内田康夫のレビュー一覧
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ネタバレ3/3にお昼の再放送枠で。大好きな辰巳琢郎さんバージョン。やっぱ、この人が一番「坊ちゃん」にあってるなあ。知的な感じと坊ちゃん坊ちゃんした感じが。
「鳥取の門跡尼寺ですごいものをみてしまった。人生が変わるような……」とつぶやいてから、おかしくなり母と離婚した父。その足跡を、同じ人形師の娘が、浅見光彦と一緒にたどっていく物語。
父のつぶやきがミステリアスで、「どんなものを見たの~?」と気になって、最後まで見てしまいました。
門跡尼寺の別院が廃仏毀釈で神社になったという神社で、ご神体が親王びなのひな人形。その人形が類稀れな素晴らしい人形だった、という話。しかも、それを守っていた門跡さんという人が謎 -
Posted by ブクログ
ミステリーとはいえ、
「多度津町」が小説に登場するなんて
思いもよらなかった。
『讃岐路殺人事件』(内田康夫著 光文社文庫)
著者自身も「自作解説」の中で書いているように
「この作品に登場する場所も人物も、実在のモデルが少なく」ない。
だから、自分が浅見探偵になったようで面白く読める。
プロローグで登場するのが、なじみの「道隆寺」ともなれば
一気に物語の中に引き込まれる。
仲間と離れて一人タクシーで「道隆寺」にやってきたが
その際、車を待たしておくことをしなかったため
帰りのタクシーが探しやすい表通りへ出ようとする。
山門を飛び出したところで
左から来た「彩