【感想・ネタバレ】後鳥羽伝説殺人事件のレビュー

あらすじ

一人旅の女性が古書店で見つけた一冊の本。だが、その本を手にした彼女は、広島県の芸備線三次駅で絞殺死体となって発見された。しかも、被害者の所持品に本は含まれていなかった。捜査が進むにつれ、被害者は浅見光彦の妹・祐子と8年前にこの地方を旅していて土砂崩れに巻き込まれ、一人生き残っていたことが明らかになる。“後鳥羽伝説”の地を舞台に再び起きた悲劇の意味は……。名探偵浅見光彦が初めて登場した記念碑的作品。

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感情タグBEST3

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記念すべき浅見光彦初登場作品。
テレビドラマなどでは山村美紗や西村京太郎と並び、映像化では定番の内田康夫だが、今まで原作を読んだことはなかった。
なるほど。
適度にお堅く、緩く、非常に読みやすい。

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2022年09月23日

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浅見光彦シリーズ第一弾!!とはいえこの作品の主人公は野上刑事だと勝手に思ってる。さすがに最後は光彦においしいところ持っていかれてしまうけど。。。彼の活躍なくしてこの事件の解決はない。

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2012年11月07日

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 浅見光彦シリーズ第1作。

 とはいえ今回の主役は野上刑事だと思う。中盤までは彼の地道な捜査により真相に近づいていく。中盤以降、浅見光彦が登場する事で一気に展開が進んで行き、事件を解決へと導くが、しかしそれでも野上刑事が果たした役割は大きい。

 ただそれでも最後には浅見光彦が全てを持っていってしまう。これにより浅見光彦は名探偵として名を馳せる事になり、以後シリーズが続いていく事になる。

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2012年09月19日

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自宅に20年以上眠っている、すでに読み終えた本を整理しようと思い立ち、でももう一度読み返そうと手に取った内田康夫、浅見光彦シリーズ。間違いなく面白かった。忘れていたこともだいぶあって、そして今とは全く違う時代の『当たり前』が、新鮮でした。

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2023年11月05日

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内田康夫先生が気になりどうせ読むなら浅見光彦シリーズの最初を読んでみようと思い読み始めると読む手が止まらない❗非常に読みやすくテンポよく殺人が起こりドキドキが止まらない❗

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2023年06月17日

lm

ネタバレ 購入済み

伝説と怨念のミステリー

浅見光彦の妹の死の真相が読んでいてツラくなりますが、この物語はいかにもザ推理小説、ザ殺人事件と呼ぶにふさわしい歴史上の伝説が絡んだ内容だったと思います。

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2022年02月20日

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浅見光彦第一弾。いくつか、浅見光彦シリーズを見ていただけに、今作は闘志を燃やした若かりし浅見光彦のようだった。
犯人推測において、もしやもしや?と思わせる展開を決して裏切らない内田康夫の作品は、今作でも同様。
特に今作は、警察と素人(名探偵ではあるが)ふたりの事件解決への手順や視点の相違をうかがえるのが面白い。

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2020年11月12日

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出張で三次を訪れたことを機に、読んでみることに。ドラマではおなじみの浅見光彦シリーズの第1作で、テンポよく、また意外な結末に面白く読めました。三次に伝わる伝説も垣間見れたことも良かったです(*^^*)

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2013年12月30日

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たしかこれが浅見光彦シリーズ最初の作品。これ以外にもこのシリーズはいろいろ読んでいるが、さらっと読めるので好き。読むものが無いなと思ったら、このシリーズで読んでいないものをよめばとりあえず読書欲は満足する。消化不良にもならないし、がっかり感もないのでちょうどいい。

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2012年02月24日

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浅見光彦の1stケース。
8年前,浅見の妹・祐子の事故が起きた地での殺人事件。
そして,関連のなさそうな2つめの殺人事件。
8年前の事故と関係はあるのか…。
浅見光彦は物語中盤から刑事のサポート役として登場する。
最初に読んだのは高校の時なので,時代背景は古く感じるが,
再読しても十分に楽しめた。
個人的には,地元広島が舞台と言う点も楽しめた。

