内田康夫のレビュー一覧

  • 棄霊島(きれいじま)上

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    軍艦島のことを知らなかったので、この小説はフィクションではあるが、かなり勉強になった。在日韓国人・朝鮮人が隠された主題であり、なかなか奥深い。

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    2010年01月01日
  • 神戸殺人事件

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    浅見光彦が神戸でヤクザから救った女性が「赤い寺 白い犬」というメモを残していた。
    元船長が殺され、直前まで一緒にいた光彦が疑われる。
    海運会社を巡る事件。

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    2009年12月04日
  • 「萩原朔太郎」の亡霊

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    朔太郎の詩に添った殺人事件が起きるという小説。
    設定が現代なので朔太郎本人は出てきませんが、
    詳しい朔太郎の説明やプロフ的なものが載っているので
    朔太郎ファンとしてはニコニコしながら読みました。

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    2009年11月23日
  • 江田島殺人事件

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    瀬戸内海に浮かぶ江田島。
    海軍のゆかりの地。今は自衛隊の展示施設になっている。
    東郷元帥ゆかりの剣が盗まれ、その謎に浅見光彦が駆り出される。
    戦時中からの因縁。
    軍神とは。

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    2009年10月04日
  • 秋田殺人事件

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    秋田杉を使った住宅会社(半公共のようなもの)の破綻が事件の中心。

    兄の陽一郎の後輩で副知事になった女性の私設秘書のような肩書きで、
    事件にかかわる光彦。
    自殺で片付けられてしまった二つの事が、実は殺人事件だと暴いていく。

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    2009年10月04日
  • 逃げろ光彦 内田康夫と5人の女たち

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    内田康夫にはめずらしい短編の5作品、めずらしく色っぽい描写がある作品でもあります。
    浅見光彦が登場するのはラストの1作だけです。
    短編のテンポよさがあっておもしろかったです。

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    2009年10月04日
  • 遺骨

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    臓器移植法成立かどうかという時期。
    製薬会社の社員が殺された。
    行きずりか?計画的な殺人なのか?
    偶然に淡路島のフェリーで社員と会っていた浅見光彦が事件の謎に乗り出す。
    戦時中の事柄が強い影響を与えている。

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    2009年10月04日
  • 三州吉良殺人事件

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    ひょんなきっかけから蒲郡方面に母雪江と旅をすることになった光彦。
    その旅先、殉国七士の碑で、ある老人と知り合う。
    あくる日、その老人が殺害されているのが見つかり、光彦達に疑いがかかる。
    老人はどこでどのように殺害されたのか。
    するどい光彦の推理が冴える。

    それにしても、小心者は動くというのは納得。

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    2009年10月04日
  • 「須磨明石」殺人事件

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    新聞社に勤める女性新人記者が行方不明になった。
    依頼を受けた浅見光彦が事件を調べ始める。
    記者と最後に会った女子大生との会話をヒントに事件に迫る。
    「骨」という言葉から明石原人との係わりが。
    十年前の事件が絡み合って、最後は哀しい結末。

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    2009年10月04日
  • 化生の海

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    浅見光彦物。
    加賀の海で水死体で発見された男性は余市の男性だった。
    その自宅には「卯」の字が刻まれた素焼き人形が残っていた。
    男性のかすかな足跡をたどって、北海道から九州、加賀へと。

    旅情ロマン。歴史ロマン。
    そして、過去の出来事が事件の発端という意味でも、これぞ浅見光彦!という感じで
    面白かった。
    それにしても、光彦が有名になってきている・・・。

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    2009年10月04日
  • 透明な遺書

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    父のガス自殺を信じることが出来ない娘。
    父の友人である藤田編集長経由で浅見光彦に事件の解明を依頼する。
    汚職、警察失墜など社会の腐敗が底辺にある。
    途中、いつもは警察から身元を調査されて身元が明らかになる光彦が自ら身元を明かす。
    それだけに、決意のようなものがみえて、根が深い問題だと感じられる。

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    2009年10月04日
  • 皇女の霊柩

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    皇女和宮さまが、東下されるときに密かに柩が用意されていた?

