内田康夫のレビュー一覧

  • 遺骨

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    ネタバレ

    詩人金子みすゞや臓器移植法、731部隊などを絡み合わせたなかなか読みごたえのある内容でした。難しいトリックはないが、浅見の視点で事件を一緒に考えていくような感覚にさせるのが著者の特徴なのだろう。
    自作解説の追記の記載は、当時としては勇み足でしたね。(薬害エイズ問題)

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    2018年12月21日
  • 軽井沢殺人事件

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    浅見光彦シリーズ。
    内田さんの描く光彦が、TVの役者の榎木孝明さんの顔とダブルくらいはまり役です。
    私はTVを見てから、小説を読んだので尚更そう思うのかもしれませんが、とてもステキなシリーズです。

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    2018年12月01日
  • 神苦楽島(かぐらじま)下

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    団体さんとは別のところに話は落ち着いて一安心。
    いつもなら団体さんが出てくると、
    最後はグデグテになって、なんじゃこらな結末だが
    そうはならずに楽しく読ませていただきました。

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    2018年12月01日
  • 神苦楽島(かぐらじま)上

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    浅見シリーズで、背後に団体さんが絡んでくると
    最後グデグテになって尻切れで終わるパターンが多いが
    大丈夫なのか、
    と思って読んだが、ツカミはなかなか店舗があって
    グイグイ読ませてくれる。

    下巻の展開が楽しみな内容でとってもいいかんじ。

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    2018年12月01日
  • 風のなかの櫻香

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    浅見光彦シリーズのフォーマットは期待通り踏襲。今回の舞台は地元に近い鳥羽や名張なので(奈良が中心だけど)、なんと言うのか、うんうん(^_^)て読めた。

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    2018年11月12日
  • 遠野殺人事件

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    トリックが複雑過ぎて、自分には分からなかった。
    同じ企業ないで三人も殺害されたら大変な社会問題に発展すると思うが、此処が非現実的。推理物より物語性がこの著者の魅力。

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    2018年09月25日
  • 他殺の効用

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    ネタバレ

    5つの話の短編集。
    読みやすい文章で、楽しく読めました。
    結末が「完全犯罪」という作品を読んで、
    こういうのもありかなと思いました。

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    2018年09月24日
  • 十三の冥府(上)

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    上巻だからか、全然話が進まない。
    このペースの話の進み方で大丈夫なんかしら。
    今までの経験則からいうと、この進み方だと
    最後は強引に終わらせて、ワケワカメになる悪寒。

    下巻にすさまじく期待。

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    2018年06月28日
  • 鄙の記憶

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    ネタバレ

    面白かったけど、主人公の浅見光彦の影が薄いです。
    作者の体調不良も影響しているかもしれないけど、
    いつもの浅見光彦のキャラと微妙に違いを感じました。
    行動力があって、犯人と対決すると思うのです。
    この作品で、犯人は自首しますが、
    もやもやとしたものが残りました。
    若い女性も出てきますが、「ヒロイン」はいません。

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    2018年06月15日
  • 北の街物語

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    浅見光彦のシリーズは初めてではないつもりだったけど、本棚に登録がないってことは、相当久しぶりなのか。
    こんな感じだったっけなーと思いながらも、あっさりな感じなのは、地元の話だからか。

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    2018年04月22日
  • 中央構造帯(上)

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    いつもより、前フリが長過ぎる?
    と思ったものの、展開と読みやすさはピカイチ。
    前巻は淡々と話しは進むが、じっと我慢。

    後半の展開に期待。

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    2018年03月22日
  • 靖国への帰還

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    武者滋という英霊が現代にタイムスリップする話。社会的な視点が多く、靖国神社にまつわる昨今の問題をいろいろとカバーしている。あの浅見シリーズの作家が、こうしてこういう作品を書かずにはいれなかった想いみたいなのが作品からは伝わってきた。声を大にして言いたいことだったのだと思う。エンターテイメントではあるものの作者の想いが強く出ている作品だと思った。新書のようなメッセージ性のある内田康夫の靖国論って感じかな。

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    2017年12月18日
  • 箸墓幻想

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    奈良を主な舞台にした浅見シリーズの歴史ミステリー、と言うべきか。
    一言で言えば、邪馬台国を研究していた学者の死の謎と背景を探し解いていく話。
    話自体は面白いが、話のラストが、ちょっと私好みのものではなく、歴史的な部分で明らかにおかしい点が存在し、何より被害者の周りの人間関係が複雑すぎること極まりない。

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    2017年10月20日
  • 平家伝説殺人事件

