内田康夫のレビュー一覧

  • 「須磨明石」殺人事件 <新装版>

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    いつもは事件に巻き込まれる浅見さんだけど今回は、事件が向こうからやって来たパターン(笑)

    明石には行った事がないけれど、筆者の綿密な取材と丁寧な描写のお陰であたかも明石に行った感覚に陥るし、お約束の警察庁〜刑事局長の〜のくだりもドラマよりは派手ではないけど、そうそう、これ、これ!待ってました!である(笑)
    登場人物と浅見さんの間でテンポよく交わされる会話、物語の展開も凡庸に終わらず随所に盛り上がるポイントがちゃんとある。犯人の意外性も含めて最後まで飽きず、楽しく読めた。

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    2025年09月14日
  • 遺骨

    購入済み

    重いテーマ

    久しぶりに内田康夫氏の本を読み返した。
    サクサク読めるが、中身が充実していて大満足する。
    もう新作は読めないが、改めて読み直すのも楽しい作品だ

    #泣ける #感動する #切ない

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    2025年04月20日
  • 遺譜 浅見光彦最後の事件 下

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    フルトヴェングラーの楽譜、音楽家から見るとひどいものだったが、浅見はそれが暗号と推理.ドイツから日本に密かに送られた退廃芸術の絵画のリストと判明.一連の動きに浅見の祖父が関与している事実もあり、忌部は光彦に惚れ込んで自分の余命も勘案して、その後のことを託す.光彦がドイツで会った上野が全体像を把握していることが次第にあからさまになる過程が楽しめた.それにしてもドイツ、神戸、篠山と素晴らしい舞台の上で、ラインバッハ家、浅見家の面々が仕掛ける工作が、長い時間を含めたなかで明らかになる筋書きは素晴らしいと感じた.

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    2025年04月16日
  • 浅見光彦ミステリースペシャル 藍色回廊殺人事件

    購入済み

    テレビドラマの代わりとして

    1時間あれば、読んでしまいます
    時間のあるときには、たまには、いいかと思います

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    2024年05月05日
  • 横浜殺人事件

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    ネタバレ

     3冊目となる浅見光彦。順番どおりに読みたいなぁと思いながらも色々な事情により飛び飛びになってしまっている。この本とは横浜で出会った。旅先でできれば何か本を買いたい。でも今回は予算的に難しいかと思っていたところに横浜の古本屋で偶然見つけた「横浜殺人事件」。今までで一番運命的な出会い方をした本だった。残念ながら横浜にいる間に読み終えることはできなかったが、ついさっき行ったことのある駅の名前がちらほらでてきて読んでいて楽しかった。こういうことがあるから旅先の古本屋って最高なんだ。
     横浜で殺された2人の男女。浜路恵一は人形誘拐の片棒を気づかないうちにかつがされ口封じのために殺された。誘拐を企図した

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    2023年09月13日
  • 遺譜 浅見光彦最後の事件【上下 合本版】

    購入済み

    重厚なミステリー作品

    内田康夫氏(2018没)の最後の作品。フルトヴェングラーの楽譜をめぐる過去の因縁に浅見光彦が挑みます。内田氏はこの作品を浅見シリーズ第1部完結と位置づけ続編も執筆していましたが健康上の理由で断筆しており(当該作品は後に共著として出版)、これが事実上の最終作品です。光彦は数多くの作品でヒロインと出会いましたがこの作品でも結婚相手の明言はありませんでした。個人的には、一番身近な存在であるお手伝いの須美ちゃんを異性として意識し始めての第1部完、の結末であればよかったのですが。

    #深い #タメになる

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    2023年07月18日
  • 王将たちの謝肉祭

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    将棋ファンと将棋を知らない人では評価が真っ二つに分かれる作品。

    しかし、これだけあからさまな登場人物名に関わらず、吉永八段があっさり退場するにはびっくり。この世界線では、「お、おー、やった!」とか「ここに成銀打ったらどうするんだろう」といった名言は生まれないことになる。

    ミステリーというにはただ無理があるように感じる内容で、正直土地や政治家うんうんというくだりはいらなかった気がします。

    ただ、著者が当時(30年前)の将棋界に警鐘を鳴らしたいという気持ちは非常に伝わってきました。

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    2023年07月11日
  • 遺譜 浅見光彦最後の事件 下

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    最後の事件と銘打っただけに、大変壮大なミステリーが仕掛けられていました。
    戦前のドイツ、ヒトラーユーゲント、退廃芸術に、偽札と偽札で買った財宝。
    ヒトラーから隠した芸術と財宝たちはどこへ?それは誰が?
    主に歴史的謎を追って、途中でいくつか起きた殺人の謎解きはちょっと簡単すぎのきらいもあり。この作品で死んだ人は過去の被害者に比べて扱いが軽くて、なんだかちょっと気の毒でした。
    とはいえ、長年の浅見ファンには、割と納得の、最後の事件だったのでは、ないでしょうか。
    少なくとも私は良いと思ってます。

