内田康夫のレビュー一覧

  • 少女像は泣かなかった

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    両親がなく車椅子の少女のような二十二歳の千晶が、世話役の公江や娘を失った河内刑事と過ごす中で遭遇した四つの事件。箱根のロープウェイ、医師との結婚相談所、クラシック番組の混線と宗教勧誘、表題作。三人をはじめ登場人物が然り気無く立っていて、テンポも良くて、シリーズものっぽいものの問題なく引き込まれた。

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    2018年10月14日
  • 地の日 天の海(下)

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    いい悪いは置いといて信長のしたことの多さと大きさ。
    上巻で天海は光秀や秀吉のことを高く評価し、好意を持っていたのに、家康の元に行った理由が分かる。読者は読者は歴史を知っているので、読む原動力の一つになっていたと思う。もっと続けばいいなあ~。

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    2018年12月09日
  • 不等辺三角形

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    ⚫︎舞台は名古屋、小説での名家とは実は松坂屋さんのこと、そのルーツは戦国時代に遡るということをこの小説で初めて知リ三越さん以上に歴史あることにも驚いた。小説ではそんな推理物以外の文化的知識探求が盛りだくさんが内田康夫作品の魅力と思います。
    ⚫︎百貨店は近年どこも経営が良くないようだが、銀座松坂屋さんはいわゆる百貨店を業態を変え現在に至っているようですが。その辺を踏まえてこの小説を読むと面白いのでは ^_^

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    2018年08月29日
  • 化生の海

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    ⚫︎浅見光彦シリーズでかなり面白かった。
    小樽をふりだしに余市、函館、札幌、山陰、九州と旅行している気分になりますよ。小樽の蕎麦屋さんや余市の海鮮食堂など旅の案内本にやや近い要素もオススメポイント。
    ⚫︎マッサンで有名な余市に有るニッカウイスキーの工場での案内嬢がこの物語の主人公になってる。今月この工場を訪れ案内嬢の女性に、この小説を知ってますかと聞いたら、知らなかったみたいです、しかしそのテレビ撮影で工場に撮影でクルーがきていたとのこと。早速小説読んでみると喜んでいましたよ。

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    2018年08月19日
  • 遺譜 浅見光彦最後の事件 下

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    ネタバレ

    いや~、なんというか・・・微妙。謎解き自体は面白かったですが、大きな流れに流される光彦さんが微妙。
    でもこれはこれでいいかなと思います。

    風の噂に「結婚した」と聞いていましたが、正しくは「結婚しようと決めた」。
    平家伝説の話覚えてないんですが、佐和さんが高知の人で嬉しい。たぶん光彦さんは誰かが強烈に後押ししない限り結婚話は進まないだろうし。
    でも相手20歳とかしばらく会ってなかったのにとかまだプロポーズもしてないのにとかちょっと、ていうか結構引きました。
    しかし私的にはもしかすると結婚しないかもしれないなというラストでした。
    まあでもあとがきでタブーを破ると書いてたんですが・・・辞めると言いつつ、光彦さんのことだから案外最後の事件かどうかも怪しいなと思いました。
    生まれ変わったといっても結局今までの経験があっての自分ですからね。

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    2018年01月13日
  • 遺譜 浅見光彦最後の事件 上

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    下巻まだ読んでないので話としてはまだ半ばも半ばですが、今のところ下巻へのわくわく感は充分。
    久々の光彦さんです。
    過去にお知り合いになった女性がいっぱい出て来ますが、正直誰がどの人だかまったく覚えてないので過去作品を読み返したくなります。
    しかし・・・高校生から読み始めてはや幾年・・・私はいつの間にやら光彦さんの年齢に追いついてしまったようで・・・ちょっとショックです・・・

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    2017年11月13日
  • 遺譜 浅見光彦最後の事件 上

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    (上下巻合わせたレビューです)

    本の帯に「浅見光彦 最後の事件」とあるように、下巻のラストで「もう、探偵業から足を洗う」的な内容で締め括られていました。

    キーワードは、光彦34歳のお祝い、フルトヴェングラーの楽譜、ヒトラーユーゲント、過去のヒロインたち等々、往年の浅見光彦ファンの心を擽ります。

    上下巻それぞれに、事件の舞台となるドイツ・オーストリアの地図、丹波篠山の地図、それに浅見家の家系図があり、ありがたいです。

    光彦も、いよいよ年貢の納め時か?(笑)

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    2017年11月10日
  • 遺骨

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    バブル期ミステリ繋がりと思って、内田康夫を手に撮ったら、バブルが終わって落ち着いた足尾市だとかが舞台だった作品。

    淡路島の寺に骨壷を納めに来た男が、帰京後に殺される。その後、骨壷を取り戻しに行ったはずの同僚も殺されるが、骨壷は謎の女に引き取られて行方不明となる…。

    たまたまなのだろうけど、瀬戸内を航行するフェリー内でなにかが起こる、という内田康夫の別の作品を読んでいたので、既読だったかと不安になったが、とりこし苦労であったものの、もうちょい違ったシチュエーションを作って欲しい。

    その後、金子みすゞを取材に山口、足尾銅山を取材に足尾と、旅情ミステリである浅見シリーズの醍醐味が続く。

    全体に展開は「遅い」と言っていいほどだが、良く言えば「落ち着いた」作風。思わせぶりに無理くり引き伸ばしている部分は少なく、個人的に文章は読みやすく、好感を持てた。