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    『後鳥羽伝説殺人事件』に続いて、浅見光彦シリーズを読むのは2冊め。

    ふつうに面白くすいすい読めた。犯人が最初からわかっている刑事コロンボ型の構成かと思いきや、予想外の展開に途中でやめられなくなる。犯行の動機もやや意外で少々しんみり。面白かった。

    がっつり系の読むのにエネルギーが要る本を読んだ後は、こういう本がリフレッシュできてよし。(2007.9.29)

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    2017年09月01日
  • 遠野殺人事件

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    留理子の会社の先輩が殺された。
    自分も誘われたが行くことが出来なかった、岩手県の遠野への旅行先での出来事だった。
    しかも、容疑者は同僚の貞子ではないかという。しかし、貞子も自殺していた。
    次々と同じ会社の同僚が亡くなっていく中、留理子は独自に推理を進めていく。
    徐々に真実に近づいていくが・・・

    2017.6.7

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    2017年06月08日
  • 遠野殺人事件

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    浅見光彦シリーズだと思い込んで読み始めたのだけれど、いつまでたっても浅見は登場してこない。
    どうやら勘違いしていたようだが、次々と新たな展開が訪れるストーリーにすっかり引き込まれた。
    いつもながら内田さんの物語は読みやすい。
    けれども容疑者と目される人物がひとり、またひとりと消えていく先にどんな真実が待っているのか。
    犯人の見当は早々についてしまうけれど、それでもどんなトリックを使ったのか。
    そこにはどんな動機が隠されていたのか。
    ただひとつだけ難を言えば、ヒロイン役の宮城留理子が完璧すぎた。
    鋭い推理力は本職である刑事たちをも圧倒しているし、犯人ではないかと疑いのある人物に対してもけっして引

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    2017年04月30日
  • 風のなかの櫻香

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    生まれてまもなく何者かによって捨てられた櫻香は、やがて尼寺に引き取られ養女となる。
    聡明なうえに美しく育った櫻香は、いまの生活に何の疑問を抱くこともなく穏やかに生活していた。
    しかし、見慣れぬ人たちが周辺に現れはじめてから様子は一変する。
    母の知り合いだった尼寺の関係者より依頼を受け、光彦は櫻香に対する調査を開始する。
    やがて櫻香に話しかけた胡散臭い男が殺され死体となって発見される。
    事件は櫻香を中心におきていると光彦は思い始めるが…。
    犯人を逮捕することが光彦の目的ではない。
    これまでにも何度か光彦によって犯人と特定されながらも、警察に逮捕されなかった者もいる。
    複雑な人間関係が絡みあったう

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    2017年03月20日
  • 貴賓室の怪人 「飛鳥」編

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    手軽に読める「浅見光彦シリーズ」だが、その中でもミステリー色が少ない物語になっている。
    「飛鳥」を舞台にしているし旅情ミステリーとして楽しめばいいかと。
    「裁かれるべき人間」がいることはわかる。
    けれど、個人が「裁く権利」をそれぞれに行使したら法治国家は成り立たない。
    すべてを理解したうえで選択したある結末。
    光彦も岡部も、飛鳥船上だからこそ出来た選択なのではないだろうか。
    なお、この物語は「イタリア幻想曲」と一対になっている。
    「飛鳥編」だけを読むのではなく、「イタリア幻想曲」も次いで読んでほしい。

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    2017年03月08日
  • 幻香

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    「究極の香水」の副作用によってもたらされた死。
    封印された「究極の香水」が再び現れたとき、それは「悪魔の香水」となり人々にあらたな死を招く。
    自分の研究のすえに手に入れた開発結果は、研究者にとって何よりも大事なものなのかもしれない。
    欲にかられて甘い蜜に群がる害虫のような人間たち。
    殺人を犯しても大きな富は手に入れたいものだろうか?
    不幸な出来事を乗り越えて未来へと歩き始める三人の娘たち。ラストが未来へつながるものでよかった。
    いつもながら浅見光彦シリーズは読みやすい。
    シリーズ初期はなかなか覚えにくいタイトルも多かったけれど、特徴のある個性的なタイトルになってからは、内容をすぐに思い出せるよ

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    2017年02月25日
  • 鯨の哭く海

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    捕鯨のお話、鯨が日本食で戦後の食糧難では大切な栄養源であったことや南紀、太地と埼玉の秩父の情景が伝わり言ってみたくなる毎度のご当地描写(笑)
    捕鯨問題を絡めたミステリーです。

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    2016年06月19日