内田康夫のレビュー一覧

  • 明日香の皇子

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    最近、内田康夫氏の旧作『明日香の皇子』をはじめて読んだ。ここには名探偵浅見光彦は登場してこない。しかし、この作品のストーリーは、読み手をあっという間に物語に引き込む魅力を十二分に備えているし、何よりもこの作品全体にみなぎる作者の思い、深いメッセージに読み手はつよく胸を打たれるにちがいない。正直、恥ずかしながら、私はこの物語を読み終わって深く感動し、涙が出そうになった。なんでも、この作品は〔浅見光彦倶楽部会員(約一万人)が選ぶ内田康夫作品ベスト33〕の第五位にランクインしたという。それを知って、なるほどもっともだな、と思った。これは、本当によい作品であると思う。

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    2009年10月04日
  • 戸隠伝説殺人事件

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    言わずと知れた“戸隠”を題材にした推理小説。テレビ化もされて。戸隠に興味のある方は絶対に読んだ方が良いと思います。

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    2009年10月04日
  • 風葬の城

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    母親との会津旅行の最中、目の前で突然死した職人。その犯人像にせまる。
    旅情ミステリーとして楽しめる一冊。
    文庫本。

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    2009年10月04日
  • 貴賓室の怪人2 イタリア幻想曲

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    THE・王道ミステリー。安心感を持って読めた。内田康夫はずいぶんと久しぶり読んだがハズレない。しっかりと伏線が回収される快感がある。ただ、爆発的な面白さはないので4。イタリアの情景がうまく描かれていてイタリアにまた行きたくなった。

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    2025年06月02日
  • 壺霊 下

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    オーディオブックで聞ける中でいうと、他のやつのほうが面白かったかも。芸術に疎いからかもしれない。ナレーションの京都弁は小気味いい。

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    2025年05月22日
  • 天河伝説殺人事件

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    奈良県出身者としては懐かしい地名が聞けた。事件は能の家元やら、信仰やらが絡み合い、オーディオブックで聞くには少し複雑かも。

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    2025年05月22日
  • 壺霊 上

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    長いやつやった。こんなことしてる場合でないのに。大江山の酒呑童子とか懐かしいし、亀岡は昔亀山だったが三重のそれとややこしいからかえたとか、小説から学ぶことも多いけどね。

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    2025年05月19日
  • 佐渡伝説殺人事件

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    ネタバレ

    もしかして、読んだ事のある話かな、とタイトルを見た時思ったのだけど、巻の途中で、やはり知っていた事に気付きました。
    でも、結末を覚えていなかったのと、もうだいぶん読み進めていたので、最後まで読む事にしました。
    内容的には、犯人に同情すべき余地が無い、割と単純な悪人だった、というのが、浅見光彦シリーズには珍しいでしょうか。
    母親を殺された幼い娘が、成人してから復讐する、とミスリードされるも、実際には全く覚えてなかったという、現実は確かにそんなものかも。
    そして、本文の中でも語られているけど、そんな理由で人を殺すのかといった、人の悪い部分が描かれた作品のよう。
    ヒロインは出てきたけど、然程重要な役

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    2025年05月09日
  • 明日香の皇子 新装版

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     歴史好きにはたまらない。特に奈良の地名がたくさん出てくる。飛鳥、橿原、新庄、御所、柿本神社。
    文学的な仮説が面白かった。1300年も前の事だが、事実はどうか、真実はどうか、証拠は、科学的な検証はさることながら、残された文章からも様々な事が推測される、遥か古代のロマンが良かった。
    ストーリーは奇想天外だが、それをこえるまとまりのある展開だった。

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    2025年04月29日
  • 遺譜 浅見光彦最後の事件 上

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    登場人物、話の舞台、時間の経過などそれぞれ深みを持って大きく展開していくストーリーに感銘を受けた.冒頭は1994年のオーストラリアだ.一転して浅見光彦の誕生祝いの話が始まり、アリシアが出てきてドイツと日本の戦前の交流の経緯が披露され、その中で贋札が登場.舞台は丹波篠山に移り、忌部が現れフルトヴェングラーの楽譜が前面に現れる.全体像を把握しながら、個々の事件を辿りその真相を把握していくという非常に頭を悩ますストーリーが展開してきた.下巻が楽しみだ.

