内田康夫のレビュー一覧

  • 砂冥宮
    積読から引っ張り出したもの。

    私の地元、石川県と学生〜社会人途中まで住んだ神奈川県を中心としたミステリー。
    大変面白く読めたし、外出がままならないこの時期なので少し旅行?した気分になった。
    こちらの地元の方言も違和感なく入り込んできて、内田先生さすが!って。

    ただ。
    私はこの本を読んでいて郷土の...続きを読む
  • 蜃気楼

    抜群の安定感

    浅見光彦シリーズは50作品ほど読んでるが、ハズレを引いた(途中で読むのをやめた)作品がないですね。
    本作蜃気楼は好きな作品トップ10に入りました。
  • 箸墓幻想
    内田康夫作品を読んで思うのは、内容が濃いということ。
    今回の作品もまた濃いなぁと思いました。
    そして楽しめました。
    浅見光彦の推理は当たり前に、女性との絡みもまた
    楽しみのひとつ。
    今回の舞台は、奈良。
    古墳、邪馬台国、卑弥呼などとても興味深い内容でした。
  • 壺霊 下
    後半はやや急な展開かなと感じたが、京都の雰囲気を充分に感じて楽しめた。本の最後に「空想迷路ー浅見光彦と歩くー」(小林由枝 文・絵) が付いていて、作品中に出てくる名所が挿絵と共に解説されているのも楽しい。
  • 悪魔の種子

    戦争を知らない人たちへ

    私も戦争を知らない者ですが、この本を読んでいるとその当時の風景とか人々の感情とかがわかるような気持ちになります。
    若い青年が国の為に命をかけて敵と戦う。
    靖国神社に対する感情も今までとは違った気分になりました。
    実際にはタイムマシンで未来に行くなんて現実にはあり得ないけど。最後の主人公と回りの...続きを読む
  • 遺譜 浅見光彦最後の事件【上下 合本版】

    最後の時間は世界が舞台

    最後の事件はドイツまで光彦が行く。嫌いな飛行機で。歴代ヒロインはじめ、光彦の祖父に関する話も出るなどオールスターのようなストーリーになっています。10冊以上光彦シリーズを読んでから手にするのを薦めます。特に平家伝説、高千穂伝説は前もって読むのが必須です。
  • 地の日 天の海(上)
    戦国時代の武将がいっぱい。新しい説を取り入れ、墨俣城などの疑わしい出来事は入れていない。
    たまに現代から見た入念な解説もある。後発の強みを生かした魅力的な歴史小説。
    謙虚で相手の凄さを認め合えることはかっこいい。変わっていく信長が怖い。
    本願寺陥落まで大変だったんだな。信玄謙信の運命。信長の天運、信...続きを読む
  • 朝日殺人事件 新装版

    アサヒの意味は

    浅見光彦シリーズらしい作品。サクサク読めて普通に楽しめる本。
  • 鞆の浦殺人事件
    内田さん作品を読むのはこれで5冊目ですが、本当に楽しかった。ミステリーなのに声を上げて笑ってしまった
  • 靖国への帰還
    (改訂)【日本人らしさとは・・・靖国問題を踏まえて】

    <最初に>
    さて今回は非常に面倒な作品を私、むうの独断と偏見でレビュー
    しますので興味が無い方はスルーでお願いします!!

    あはは・・・初文から突き放すような文章になっちゃった!!

    このレビューを書くにあたり、彼女はやはり普通の現代人的に靖国...続きを読む
  • 黄泉から来た女

    黄泉の国

    実に面白かった。
    浅見光彦シリーズは、テレビても良く見てました。
    テレビの時の俳優の顔が本の中の浅見光彦と重なり、テレビでも見てるかのようでした。
  • 風葬の城
    これは素晴らしい作品です。
    情緒、展開、結末、どれを取っても完璧で
    ワクワクしながら一気に読破しました。
    もしかしたら、内田康夫作品最高傑作かも。
  • 透明な遺書
    何度も読み返しているくらい好きな作品。

    父親の死を自殺として処理された娘が、他殺だと言い、
    藤田が光彦に捜査を依頼する。。。

    車の中に残されていた中身のない遺書「透明な遺書」の謎を紐といていく…。
  • 教室の亡霊
    母からの借り物。すらすらと読める文体。最後の犯人逮捕の部分は何とも起伏がなく終わってしまった感じがあり、もう一山ほしい感じでした。
  • 平家伝説殺人事件
    浅見シリーズ屈指の名作。不可能犯罪、密室トリック、そしてシリーズ史上、人気NO.1のヒロイン・佐和。
  • 平家伝説殺人事件
    浅見シリーズの中でも凝った仕掛け。不可能犯罪、密室トリック、事件の大きなからくり。欲さえかかなければまさしく完全(安全)犯罪だったかもしれない。しかしどうあろうと犯罪は犯罪であり、こうやってその間違った計画は破綻していくという事。それとは別に佐和との関係も気になるところ。そしてなぜかこのとき兄・陽一...続きを読む
  • 後鳥羽伝説殺人事件
    浅見光彦シリーズ第一弾!!とはいえこの作品の主人公は野上刑事だと勝手に思ってる。さすがに最後は光彦においしいところ持っていかれてしまうけど。。。彼の活躍なくしてこの事件の解決はない。
  • 壺霊 下
    10月11日~17日

    高価な高麗青磁の壺とともに失踪した老舗骨董店の若夫人。その壷に“紫式部”と名付けた男は、7年前に変死を遂げていた。壷に魅せられた男女に降りかかる数々の災厄。紅葉の京都を舞台に、名探偵・浅見光彦が蠱惑の壷を巡る事件の謎を解き明かす!巻末には著者による書き下ろし自作解説と、京都生...続きを読む
  • 壺霊 上
    10月7日~11日

    浅見光彦に錦秋の京都での取材が舞い込んだ。長期滞在で内容はグルメレポートという好条件に警戒する浅見を待っていたのは、老舗骨董店の娘・伊丹千寿。高麗青磁の壺“紫式部”を手に失踪した母・佳奈を捜してほしいと懇願する。残された手がかり、縁切り神社といわれる安井金比羅宮の形代には、佳奈...続きを読む
  • 後鳥羽伝説殺人事件
     浅見光彦シリーズ第1作。

     とはいえ今回の主役は野上刑事だと思う。中盤までは彼の地道な捜査により真相に近づいていく。中盤以降、浅見光彦が登場する事で一気に展開が進んで行き、事件を解決へと導くが、しかしそれでも野上刑事が果たした役割は大きい。

     ただそれでも最後には浅見光彦が全てを持っていってし...続きを読む