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2009年10月04日

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 名探偵・浅見光彦が登場し、最後に怒涛の推理を展開するが、本作の主人公は上司と対立し捜査を外された刑事の野上である。
 本作の舞台となった広島方面から島根方面へ抜けるルートには実際に後鳥羽上皇が流刑になった時に通ったと思われる史蹟が数多く残っているらしい。その伝説が常に副線として流れ、主線の事件は8年前にまで遡る。そこに浅見光彦登場の理由もある。
 携帯電話の発達した現代では、本作のトリックは無理だが、少し時代が古いこうした推理小説も面白みを感じていいものだと思う。

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2025年05月07日

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ネタバレ

【浅見光彦①】
振り返りで順番に読む事にしたが、最初の被害者美也子(醜女とかブスとかコンプラの欠片もない素人作家時代の表現が笑える)が大学生(8年前)時代の研究テーマ『後鳥羽上皇の隠れ配流ルート伝説』を遡りる旅の途中で買った中古の本が原因(ネタバレ)で殺害される
8年前、美也子が旅行中の土砂崩れで埋まり同行の友実はを旅で復元するつもりだった
名家である実家所蔵の本を中古店で見つけてそれを販売した高校教員に逢うために向かい殺害されるのだが、何も知らない刑事が証言で得た中古の本を探し東京に出張するくだりが無理筋に思えた(上司がアレだから思惑もあったのかもしれん)
高校教員も縊死体だわ連絡を取った体格の良い男も殴殺されるわ手がかりが消えた・・・名探偵登場w

僅かな手がかりからギリギリ真実を暴く良質な形式の推理小説(無理ある部分もご愛敬)

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2024年02月10日

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ネタバレ

テレビでよくお見かけする浅見光彦青年にそんな悲しい過去があったとは…
(あとテレビだとお母さんとも仲良しそうなのに…)

途中から薄々そうかなと思いつつも、ミッシングリンクが次々と明らかになっていく過程が面白い
最初の方の警察の信頼云々が後々効いてくるところも上手い

とりあえずレイパーはみんな苦しんで死ね!とは思うけど、土砂災害のご遺体を見てそんな痕跡に気づくかいな…という違和感はある

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2023年06月11日

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ネタバレ

広島の山奥が舞台、三次と言ったか。高野町、広島、大阪、東京などなど
地方を舞台に動き回る姿は好き

はじめての内田康夫、浅見光彦が探偵とは知らず先入観なく読めてしまった。幸せなことで
後鳥羽伝説と仰々しいタイトルであり、ある古本が事件の鍵となるがが、伝説の話はその程度。背景に深みを持たせるような意味合いはあるかも知れない。

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2022年10月25日

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この物語は、ある名探偵の登場作。

ドラマでもおなじみ、浅見光彦。
彼は最初、土砂崩れ被災者の遺族に過ぎなかった。

ある殺人事件を追う刑事、野上が彼と会うことで
事件は意外な展開を見せはじめて・・・

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2022年08月27日

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浅見光彦シリーズ。
第一作!
どういった経緯で、浅見が探偵の真似事をするようになったのかわかるお話し。

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2022年03月16日

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ついにというかやっとというか、浅見シリーズの最初の小説を読むことが叶った。
浅見が出てくるのは半分をぐらいか。活躍するのはさらに後半。
妹さんが殺人にあっていたとか、あまり知らない内容にちょっとびっくり。ここから始まった浅見シリーズとして読んだ、ということでした。
携帯電話のない昭和の話が逆に新鮮だったりしますね。

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2022年03月05日

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あーとうとう手を出してしまった、浅見光彦シリーズ。
テレビでの方が多く知られているのかな。
私は見たことないけれど。

派手さは無いもののいい所で光彦が登場し、何とも読みやすいミステリ。
犯人は何となくの勘で当ててしまった。
序盤にこの人ではないか、と思っていた人がピタリ。

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2020年10月07日

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浅見光彦シリーズの一作目。
天河伝説殺人事件で有名になったシリーズだが、本作は浅見光彦が初めて登場する話。
まあ、面白かったとは思うが、自分的には天河伝説の方が好みだ。後鳥羽上皇のストーリーや、地元の雰囲気などがもう少し描いていてくれたら尚、好きだったかもしれない。
巻末の浅見光彦シリーズのお勧め一覧はたくさんシリーズがある中で、次を探すのに役に立つのでありがたい。

