内田康夫のレビュー一覧
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「ぼくが探偵だった夏」
光彦、小5。
アウトデラックスで強いクセを放った中村俊介も記憶に新しい浅見光彦シリーズ。本書は、光彦小5の話。子供らしくスリルに興味を見出し、好奇心丸出しで冒険気分で森に繰り出す光彦。女の子とつんつんどんどんな光彦、でも、気持ちは素直な光彦である。そんな光彦の最初の事件簿。
読みどころはたくさんある。まずは、浅見家全員集合となっているところだろう。シリーズファンならば当たり前かもしれないが、お手伝いさんまで含めたメンツが揃っているものがあるとは知らなかった。ルポライター兼小説家志望のぼんくら息子の内田氏、若き頃の信濃のコロンボ・竹村岩男も登場する点もポイント。若 -
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浅見光彦シリーズだと思い込んで読み始めたのだけれど、いつまでたっても浅見は登場してこない。
どうやら勘違いしていたようだが、次々と新たな展開が訪れるストーリーにすっかり引き込まれた。
いつもながら内田さんの物語は読みやすい。
けれども容疑者と目される人物がひとり、またひとりと消えていく先にどんな真実が待っているのか。
犯人の見当は早々についてしまうけれど、それでもどんなトリックを使ったのか。
そこにはどんな動機が隠されていたのか。
ただひとつだけ難を言えば、ヒロイン役の宮城留理子が完璧すぎた。
鋭い推理力は本職である刑事たちをも圧倒しているし、犯人ではないかと疑いのある人物に対してもけっして引 -
Posted by ブクログ
生まれてまもなく何者かによって捨てられた櫻香は、やがて尼寺に引き取られ養女となる。
聡明なうえに美しく育った櫻香は、いまの生活に何の疑問を抱くこともなく穏やかに生活していた。
しかし、見慣れぬ人たちが周辺に現れはじめてから様子は一変する。
母の知り合いだった尼寺の関係者より依頼を受け、光彦は櫻香に対する調査を開始する。
やがて櫻香に話しかけた胡散臭い男が殺され死体となって発見される。
事件は櫻香を中心におきていると光彦は思い始めるが…。
犯人を逮捕することが光彦の目的ではない。
これまでにも何度か光彦によって犯人と特定されながらも、警察に逮捕されなかった者もいる。
複雑な人間関係が絡みあったう