内田康夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレいや~、なんというか・・・微妙。謎解き自体は面白かったですが、大きな流れに流される光彦さんが微妙。
でもこれはこれでいいかなと思います。
風の噂に「結婚した」と聞いていましたが、正しくは「結婚しようと決めた」。
平家伝説の話覚えてないんですが、佐和さんが高知の人で嬉しい。たぶん光彦さんは誰かが強烈に後押ししない限り結婚話は進まないだろうし。
でも相手20歳とかしばらく会ってなかったのにとかまだプロポーズもしてないのにとかちょっと、ていうか結構引きました。
しかし私的にはもしかすると結婚しないかもしれないなというラストでした。
まあでもあとがきでタブーを破ると書いてたんですが・・・辞めると言い -
Posted by ブクログ
バブル期ミステリ繋がりと思って、内田康夫を手に撮ったら、バブルが終わって落ち着いた足尾市だとかが舞台だった作品。
淡路島の寺に骨壷を納めに来た男が、帰京後に殺される。その後、骨壷を取り戻しに行ったはずの同僚も殺されるが、骨壷は謎の女に引き取られて行方不明となる…。
たまたまなのだろうけど、瀬戸内を航行するフェリー内でなにかが起こる、という内田康夫の別の作品を読んでいたので、既読だったかと不安になったが、とりこし苦労であったものの、もうちょい違ったシチュエーションを作って欲しい。
その後、金子みすゞを取材に山口、足尾銅山を取材に足尾と、旅情ミステリである浅見シリーズの醍醐味が続く。
全体 -
Posted by ブクログ
人生初の内田康夫本。
先月金沢に旅行にいったとき、金沢駅の書店で買った。
内田康夫=スカスカの本というイメージを持っていたので、今まで読んだことはなかったが、読んだら読んだで、意外と面白かった。旅先の風土や郷土史なんかちょいちょい挟んでくるし、名所名産もわかるし、旅情ミステリーという分野の面白さがわかった。
内容的には小松空港と自衛隊基地の建設当時の実際にあった反対運動に関わる殺人事件。
謎解きは簡単過ぎて触れる気にもなれないが、たぶんこの2時間ドラマに収まるパターン化された単純さが心地良いんじゃないだろうか。
最近、旅行に行くたびに、ここは寅さんも来たのかな?と気に