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2020年04月13日

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読書録「後鳥羽伝説殺人事件」3

著者 内田康夫
出版 角川文庫

p15より引用
“警察官は悪い事をしない、という大前提を
市民は持っている。当然といえば当然だが、
これはしかし、重要なことだ。そういう信頼
関係があってはじめて、社会の秩序は成立す
る。”

目次から抜粋引用
“心の旅路
 消えた
 名探偵登場
 第二の男
 襲撃”

  名門一家のはみ出し者でルポライターを
主人公とした、長編ミステリー小説。
 旅の女性が古書店に立ち寄った、彼女は理
由がわからないが一冊の古書に心を揺り動か
され…。

 上記の引用は、警察官についての一節。
法を守る人達ですから、こうであってもらわ
なくては困りますよね。
しかし、現実には警察官といえども、色々と
問題を起こしてしまうようで、ちょこちょこ
ニュースになっています。まあでも、そうい
う人達はほんの一部であると、信じていたい
ものです。
ニュースでは、警察の不祥事は大々的に取り
上げられることが多いように思いますが、報
道する側もたいがいな事をしているので、あ
まりニュースは本気で見ない方がいいように
も思います。
 今回の話は、浅見光彦の登場が随分と遅く
なっています。最初から主人公の活躍を読み
たいファンの人には、少し物足りないところ
もあるのではないでしょうか。
 初出版は他社からで、昭和57年となってい
ます。本文中に、公衆電話に百円玉が吸い込
まれるといった事が書かれていますが、今の
世代の人達だと、この部分を読んでもピンと
こないかもしれません。

ーーーーー

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2015年02月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

浅見光彦シリーズの第一巻

光彦が出てきて、解決に導くまでが長い。
三人も殺されてから捜査開始なので、もう少し早めに出てきてもよかったのでは。
キャラの付け方も甘い気がするが、今後掘り下げていくこと前提なら多少は納得できる。

発端である八年前の事件をもうちょっと描写してほしかった。

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2012年03月07日

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浅見光彦シリーズの第一弾。一回読んだがすっかり忘れてた。結構浅見家も波瀾万丈なのね…読み応えあった。

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2011年07月03日

Posted by ブクログ

「後鳥羽伝説殺人事件」は、浅見光彦が初めて登場する話である。

読んでみて驚いたのは、前半は浅見が全然出てこない、ということだ。
主に事件担当になった刑事の悪戦苦闘が続き、警察内部のお偉いさんの事件における権限行使に、イラついたりもする。
(今までドラマしか見ていなくて最初から最後まで浅見が出ずっぱり?な場面に慣れていた自分には、なんというか違和感があって・・・事件の展開が物凄く鈍く、緩慢に思えた。)
だが、後半になり浅見が登場すると、今まで手詰まりだった事象にまるで光を当てるが如く、鮮やかに解明が進んでゆく。
また、ドラマでは終始にこやかに浅見に接し知識を与える母親は、原作(少なくとも浅見シリーズ第一回目)じゃ物凄くお固くて、取り付くしまもない、って感じのコワイおかーさんなのだ!
また、調査を進めて行く上で浅見は、友人関係になった刑事が上からの圧力によって自宅謹慎になったことに対し、自ら警察の上層部に居る知り合いに掛け合って、彼の謹慎処分を変えてしまったりもする。
これもドラマでよくあるように、ただ居るだけで勝手に周りが浅見のにーちゃんが警察のエライ人だということを知って腰を低くするのとは正反対である。
読み終えて・・・浅見の頭の良さとバイタリティ、そして熱い、正義感の強さにちょっと驚いた!
またこの最初の話で、浅見の妹が何時・そして何故亡くなったのか、その謎も解き明かされる。
ドラマしか見ていない方たちには、それも漠然とした謎だったのではないだろうか?

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2011年06月25日

Posted by ブクログ

25年前くらいの作品ですが、面白かったです。
ただいきなり時刻表とか出てきて、見慣れないから意図がすぐに汲み取れませんでしたが…

他の作品も読んでみたいと思います。

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2010年04月28日

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