    ただし、脳死問題など、ちょっと内田氏の個人の意見を盛り込みすぎなところが食傷。テーマ的に731部隊ってのも、1996年に書かれたとしても今更感が否めないし、ちょっと広げすぎたのではないかと思う点がマイナス。

    動機等に粗があるものの、大人向けミステリとしては成功している作品ではないかと思う。

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    2017年01月19日
  • 北の街物語

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    シリーズの中ではかなり地味な部類に入る作品ではないかと思う。舞台が比較的近所であることもあり、親近感を持ちながら読むことができた。結構筆者の政治的な思いが作中で去来することが多いのだが、本作に限ってはそれが全くなかった。

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    2016年10月12日
  • 佐用姫伝説殺人事件

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    初めての浅見シリーズ。偶然手に取ったので、半端な巻とは知りつつも読む。

    正統派で、浅見シリーズだけでも相当数出ているにも関わらずなかなかの読みごたえ。全てこのクオリティなら、シリーズ全巻読むのも悪くないかもと思えた。

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    2016年05月28日
  • 鯨の哭く海

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    ほんとに久しぶりに光彦に会いに。
    パターン化されている、母、兄、編集長等。
    安心感が違いますね。
    今回は、のっけから鯨食用問題とお化け。
    なかなかの引き込まれるネタでした。
    なんやかんやで、政治問題が絡んでくるあたり、センセの作品だなと。
    母子の悲しくたくましくという最期は、
    なんとなく考えさせられる作品でした。
    また、たまに光彦に会いにこよう♥

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    2016年05月12日
  • 氷雪の殺人

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    利尻旅行のお供に持参した。
    作中の店に立ち寄ることまではしなかったが、いろいろと想像が膨らんでよかった。
    利尻に関する記述が多いとも思えないが、利尻旅行のお供には最適だった。

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    2015年10月02日
  • 崇徳伝説殺人事件

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    京都とうどん県の坂出を舞台にした浅見光彦シリーズです。
    保元の乱で讃岐に流された崇徳上皇さんを信奉する老人福祉施設事業者のお話でした。
    福祉や医療ってかなり裏であくどい事が行われているんだろうな…。
    内田さんのお話は、悪人が完全なる悪じゃないところが味があると思います。
    どこかしら、憎み切れないところがあったりとかね。

    このお話は特にキレイにまとまっていました。
    最後にこの前京都に行ったときに食べてきた八坂神社近くの『ひさご』さんの親子丼が出てきたのも嬉しかったなぁ♪
    ↑この程度の読者なので、参考にならないかもしれません。

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    2015年02月17日
  • 「萩原朔太郎」の亡霊

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    ネタバレ

    読みなれた浅見光彦が主人公ではないことを差し引いても、
    なんだかちょっと毛色が変わった作品だなー、
    と読みながら思っていたが、
    この著者のごく初期の作品ということがわかって、納得。

    しかも、この作品を書くことによってプロとしてやっていく自信をつかんだというエポックメイキング的作品。
    何とも言えない透明感が感じられたが、
    それが、若さというものなのだろうか。

    この著者の場合、あまりドロドロしないとわかっているのに、
    良い人に描かれていた婚約者とその家族を疑っていた自分が、
    ちょっと悪い人になった気分になった。

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    2015年01月20日
  • 記憶の中の殺人

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    推理小説。


    残りのページが少なくなってくるにつれ、寂しくなってきました。
    終わらないでくれー!!!って。

    読み終えるのは嫌やけど、、、でも次のページへと進めちゃう。


    例えて言うなら、大好きな昼ドラ(花王愛の劇場の方、平和でズッコケな話の方)がもうすぐ最終回って時の気分。

    それだけ感情移入したのカモ。


    主人公,浅見光彦のファンの為に建てられた、浅見光彦倶楽部クラブハウスへ行ってみたいです

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    2014年12月31日
  • 「須磨明石」殺人事件

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    須磨明石を舞台にした浅見光彦シリーズ。
    若いときに犯した過ちが、時を経て表に現れようとして、それを防ぐために。。悲劇要素が強い。

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    2014年09月23日
  • 鳥取雛送り殺人事件

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    新宿花園神社の殺人事件をきっかけに、鳥取山中の流し雛の風習や人形師たちの怨念を描くちょっと怖さの漂う作品。

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    2014年09月23日
  • 皇女の霊柩

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    皇女和宮の棺が、木曽の道中で作られたという言い伝えをもとに描かれた浅見光彦シリーズ。
    木曽路の情景の描き方は好き。あとはおなじみの浅見推理。
    教授のエゴ、親戚のみえなど人間的な要素が大きいストーリー。

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    2014年09月23日
  • 神戸殺人事件

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    ネタバレ

    神戸が舞台で布引の滝とか芦屋のお屋敷街とか出てくるので興味深く読むのだけど、
    (浅見光彦が泊まるのも滝近くの神戸オリエンタルホテル)
    事件の謎が解けてゆくうち、結局家の秘密を守るために警察沙汰にできないで終わってしまう、
    何とも後味の悪い結末
    好みは別れるでしょうけど、推理小説はすっきりしたいなー

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    2014年09月08日
  • 神苦楽島(かぐらじま)上

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    淡路島の話。
    古事記の「国生み神話」と淡路島の風習や神社の話が詰まってて面白い。
    事件よりその話に引き寄せられてしまう。

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    2014年02月13日