内田康夫のレビュー一覧

  • 新装版 死者の木霊

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    ネタバレ

    一度は犯人自殺で終わった事件かと思っていたが、ただ1人事件を追っていた竹村巡査部長。
    停職中にも関わらずついに犯人を追い詰める。
    俳句からヒントを得たり二時間ドラマを観ているようで、竹村巡査部長と奥様の人柄も良かった。

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    2019年12月09日
  • 靖国への帰還

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    備忘録 毎日新聞2019年11月22日

    元特攻90代兄弟が「最後の証言」 時代に迎合を悔恨「なぜ死ぬ覚悟で戦争に反対しなかったか」

    太平洋戦争中に学徒出陣し、特攻隊員になった兄弟が9日、東京都新宿区の早稲田大で講演した。岩井忠正さん(99)と忠熊さん(97)。今はそれぞれ東京、滋賀と離れて暮らすが、どうしても若い世代に「最後の言葉」を伝えたいと顔をそろえた。これまでそれぞれ講演する機会はあったが、兄弟そろって話すのは最初で最後かもしれない。2人が伝えたかったメッセージとは――。

    「2人とも生きては帰れないだろう」。入隊前、兄弟で先祖の墓参りに行ったとき、道中の汽車でそんな会話を交わしたという。実際に軍隊生活は死と隣り合わせだった。忠熊さんは海軍徴用船に乗船中に米軍に攻撃され、海に放り出されて約3時間漂流した。忠正さんも「伏龍」の訓練で海底に潜水する際に酸欠で気を失った。

     辛くも2人は生き残ったが、多くの若者が特攻隊員として命を散らし、遺書が残されている。「遺書には勇ましい言葉が書いてある。『私は喜んで死ぬ』と書いてあるのを読んで感激する人もいるはずです。だけど、私は、待ってくださいと言いたい」。忠正さんは会場にこう呼びかけた。

     この話をしようと思ったのは娘の直子さん(60)との会話がきっかけだった。直子さんは特攻隊の記録を展示する記念館で隊員の遺書を読んだ際、「あの方たちは教育を受けてああいう気持ちで死んでいったんだ」と思ったという。それを聞いて忠正さんは、当時検閲があったことや、家族を悲しませまいと自分を奮い立たせる隊員の心境を話して聞かせたという。すると、その「実態」を講演で話すべきだと直子さんから促されたという。

     忠正さんは、命を落とした隊員の無念を代弁するように語気を強めて会場に訴えた。「本当は死にたくない。でも(死ぬのが)嫌なのに殺されたと聞いたら家族も悲しむから、喜んで死んだと思ってもらおうと。もう一つは自分を励まさなきゃやれない。決して犬死にじゃないと自分を奮い立たせて慰める気持ちの表れなんです。そういうことを理解してやらないといけない。つらいんですよ、本人は……」

     忠正さん自身、当時、内心は戦争には批判的だった。海軍で上官から毎日のように暴力を振るわれ逃げ出したい一心で特攻隊員に志願した。「もし遺書を書くとすれば自分も同じことを書いていた」と打ち明けた。

     最後に、若者に何を伝えたいかと司会者に聞かれた2人の口から出てきたのは後悔の言葉だった。忠正さんは「この戦争は間違っているとうすうすながら分かっていたにもかかわらず、沈黙して特攻隊員にまでなった。死ぬ覚悟をしてるのに、なぜ死ぬ覚悟でこの戦争に反対しなかったのか。時代に迎合してしまった。私のまねをしちゃいけないよ、と今の若い人に伝えたい」。忠熊さんも「戦争を二度と繰り返さないためにはどうしたらいいのか、特に青年、学生がどうするかによって未来が変わる。そのためには歴史に学んでほしい」と。

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    2019年11月25日
  • 萩殺人事件

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    最近、浅見光彦シリーズで読んでないものを読んでますが、この辺りのシリーズって、浅見さんがなんだか雰囲気が以前と違う気がします。ちょっと、きつめな感じがしますが、気のせいですかね…。
    やっぱり、一冊ものが私にはすっきり読めます。

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    2019年08月18日
  • 薔薇の殺人

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    相変わらず第六感が発達している浅見さん。
    今回は、第六感が出しゃばり過ぎず、いい感じに終わったのではないかなぁと思います。
    舞台は宝塚。ただ、宝塚市の出番は少なめ。

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    2019年07月23日
  • 壺霊 下

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    私には、ちょっと間のび感が…。
    いろんな謎が出てきて、それぞれに答えが出るのですが、そもそものなぞに遠くからちょっとだけ繋がっていくような…。
    長くても、どんどん読み進めて行けるって感じではなかったかもしれません。

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    2019年07月21日
  • 棄霊島(きれいじま)上

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    相変わらず、都合良すぎだよなーというのと
    なぜその関係のなさそうな事柄を、
    関連アリにして思いつくのか。
    まーこうしないと話が続かないので、しゃーないか。

    でもちょっと強引じゃね?
    下巻に期待。

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    2019年05月21日
  • ぼくが探偵だった夏

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    「ぼくが探偵だった夏」
    光彦、小5。


    アウトデラックスで強いクセを放った中村俊介も記憶に新しい浅見光彦シリーズ。本書は、光彦小5の話。子供らしくスリルに興味を見出し、好奇心丸出しで冒険気分で森に繰り出す光彦。女の子とつんつんどんどんな光彦、でも、気持ちは素直な光彦である。そんな光彦の最初の事件簿。