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    2025年04月07日
  • 耳なし芳一からの手紙

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    浅見光彦シリーズ。舞台は下関。
    このシリーズはまさに「旅と歴史」を同時に楽しませてくれるから良い。

    倍量で犯罪の動機部分を掘り下げても十分面白いと思うけれども、1冊で程良く旅情と人情を感じさせる物語になっていました。

    下関に行ってみたくなったなぁ…。
    でも、本作の舞台の1つ「火の山」のロープウェイはしばらく運休みたいで残念。もっと日本は普通の日本人の大人が国内旅行しやすい国になって欲しいなぁ。

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    2025年02月15日
  • 孤道

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    ネタバレ

    2014年~2015年の間、毎日新聞で連載されていたが内田先生が病気の為、そのまま未完になっていた作品が2017年に刊行された、いわゆる内田康夫先生の遺作にあたる作品だそうです。盗まれた牛馬童子の首、そして療養中の軽井沢の先生から頼まれた王子神社への代参中に出会う殺人事件。被害者の祖父が残したノートを手にした光彦、膨大な量のノートを読み進めて行くうちに過去と現実が交錯してゆくなか謎を残したまま終焉をむかえ、完結編を一般公募するという経緯にいたった作品です。完結編はどういう展開になるのか気になるところです。

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    2024年12月27日
  • 日光殺人事件~〈浅見光彦×歴史ロマン〉SELECTION~

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    ネタバレ

    浅見光彦シリーズ。何作目なんだろう。表紙が違っているので新装版を読んだ模様。天海は明智光秀だったという話題から、日光というキーワードにまつわる殺人事件が起こってしまう。昭和時代のお話なので、急にキム・ヒョンヒという女性が話題に出てきてびっくりした。推理ものとしては流れは面白かったものの、結果がどうなったのかそこまで曖昧で分からなかったのが残念だった。

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    2024年11月25日
  • 朝日殺人事件

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    ネタバレ

    その事件とこの事件がこんな繋がり方するんだーっていうのが面白かった!
    あとは日本中、あちこちに同じような地名があって、細かい地図を見ながら探していったら楽しいだろうなぁって思った。
    浅見光彦シリーズはドラマも小説も好き!

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    2024年08月08日
  • ぼくが探偵だった夏

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    夏がやってくる前に夏を感じたくて手に取った。記憶を辿るような少年目線の夏に心がおどり、ワクワクしながら楽しく読めました。いまの子どもたちにも読んでもらいたい。

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    2024年05月20日
  • 新装版 平城山を越えた女

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    主人公は奈良や京都が好きで好きで、古い建築物や仏像に対する熱い想いのある阿部美果。一人旅から浅見彦と知り合う。
    奈良の国宝クラスの仏像に詳しいため、 主だったお寺がくまなく登場し、歴史もポイントがまとめられて、非常に楽しかった。

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    2024年03月10日
  • 琥珀の道殺人事件

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    古代日本に、琥珀を運ぶルートがあるのが、初めて聞きます。しかし、琥珀の道を辿るキャラバン隊メンバーが、相次いで変死する不可解な事件に。光彦が、いかに犯人を探れるか。

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    2024年01月14日
  • 後鳥羽伝説殺人事件

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    自宅に20年以上眠っている、すでに読み終えた本を整理しようと思い立ち、でももう一度読み返そうと手に取った内田康夫、浅見光彦シリーズ。間違いなく面白かった。忘れていたこともだいぶあって、そして今とは全く違う時代の『当たり前』が、新鮮でした。

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    2023年11月05日
  • 後鳥羽伝説殺人事件

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    内田康夫先生が気になりどうせ読むなら浅見光彦シリーズの最初を読んでみようと思い読み始めると読む手が止まらない❗非常に読みやすくテンポよく殺人が起こりドキドキが止まらない❗

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    2023年06月17日
  • ぼくが探偵だった夏

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    何の予備知識も無しに取りあえず買って読み始めたら、どうも「少年少女向け」みたいな感じだぞ...と、いきなり面食らう(^ ^;

    たぶん私は一冊も読んだことないが、浅見光彦シリーズの「スピンオフ」みたいな作品で、どうやら本当に「少年少女向け」に描かれたものらしい、ということが後書きで分かる(^ ^;

    読んだことない私でも名前は知ってる、あの浅見光彦氏が子どもだった頃に「初めて探偵らしいこと」をした時のお話。軽井沢の別荘地を舞台に、子どもたちのちょっとした冒険心が、大きな事件につながって...という筋立てで、おそらくシリーズの関係者がそこここにカメオ出演している...っぽい(^ ^; 何せ読んだ

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    2023年06月06日