    歴史的な興味から読んでみました
    もちろん、日本一多くの難事件を解決(?)している名探偵
    浅見光彦モノなので、喜んで読んでいるのですが
    あとがきにあるように、新聞連載の途中から、写真などのモチーフ
    を取り入れたと聞き、相変わらずこの軽井沢のセンセは・・・

    内容はきちんと「平仄」があっています・・・秀作ではある

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    2009年10月07日
  • 讃岐路殺人事件

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    光彦の母、雪江が四国霊場巡りの途中で、交通事故に遭い、記憶を喪失した。
    これは地元香川が舞台なので、知っている場所ばかりで興奮しながら読みふけりました。
    ドラマにならないかなって思っています。

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    2009年10月04日
  • 三州吉良殺人事件

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    なんとなく名探偵コナンと似てるなあ、と思った、
    コメディータッチの展開、そして大胆なトリック。
    たまたま終戦記念日の前日にこの本を手に取ったのもなにかの縁ですかね。

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    2009年10月04日
  • 斎王の葬列

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    ミステリーはあまり好きじゃないけど、浅見光彦シリーズは歴史に関わるテーマに沿ったミステリーで、結構好き。
    斎王に関する本を探していたら、浅見光彦にあったので。
    伊勢神宮に仕える未婚の皇女。ロマンありますよね。
    内田康夫さんは小説の執筆にプロットは作らずに、原稿を書いていくと自由に小説が展開されるという独自の書き方をするらしい。
    不思議。天性の作家ってこと?

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    2009年10月07日
  • 黄金の石橋

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    いわゆる「テラ地元」ってやつです。

    石橋のことをいろいろと調べて書いてくれているので好感が持てる。鹿児島県出身者からすると、「これあそこじゃん!」っていうところがたくさん出てくるので楽しいです。

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    2009年10月04日
  • 沃野の伝説(上)

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    なんか彼の作品としては珍しく単調に読み終わってしまった。得意な手法を詰め込んだせいで、八方美人に終わってしまった感じだろうか?

    食管制度で黙認される自由米をを逆手に取った悪事に、反抗する正義漢が現れて・・・みたいな構図は内田作品では良くあることだが、その設定に終始してしまいこの作品にしかないなにかというオリジナリティを欠いていると思う。

    もしかして自分には内田作品に対する免疫ができてきてしまったのだろうか・・・あからさまに社会問題を年頭において書かれた彼の著作は、時にその社会問題に埋没してしまうことがあるのかもしれない。

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    2009年10月04日
  • 沃野の伝説(下)

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    下巻も載せておきます・・・

    ていうか上下巻に分かれている本のレビューを一括してかけないのは不便だと思う。

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    2009年10月04日
  • 十三の冥府(下)

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    青森を舞台にした浅見シリーズの長編作品。
    少し長めだが,読みやすさは他の作品と変わらない。
    アラハバキ神など古代から根付く東北文化に興味をひかれた。
    東北に追いやられた人々の思いが伝わってくる。
    壮大なテーマで描かれる。
    被害者のミッシングリンクを探すうちに,
    事件の背景となる悲しい人間関係が明らかになる。
    それを和らげる浅見の優しさ。いつものパターンにはまってしまう。

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    2009年10月04日
  • 化生の海

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    北海道は余市の人間が加賀の海で殺された。事件から5年後に友人の頼みで、乗り出すことになった浅見探偵。

    一体の古い素焼き人形を起点として、浅見探偵の出向く先々に手懸りがころがっているという、相変わらずの行き当たりばったりのご都合小説でしたが、次第に明らかになってくる「清貧」な人間関係の描写にはホロリとさせられてしまいました。ベストセラー作家の面目躍如でしょう。
    シリーズ作品としてパターン分析すると、真犯人が公表されないまま、うやむやになってしまう。という、最近(といっても文庫本しか読んでませんが。。。)の傾向を踏襲。毎度の浅見刑事局長の弟さま。。。のくだりがなくて、おふくろさんの物分りが良過ぎ

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    2009年10月07日