    読みどころはたくさんある。まずは、浅見家全員集合となっているところだろう。シリーズファンならば当たり前かもしれないが、お手伝いさんまで含めたメンツが揃っているものがあるとは知らなかった。ルポライター兼小説家志望のぼんくら息子の内田氏、若き頃の信濃のコロンボ・竹村岩男も登場する点もポイント。若き光彦に影響を与えたのは間違いないな、と読めば分かる。


    子供らしい光彦も良い。兄に比べられたり、父とちょっと距離があったり、母の頑固さに辟易したりする。また、衣理との初めての出会いも初々しく子供らしい。「ぼっちゃん」音読事件こそ、光彦の初の事件簿ではないだろうか。そんな衣理と距離が縮まっていくのも、良い夏の思い出となるのだ。そもそも、軽井沢の山の友達である峰男は、衣理を可愛い女の子として光彦を紹介するのだ。この頃から、光彦のなんか良い感じで可愛い女子と巡り合う運命が始まっていたわけだ。


    ちなみに、衣理と気まずくなった(というか光彦が一方的に勘違いしただけ)事件には、光彦の面白設定が関わっている。それは空想癖だ。時々頭の中が空っぽになってしまうのだ。この空想癖は、青年になっていく中で、果たして無くなっていったのか。大変気になる。シリーズを読み始めたい人にはオススメである。

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    2019年05月11日
  • 遺骨

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    ネタバレ

    詩人金子みすゞや臓器移植法、731部隊などを絡み合わせたなかなか読みごたえのある内容でした。難しいトリックはないが、浅見の視点で事件を一緒に考えていくような感覚にさせるのが著者の特徴なのだろう。
    自作解説の追記の記載は、当時としては勇み足でしたね。(薬害エイズ問題)

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    2018年12月21日
  • 軽井沢殺人事件

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    浅見光彦シリーズ。
    内田さんの描く光彦が、TVの役者の榎木孝明さんの顔とダブルくらいはまり役です。
    私はTVを見てから、小説を読んだので尚更そう思うのかもしれませんが、とてもステキなシリーズです。

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    2018年12月01日
  • 神苦楽島(かぐらじま)下

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    団体さんとは別のところに話は落ち着いて一安心。
    いつもなら団体さんが出てくると、
    最後はグデグテになって、なんじゃこらな結末だが
    そうはならずに楽しく読ませていただきました。

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    2018年12月01日
  • 神苦楽島(かぐらじま)上

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    浅見シリーズで、背後に団体さんが絡んでくると
    最後グデグテになって尻切れで終わるパターンが多いが
    大丈夫なのか、
    と思って読んだが、ツカミはなかなか店舗があって
    グイグイ読ませてくれる。

    下巻の展開が楽しみな内容でとってもいいかんじ。

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    2018年12月01日
  • 風のなかの櫻香

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    浅見光彦シリーズのフォーマットは期待通り踏襲。今回の舞台は地元に近い鳥羽や名張なので(奈良が中心だけど)、なんと言うのか、うんうん(^_^)て読めた。

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    2018年11月12日
  • 遠野殺人事件

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    トリックが複雑過ぎて、自分には分からなかった。
    同じ企業ないで三人も殺害されたら大変な社会問題に発展すると思うが、此処が非現実的。推理物より物語性がこの著者の魅力。

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    2018年09月25日
  • 他殺の効用

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    ネタバレ

    5つの話の短編集。
    読みやすい文章で、楽しく読めました。
    結末が「完全犯罪」という作品を読んで、
    こういうのもありかなと思いました。

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    2018年09月24日
  • 十三の冥府(上)

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    上巻だからか、全然話が進まない。
    このペースの話の進み方で大丈夫なんかしら。
    今までの経験則からいうと、この進み方だと
    最後は強引に終わらせて、ワケワカメになる悪寒。

    下巻にすさまじく期待。

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    2018年06月28日
  • 鄙の記憶

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    ネタバレ

    面白かったけど、主人公の浅見光彦の影が薄いです。
    作者の体調不良も影響しているかもしれないけど、
    いつもの浅見光彦のキャラと微妙に違いを感じました。
    行動力があって、犯人と対決すると思うのです。
    この作品で、犯人は自首しますが、
    もやもやとしたものが残りました。
    若い女性も出てきますが、「ヒロイン」はいません。

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    2018年06月15日
  • 北の街物語

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    浅見光彦のシリーズは初めてではないつもりだったけど、本棚に登録がないってことは、相当久しぶりなのか。
    こんな感じだったっけなーと思いながらも、あっさりな感じなのは、地元の話だからか。

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    2018年04月22日
  • 中央構造帯(上)

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    いつもより、前フリが長過ぎる?
    と思ったものの、展開と読みやすさはピカイチ。
    前巻は淡々と話しは進むが、じっと我慢。

    後半の展開に期待。

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    2018年03月22日
  • 靖国への帰還

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    武者滋という英霊が現代にタイムスリップする話。社会的な視点が多く、靖国神社にまつわる昨今の問題をいろいろとカバーしている。あの浅見シリーズの作家が、こうしてこういう作品を書かずにはいれなかった想いみたいなのが作品からは伝わってきた。声を大にして言いたいことだったのだと思う。エンターテイメントではあるものの作者の想いが強く出ている作品だと思った。新書のようなメッセージ性のある内田康夫の靖国論って感じかな。

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    2017年12月18日
  • 箸墓幻想

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    奈良を主な舞台にした浅見シリーズの歴史ミステリー、と言うべきか。
    一言で言えば、邪馬台国を研究していた学者の死の謎と背景を探し解いていく話。
    話自体は面白いが、話のラストが、ちょっと私好みのものではなく、歴史的な部分で明らかにおかしい点が存在し、何より被害者の周りの人間関係が複雑すぎること極まりない。

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    2017年10月20日