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    2023年05月21日
  • 浅見光彦ミステリースペシャル 城崎殺人事件

    購入済み

    やはり浅見光彦シリーズは面白い

    ドラマ化したものもコミックもこれに勝るものはない
    光彦と御母堂との旅は最高
    城崎温泉に行きたくなった

    #癒やされる

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    2023年02月23日
  • 歌わない笛

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    スッと読めた。僕の地元が舞台で、地元で有名な一悶着が題材だったり、僕自身の父親や大叔父(名前は光彦)の仕事場町内が事件の発生現場になってたり、地元でしか聞かないようなマイナー名字の登場人物が目白押しだったり、通常とは違う意味で楽しかったかも。

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    2023年01月14日
  • 遺譜 浅見光彦最後の事件 下

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    ネタバレ

    相変わらず、歴史的な話のどこからどこまでがホントだか解んない造り。誰か、光彦坊っちゃんと佐和さんの子供が探偵になったスピンオフでも書いてくれないかな。

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    2023年01月14日
  • 靖国への帰還

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    ネタバレ

    再読

    最後のシーンだけなぜか印象に残っていて、間の記憶がすっぽり抜けていた。
    確認の意味も込めて今回読み直してみた。

    平和な世の中にポイと放り込まれた武者中尉が、
    タイムスリップした理由について考え続けるのがリアル。
    当時の方なら遊び惚けるという思考にはならなさそうだもんなぁ。
    にしたって、せっかく初恋の人にルーツがある婚約者をゲットし友達に近いような現代の人間の知り合いを大勢手に入れたのになんでサクッと帰っちゃうかな。
    自分の死後の日本を知り、大して良い状態になってないなと思いつつも(なんなら靖国神社大切にされてないという事実を知ってしまった)、元の時代に戻り「靖国に還る」と。

    他の英

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    2023年01月06日
  • 恐山殺人事件

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    イタコ‥北から来る男に‥というセリフが
    読んでいて頭から離れなかった。色々な
    出来事や事件など起こるそれを浅見光彦 
    我またも解決してしまう。面白かった
    そして悲しい物語でもあった。

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    2022年10月22日
  • 日光殺人事件

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    牧場で浅見光彦が落馬するシーンは
    笑えた。そこから事件の謎が段々と解決
    に導かれるさすが浅見光彦!難問事件
    解決。。面白かった。

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    2022年10月11日
  • 平家伝説殺人事件

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    浅見光彦第二作。
    この作品を執筆時は、作者はまだシリーズ化を決めていなかった。
    その為、ラストはヒロイン佐和と結婚しそうなプロポーズを連想させる終わり方になっている。

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    2022年09月25日
  • 後鳥羽伝説殺人事件

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    記念すべき浅見光彦初登場作品。
    テレビドラマなどでは山村美紗や西村京太郎と並び、映像化では定番の内田康夫だが、今まで原作を読んだことはなかった。
    なるほど。
    適度にお堅く、緩く、非常に読みやすい。

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    2022年09月23日
  • 佐渡伝説殺人事件

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    内容(「BOOK」データベースより)
    梅雨の訪れと共に駒津家に届けられる奇妙な葉書。裏には筆書きでただ一文字『願』と書かれていた。4通目の葉書が配達されたあと、56歳になる駒津は何者かに殺された。一方、大学時代の親友4人組の1人三輪も同じ葉書を送られた後、佐渡で死体となって発見された。佐渡の「願」という地名に由来する奇妙な連続殺人。「願の少女」の正体は?事件の根は30数年前に佐渡で起った出来事に!警視庁幹部を兄に持つ、魅惑のキャラクター、浅見光彦が大活躍する本格伝奇推理。

    令和4年5月23日~25日

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    2022年05月25日
  • 津和野殺人事件~〈日本の旅情×傑作トリック〉セレクション~

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    内容(「BOOK」データベースより)
    浅見光彦の母が、東京・駒込の霊園で殺人事件の第一発見者となった!被害者は、山陰の小京都・津和野で隠然たる勢力を誇る旧家朱鷺一族の長老・勝蔵だった。事件の真相を追って津和野に向かう光彦は、「赤いトンネル」の記憶に呼び寄せられて津和野を訪れた樋口母娘とともに、連続殺人事件に巻き込まれてゆく!歴史を背負った町の光と影を描く旅情推理の傑作!

    令和4年5月20日~23日

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    2022年05月23日
  • 平家伝説殺人事件

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    内容(ブックデータベースより)

    銀座のホステス萌子は、三年間で一億五千万になる仕事という言葉に誘われ、偽装結婚をするが、周囲の男たちが次々と不審死を遂げ……シリーズ一のヒロイン、佐和が登場する代表作。

    令和4年5月11日~13日

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    2022年05月13日
  • 歌枕殺人事件

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    最初に出会った内田作品。
    会社の先輩が面白いよとくれた一冊。
    短歌とミステリーの絡みが私にはとても新鮮で面白く先輩に感謝。
    この後随分著者の作品を読みました。

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    2023年05月05日