内田康夫のレビュー一覧

  • 平家伝説殺人事件

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    浅見光彦と佐和の関係が知りたくて読んだ。
    表題の平家のついて描かれた内容かと思ったが、そこは平家落武者の村の若者が起こした事件、そして佐和自身の出自ということだった。
    内容的には他のシリーズよりも(古いからか?)あっさりしていて、最後は警察の調べで事件の顛末が明らかにされたという終わりかたです。

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    2021年12月22日
  • 崇徳伝説殺人事件

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    老人ホームの経営者が殺されたり、老人ホームのある事件が表に出ないように、表に出そうとする人間が殺されたりする話。

    認知症が痴呆症と呼ばれていた時代の話で、まだ親をホームに預けることは、悪い事だと言われていた時代だったと思います。

    このまま経営していたら、業績も上がるよ。と、思ってしまいました。

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    2021年10月28日
  • 美濃路殺人事件

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    岐阜の魅力が詰まった浅見光彦シリーズの第15弾。30年以上前の作品(ワープロとか懐かしい)だが、楽しめました。
    用意周到なプロット(学童疎開(戦争孤児)、和紙、小刀、血痕)...。結末はシリーズらしい。
    こんなご時世だから、本の中だけでも旅に出たい!

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    2021年08月21日
  • 贄門島 上

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    浅見光彦シリーズ。
    やっぱり最高です。
    21年前、海に転落して漁船に救われた時、朦朧とした意識の中で聞いたという奇妙な会話…。
    父の遺したこの謎を解くべく訪れた房総に浮かぶ島で、事件が起こります。

    「こんなに何人も続けて送ることはない」「そうだな、来年にまわすか」

    島に伝わるしきたりとは…。
    事故?殺人?

    じっくりと、じわじわと、丁寧に核心へ近づいていきます。
    さてさて、謎解きは下巻で。
    早く読まなくては!!

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    2021年06月06日
  • ぼくが探偵だった夏

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    小学生の光彦少年は、恒例の軽井沢の別荘での夏休みを満喫していた。軽井沢での友達の峰男に紹介された喫茶店の娘は、なんと夏休み前に光彦の隣の席にきた、転校生の衣理だった。
    最初は気まずかった2人だが、妖精の道で行方不明になった女性がいるという噂を聞き、確かめに行くことに。暗く不気味な妖精の森を奥にある「緑の館」で男が庭に大きな穴を掘っているのを見て、3人は逃げ帰る。
    その夜、ホタルを口実にふたたび館を覗き見た光彦は、何かを埋めている男女を目撃した。
    埋められたのは死体?
    長野県警の新人刑事、竹村刑事に事情を話した光彦は、事件に巻き込まれていく。

    冷静で半分大人な光彦少年のトムソーヤのような冒険譚

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    2021年03月21日
  • 新装版 平城山を越えた女

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    コロナで国内移動すら憚れる今、旅情ミステリーは旅行した気分になれミステリーも楽しめる。
    奈良に行きたくなりました。

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    2021年03月14日
  • 沃野の伝説(上)

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    平成の米騒動の時代の話。

    えっ、お米って、こんな風に取引されていたんだぁ。と、思いました。

    そういえば、冷夏でお米が収穫できなかった時代があり、急遽輸入してタイ米とかあったなぁ。と思い出しました。

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    2021年01月20日
  • 後鳥羽伝説殺人事件

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    あーとうとう手を出してしまった、浅見光彦シリーズ。
    テレビでの方が多く知られているのかな。
    私は見たことないけれど。

    派手さは無いもののいい所で光彦が登場し、何とも読みやすいミステリ。
    犯人は何となくの勘で当ててしまった。
    序盤にこの人ではないか、と思っていた人がピタリ。

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    2020年10月07日
  • 斎王の葬列

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    よく斎王のことを調べてあるなぁ。と、思いました。

    人間関係が複雑すぎて、この人は?どこから出てきたんだ?ということがありました。

    しかし、ネタバレになるので相関図は書けない。

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    2020年07月12日
  • 遺譜 浅見光彦最後の事件 下

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    内田康夫『遺譜 浅見光彦最後の事件 下』角川文庫。

    上巻ではヴェングラーの楽譜を預かっていた忌部という人物が何者かに殺害され、挙げ句に楽譜まで何者かに盗まれる。どうやら戦時中のドイツと日本の秘密めいたことが一連の事件に関連しているようだ。

    読み終えれば、年月の長さだけを感じる大したことのない事件で、退屈な時間を費やした虚しさだけが残った。やはり、このようなソフトボイルド探偵小説は性に合わないのだとあらためて思った。

    本体価格680円(貰い物0円)
    ★★★

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    2020年06月03日
  • 遺譜 浅見光彦最後の事件 上

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    内田康夫『遺譜 浅見光彦最後の事件 上』角川文庫。

