内田康夫のレビュー一覧

  • 遺譜 浅見光彦最後の事件【上下 合本版】

    重厚なミステリー作品

    内田康夫氏(2018没)の最後の作品。フルトヴェングラーの楽譜をめぐる過去の因縁に浅見光彦が挑みます。内田氏はこの作品を浅見シリーズ第1部完結と位置づけ続編も執筆していましたが健康上の理由で断筆しており(当該作品は後に共著として出版)、これが事実上の最終作品です。光彦は数多くの作品でヒロインと出会い...続きを読む
  • 王将たちの謝肉祭
    将棋ファンと将棋を知らない人では評価が真っ二つに分かれる作品。

    しかし、これだけあからさまな登場人物名に関わらず、吉永八段があっさり退場するにはびっくり。この世界線では、「お、おー、やった!」とか「ここに成銀打ったらどうするんだろう」といった名言は生まれないことになる。

    ミステリーというにはただ...続きを読む
  • 遺譜 浅見光彦最後の事件 下
    最後の事件と銘打っただけに、大変壮大なミステリーが仕掛けられていました。
    戦前のドイツ、ヒトラーユーゲント、退廃芸術に、偽札と偽札で買った財宝。
    ヒトラーから隠した芸術と財宝たちはどこへ?それは誰が?
    主に歴史的謎を追って、途中でいくつか起きた殺人の謎解きはちょっと簡単すぎのきらいもあり。この作品で...続きを読む
  • 浅見光彦ミステリースペシャル 城崎殺人事件

    やはり浅見光彦シリーズは面白い

    ドラマ化したものもコミックもこれに勝るものはない
    光彦と御母堂との旅は最高
    城崎温泉に行きたくなった
  • 歌わない笛
    スッと読めた。僕の地元が舞台で、地元で有名な一悶着が題材だったり、僕自身の父親や大叔父(名前は光彦)の仕事場町内が事件の発生現場になってたり、地元でしか聞かないようなマイナー名字の登場人物が目白押しだったり、通常とは違う意味で楽しかったかも。
  • 遺譜 浅見光彦最後の事件 下
    相変わらず、歴史的な話のどこからどこまでがホントだか解んない造り。誰か、光彦坊っちゃんと佐和さんの子供が探偵になったスピンオフでも書いてくれないかな。
  • 靖国への帰還
    再読

    最後のシーンだけなぜか印象に残っていて、間の記憶がすっぽり抜けていた。
    確認の意味も込めて今回読み直してみた。

    平和な世の中にポイと放り込まれた武者中尉が、
    タイムスリップした理由について考え続けるのがリアル。
    当時の方なら遊び惚けるという思考にはならなさそうだもんなぁ。
    にしたって、せっ...続きを読む
  • 恐山殺人事件
    イタコ‥北から来る男に‥というセリフが
    読んでいて頭から離れなかった。色々な
    出来事や事件など起こるそれを浅見光彦 
    我またも解決してしまう。面白かった
    そして悲しい物語でもあった。
  • 日光殺人事件
    牧場で浅見光彦が落馬するシーンは
    笑えた。そこから事件の謎が段々と解決
    に導かれるさすが浅見光彦!難問事件
    解決。。面白かった。
  • 平家伝説殺人事件
    浅見光彦第二作。
    この作品を執筆時は、作者はまだシリーズ化を決めていなかった。
    その為、ラストはヒロイン佐和と結婚しそうなプロポーズを連想させる終わり方になっている。
  • 後鳥羽伝説殺人事件
    記念すべき浅見光彦初登場作品。
    テレビドラマなどでは山村美紗や西村京太郎と並び、映像化では定番の内田康夫だが、今まで原作を読んだことはなかった。
    なるほど。
    適度にお堅く、緩く、非常に読みやすい。
  • 浅見光彦殺人事件
    BSフジでドラマ見ました。うまく変えてありました。
    小説版は何度か読んだ人しかわからないと思うのでぜひ読んでほしい作品。名作だと思います!
  • 佐渡伝説殺人事件
    内容(「BOOK」データベースより)
    梅雨の訪れと共に駒津家に届けられる奇妙な葉書。裏には筆書きでただ一文字『願』と書かれていた。4通目の葉書が配達されたあと、56歳になる駒津は何者かに殺された。一方、大学時代の親友4人組の1人三輪も同じ葉書を送られた後、佐渡で死体となって発見された。佐渡の「願」と...続きを読む
  • 津和野殺人事件~〈日本の旅情×傑作トリック〉セレクション~
    内容(「BOOK」データベースより)
    浅見光彦の母が、東京・駒込の霊園で殺人事件の第一発見者となった!被害者は、山陰の小京都・津和野で隠然たる勢力を誇る旧家朱鷺一族の長老・勝蔵だった。事件の真相を追って津和野に向かう光彦は、「赤いトンネル」の記憶に呼び寄せられて津和野を訪れた樋口母娘とともに、連続殺...続きを読む
  • 平家伝説殺人事件
    内容(ブックデータベースより)

    銀座のホステス萌子は、三年間で一億五千万になる仕事という言葉に誘われ、偽装結婚をするが、周囲の男たちが次々と不審死を遂げ……シリーズ一のヒロイン、佐和が登場する代表作。

    令和4年5月11日~13日
  • 歌枕殺人事件
    最初に出会った内田作品。
    会社の先輩が面白いよとくれた一冊。
    短歌とミステリーの絡みが私にはとても新鮮で面白く先輩に感謝。
    この後随分著者の作品を読みました。
  • 氷雪の殺人

    おすすめです

    兄陽一郎と一緒に捜査するのが面白かったです。
    中央官庁の闇が垣間見えるところがとても良かったです。
    社会派な作品が好きな方にはぜひおすすめしたいです。
  • 風のなかの櫻香
    名探偵、浅見光彦シリーズの最後の方の作品です。浅見光彦ものは原作は若いころに2冊くらい読んだ程度ですがテレビドラマは結構見てます。ドラマ版が面白かったので、久しぶりに原作を読んでみました。
    この作品の魅力はなんといっても主人公の櫻香(さくらこ)ですかね。誰もがこの少女に魅かれると思います。テレビドラ...続きを読む
  • 城崎殺人事件 〈新装版〉
    浅見光彦シリーズという、明智小五郎や金田一耕助のような人気探偵シリーズだとは知らずに読んでいた。内田作品の特徴としては旅が一つのテーマになっており、自分が知らない地名やそこでの裏歴史等を散りばめているため、非常に勉強になる。
    土蜘蛛族の取材をテーマの一つにあげて話が進行していくのだが、酒呑童子や八岐...続きを読む
  • 砂冥宮
    積読から引っ張り出したもの。

    私の地元、石川県と学生〜社会人途中まで住んだ神奈川県を中心としたミステリー。
    大変面白く読めたし、外出がままならないこの時期なので少し旅行?した気分になった。
    こちらの地元の方言も違和感なく入り込んできて、内田先生さすが!って。

    ただ。
    私はこの本を読んでいて郷土の...続きを読む