あらすじ
梅雨の訪れと共に駒津家に届けられる奇妙な葉書。裏には筆書きでただ一文字『願』と書かれていた。4通目の葉書が配達されたあと、56歳になる駒津は何者かに殺された。一方、大学時代の親友4人組の一人三輪も同じ葉書を送られた後、佐渡で死体となって発見された。佐渡の「願」という地名に由来する奇妙な連続殺人。「願の少女」の正体は?事件の根は三十数年前に佐渡で起った出来事に!!警視庁幹部を兄に持つ、魅惑のキャラクター、浅見光彦が大活躍する本格伝奇推理。
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Posted by ブクログ
内容(「BOOK」データベースより)
梅雨の訪れと共に駒津家に届けられる奇妙な葉書。裏には筆書きでただ一文字『願』と書かれていた。4通目の葉書が配達されたあと、56歳になる駒津は何者かに殺された。一方、大学時代の親友4人組の1人三輪も同じ葉書を送られた後、佐渡で死体となって発見された。佐渡の「願」という地名に由来する奇妙な連続殺人。「願の少女」の正体は?事件の根は30数年前に佐渡で起った出来事に!警視庁幹部を兄に持つ、魅惑のキャラクター、浅見光彦が大活躍する本格伝奇推理。
令和4年5月23日~25日
Posted by ブクログ
もしかして、読んだ事のある話かな、とタイトルを見た時思ったのだけど、巻の途中で、やはり知っていた事に気付きました。
でも、結末を覚えていなかったのと、もうだいぶん読み進めていたので、最後まで読む事にしました。
内容的には、犯人に同情すべき余地が無い、割と単純な悪人だった、というのが、浅見光彦シリーズには珍しいでしょうか。
母親を殺された幼い娘が、成人してから復讐する、とミスリードされるも、実際には全く覚えてなかったという、現実は確かにそんなものかも。
そして、本文の中でも語られているけど、そんな理由で人を殺すのかといった、人の悪い部分が描かれた作品のよう。
ヒロインは出てきたけど、然程重要な役割では無い感じで、後半にはあまり出番も無かったので、甘い雰囲気にもなりませんでした。
浅見光彦と兄の陽一郎さんの関係性が描かれていて、お互いがお互いを思いやり信頼しているところが素敵だなぁと思いました。
佐渡には行った事ありませんが、実際に行ってみたくなりますね。