内田康夫のレビュー一覧
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名探偵、浅見光彦シリーズの最後の方の作品です。浅見光彦ものは原作は若いころに2冊くらい読んだ程度ですがテレビドラマは結構見てます。ドラマ版が面白かったので、久しぶりに原作を読んでみました。
この作品の魅力はなんといっても主人公の櫻香(さくらこ)ですかね。誰もがこの少女に魅かれると思います。テレビドラマでは志田未来さんが演じてました。あと尼寺という禁断の世界(これこれ)の事情もよくわかります。
探偵の浅見光彦は長身で清潔。甘いマスクで33歳の独身。名家(大金持ち)の次男坊。女性読者に人気が出る訳ですな。金田一耕助とも明智小五郎とも、だいぶタイプが違います。近いのは神津恭介ですかね。あっさり味です -
Posted by ブクログ
積読から引っ張り出したもの。
私の地元、石川県と学生〜社会人途中まで住んだ神奈川県を中心としたミステリー。
大変面白く読めたし、外出がままならないこの時期なので少し旅行?した気分になった。
こちらの地元の方言も違和感なく入り込んできて、内田先生さすが!って。
ただ。
私はこの本を読んでいて郷土の歴史について何も知らない事を知って、読みながら勉強にもなった。
戦火を逃れ、地震や台風の被害も今までほとんどなかった石川県に本書のような出来事が半世紀以上前に起こっていたとは。。。
相変わらず探偵ごっこ(テレビシリーズのセリフを借りるならば)が好きな浅見さんは今回も、あちこちに顔を出しては大活躍! -
購入済み
抜群の安定感
浅見光彦シリーズは50作品ほど読んでるが、ハズレを引いた(途中で読むのをやめた)作品がないですね。
本作蜃気楼は好きな作品トップ10に入りました。
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ネタバレ 購入済み
戦争を知らない人たちへ
私も戦争を知らない者ですが、この本を読んでいるとその当時の風景とか人々の感情とかがわかるような気持ちになります。
若い青年が国の為に命をかけて敵と戦う。
靖国神社に対する感情も今までとは違った気分になりました。
実際にはタイムマシンで未来に行くなんて現実にはあり得ないけど。最後の主人公と回りの人たちのやりせない気持ちに涙が止まりませんでした。
今の時代に産まれたことが、こんなに幸せなんだと思い知らされた一冊です。
読んで良かったと思います。 -
購入済み
最後の時間は世界が舞台
最後の事件はドイツまで光彦が行く。嫌いな飛行機で。歴代ヒロインはじめ、光彦の祖父に関する話も出るなどオールスターのようなストーリーになっています。10冊以上光彦シリーズを読んでから手にするのを薦めます。特に平家伝説、高千穂伝説は前もって読むのが必須です。
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Posted by ブクログ
(改訂)【日本人らしさとは・・・靖国問題を踏まえて】
<最初に>
さて今回は非常に面倒な作品を私、むうの独断と偏見でレビュー
しますので興味が無い方はスルーでお願いします!!
あはは・・・初文から突き放すような文章になっちゃった!!
このレビューを書くにあたり、彼女はやはり普通の現代人的に靖国
をタブーと認識しており、私がレビューする事を否定しています。
ですがご承知の通り、私ははっきりくっきりな帰国子女で・・・
タブーだからこそきちんと問題を精査し、自分なりの意見を纏めない
と気がすまない超面倒で天邪鬼な性格なので・・・(笑)
あはは・・・自分でも面倒くさい性格だと分かってますよ!