    浅見光彦シリーズは数作しか読んでいないのだが、いきなり浅見光彦最後の事件を読むことになった。貰い物の文庫本である。上下巻をまとめて貰ったので、読まない訳にはいかないのだ。

    実は浅見光彦シリーズは全体的にふわりとした雰囲気で、浅見光彦の余りのマザコンぶりと、テレビドラマを意識したと思われるような観光地巡りが必ず登場するので好みではない。ハードボイルドの対極にあるソフトボイルド探偵小説と呼べば良いのだろうか。

    プロローグに1994年にオーストリアで起きた日本人殺害事件が描かれ、浅見光彦の兄が警視庁の課長という肩書で登場する。このプロローグは

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    2020年06月03日
  • 後鳥羽伝説殺人事件

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    浅見光彦シリーズの一作目。
    天河伝説殺人事件で有名になったシリーズだが、本作は浅見光彦が初めて登場する話。
    まあ、面白かったとは思うが、自分的には天河伝説の方が好みだ。後鳥羽上皇のストーリーや、地元の雰囲気などがもう少し描いていてくれたら尚、好きだったかもしれない。
    巻末の浅見光彦シリーズのお勧め一覧はたくさんシリーズがある中で、次を探すのに役に立つのでありがたい。

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    2020年04月13日
  • 朝日殺人事件

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    浅見さん、富山か新潟から帰ってきたと思ったら、また車で行かされるという……。
    ドライブ好きでも、ちょっと酷。
    しかし、場所が変わる度に、新たなる変化があり、麻美さんも、行ったかいがあったのではないでしょうか。

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    2020年01月24日
  • 新装版 死者の木霊

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    ネタバレ

    一度は犯人自殺で終わった事件かと思っていたが、ただ1人事件を追っていた竹村巡査部長。
    停職中にも関わらずついに犯人を追い詰める。
    俳句からヒントを得たり二時間ドラマを観ているようで、竹村巡査部長と奥様の人柄も良かった。

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    2019年12月09日
  • 靖国への帰還

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    備忘録 毎日新聞2019年11月22日

    元特攻90代兄弟が「最後の証言」 時代に迎合を悔恨「なぜ死ぬ覚悟で戦争に反対しなかったか」

    太平洋戦争中に学徒出陣し、特攻隊員になった兄弟が9日、東京都新宿区の早稲田大で講演した。岩井忠正さん(99)と忠熊さん(97)。今はそれぞれ東京、滋賀と離れて暮らすが、どうしても若い世代に「最後の言葉」を伝えたいと顔をそろえた。これまでそれぞれ講演する機会はあったが、兄弟そろって話すのは最初で最後かもしれない。2人が伝えたかったメッセージとは――。

    「2人とも生きては帰れないだろう」。入隊前、兄弟で先祖の墓参りに行ったとき、道中の汽車でそんな会話を交わしたと

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    2019年11月25日
  • 萩殺人事件

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    最近、浅見光彦シリーズで読んでないものを読んでますが、この辺りのシリーズって、浅見さんがなんだか雰囲気が以前と違う気がします。ちょっと、きつめな感じがしますが、気のせいですかね…。
    やっぱり、一冊ものが私にはすっきり読めます。

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    2019年08月18日
  • 薔薇の殺人

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    相変わらず第六感が発達している浅見さん。
    今回は、第六感が出しゃばり過ぎず、いい感じに終わったのではないかなぁと思います。
    舞台は宝塚。ただ、宝塚市の出番は少なめ。

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    2019年07月23日
  • 壺霊 下

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    私には、ちょっと間のび感が…。
    いろんな謎が出てきて、それぞれに答えが出るのですが、そもそものなぞに遠くからちょっとだけ繋がっていくような…。
    長くても、どんどん読み進めて行けるって感じではなかったかもしれません。

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    2019年07月21日
  • 棄霊島(きれいじま)上

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    相変わらず、都合良すぎだよなーというのと
    なぜその関係のなさそうな事柄を、
    関連アリにして思いつくのか。
    まーこうしないと話が続かないので、しゃーないか。

    でもちょっと強引じゃね?
    下巻に期待。

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    2019年05月21日
  • ぼくが探偵だった夏

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    「ぼくが探偵だった夏」
    光彦、小5。


    アウトデラックスで強いクセを放った中村俊介も記憶に新しい浅見光彦シリーズ。本書は、光彦小5の話。子供らしくスリルに興味を見出し、好奇心丸出しで冒険気分で森に繰り出す光彦。女の子とつんつんどんどんな光彦、でも、気持ちは素直な光彦である。そんな光彦の最初の事件簿。


    読みどころはたくさんある。まずは、浅見家全員集合となっているところだろう。シリーズファンならば当たり前かもしれないが、お手伝いさんまで含めたメンツが揃っているものがあるとは知らなかった。ルポライター兼小説家志望のぼんくら息子の内田氏、若き頃の信濃のコロンボ・竹村岩男も登場する点もポイント。若

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    2019年05月11日