くて、シリーズものっぽいものの問題なく引き込まれた。

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    2018年10月14日
  • 地の日 天の海(下)

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    いい悪いは置いといて信長のしたことの多さと大きさ。
    上巻で天海は光秀や秀吉のことを高く評価し、好意を持っていたのに、家康の元に行った理由が分かる。読者は読者は歴史を知っているので、読む原動力の一つになっていたと思う。もっと続けばいいなあ~。

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    2018年09月16日
  • 不等辺三角形

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    ⚫︎舞台は名古屋、小説での名家とは実は松坂屋さんのこと、そのルーツは戦国時代に遡るということをこの小説で初めて知リ三越さん以上に歴史あることにも驚いた。小説ではそんな推理物以外の文化的知識探求が盛りだくさんが内田康夫作品の魅力と思います。
    ⚫︎百貨店は近年どこも経営が良くないようだが、銀座松坂屋さんはいわゆる百貨店を業態を変え現在に至っているようですが。その辺を踏まえてこの小説を読むと面白いのでは ^_^

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    2018年08月29日
  • 化生の海

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    ⚫︎浅見光彦シリーズでかなり面白かった。
    小樽をふりだしに余市、函館、札幌、山陰、九州と旅行している気分になりますよ。小樽の蕎麦屋さんや余市の海鮮食堂など旅の案内本にやや近い要素もオススメポイント。
    ⚫︎マッサンで有名な余市に有るニッカウイスキーの工場での案内嬢がこの物語の主人公になってる。今月この工場を訪れ案内嬢の女性に、この小説を知ってますかと聞いたら、知らなかったみたいです、しかしそのテレビ撮影で工場に撮影でクルーがきていたとのこと。早速小説読んでみると喜んでいましたよ。

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    2018年08月19日