内田康夫のレビュー一覧

  • はちまん(上)

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    第2次世界大戦後の日本人の描写を含めた推理小説。戦争を生き抜いたじいさんの気持ちが分かるかも・・(上)

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    2009年10月04日
  • 斎王の葬列

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    この作品ははまって読みましたね〜。全体に漂っているもの哀しさが私を射ました。斎王については源氏物語くらいしか知りませんけど(苦笑)。今回も浅見光彦は必殺仕置人になるのですが、前回と比べたら、まっ許せるかな〜と。運命とか宿命とかただの言葉にはできないナニカってあるんですよね〜。そのナニカに対しては人間は無力だというのが、これほど科学が進んでいるのに、と思うとやるせなくなることがあります。でもその”切なさ”を思えるからこそ人間として生きていけるような気がします。

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    2009年10月04日
  • ぼくが探偵だった夏

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    浅見光彦が小学生の頃で、初めて探偵のような活躍を見せた時のエピソード。
    冒険へのワクワク感や友達との関係性など、自分が小学生だった頃を思い起こさせるようなエモい感じもあるストーリーだった。そんなに深刻な話ではないので気軽に読める。

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    2026年09月24日
  • 天城峠殺人事件

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    全く別の事件が繋がっていく様は読んでいて痛快です。
    今回は兄が多めに登場しました。
    浅見光彦シリーズは観光地に行った気にもなれるので好きです。

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    2026年08月19日
  • 日光殺人事件~〈浅見光彦×歴史ロマン〉SELECTION~

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    ネタバレ

    天海僧正=明智光秀説の取材で日光に訪れた浅見光彦。自殺の名所、華厳の滝で発見された白骨死体の謎に挑む事に。

    突飛な仮説とかすかな手がかりで取材を試みる主人公。歴史に明るくないから少し取っ付きにくかったけど楽しめた。

    「ニッコウ」とは、から始まる捜査の所は好き。
    点と点が繋がっていくのは良い。からの面白いものの正体、罠にかける所とか。

    色んな事件が重なってたけど、結局叔父さんの事件だけ曖昧なままで終わったのが気になる。

    浅見光彦、色んな女性と良い感じになるの面白い。
    朝子も良いキャラしてたなぁ。

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    2026年07月31日
  • しまなみ幻想 新装版

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    普通に面白かったです。トリック云々じゃなく、浅見光彦シリーズは面白い。(読み始めてから、このシリーズだと気が付きました)最後のピアノの先生とお嬢さんのやりとりは、一瞬ん?となりましたが(笑)。

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    2026年07月18日
  • 黄金の石橋

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    石橋取材のついでに、色々引き受けて現地にいけば
    またしても事件に巻き込まれた。

    安定の事件巻き込まれ具合と、お約束の身元確認。
    引き受けたことが、全て繋がっているのが見事でした。
    これまた2時サスペンスのお約束のように
    昔から今が繋がり…な状態。
    ちょっとした事で繋がりを発見していくのは見事です。

    罪は墓場まで、親子の縁は最後まで。

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    2026年07月11日
  • 竹人形殺人事件

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    ネタバレ

    【浅見光彦⑮】竹人形殺人事件(内田康夫)
    ここ何作か駄作を読んできたので今回はまともで良かった
    もっとも現職の警部を退職させて探偵事務所を開かせるくだりには情けない思いもあるがプロットも書かない作家故の「浅見家脅迫?竹人形10万円事件」の様な未回収ネタよりは我慢できる
    どうして農業委員として見つけた不正の証拠を「極悪人」の改心を期待して暴露しなかった、自分の死を掛けてまで暴露しなかった理由が「漢気」で良いのか

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    2026年05月05日
  • ぼくが探偵だった夏

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    小説をあまり読まない旦那が私のために買って来てくれた小説。
    読んですぐに、浅見光彦の名前が出て来て、ん!?!?となりました。
    なんと、あの浅見光彦の過去!!
    今と変わらない聡明さと物事に集中するとちょっと周りが見えなくなる感じ(探偵にはありがち)はこの頃からだったのかと思い、ニヤニヤしながら飲みました。
    浅見光彦シリーズ追いかけてみようかな

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    2026年03月30日
  • 沃野の伝説(上)

    ネタバレ 購入済み

    ちょっと物足りない

    中盤まではラストに期待して読みすすめていましたが、結末が消化不良に終わった感じがします。現実感があって良いのかもしれません。

    #ドキドキハラハラ

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    2025年12月27日
  • 後鳥羽伝説殺人事件

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    ネタバレ

    初めて読んだ浅見光彦。いろいろと知らないことが多かった(笑)TVとかも好きですが今から全部読む元気はないかも(笑)

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    2025年12月22日
  • 高千穂伝説殺人事件

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    内田康夫さんの「浅見光彦シリーズ」の中でも、特に伝説のロマンを感じる一冊でした。
    物語の舞台は、神話の里として知られる宮崎県の高千穂です。主人公の浅見光彦が、一枚のポスターに写った女性の謎を追うところから物語は動き出します。ただの犯人探しではなく、土地に伝わる神話や歴史が事件と複雑に絡み合っていく展開に、最後まで一気に引き込まれました。
    一番印象に残ったのは、高千穂の美しい風景描写です。「夜神楽(よかぐら)」という伝統的なお祭りの幻想的な雰囲気が、事件の悲しさをより深く際立たせているように感じました。
    また、名探偵・浅見光彦の、育ちが良くどこか憎めないキャラクターも魅力的です。警察の捜査とは違う、彼ならではの優しい視点が、事件の裏にある人間ドラマを丁寧に解き明かしてくれました。
    読み終わった後は、ミステリーを解いた爽快感だけでなく、実際に高千穂の町を旅したような心地よい余韻が残りました。歴史や旅が好きな人には、ぜひおすすめしたい作品です。

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    2025年12月22日
  • 孤道

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    著者の遺作

    浅見光彦シリーズ


    熊野古道の牛馬童子の頭が斬り落とされた事件が、
    不動産会社社長の殺人事件、
    古墳をめぐる大きな謎へと発展していく

    ゾワゾワわくわくしながら、読み進めた

    後編は一般公募による新人の作とのことで、
    これをどう結末つけるのか、楽しみ

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    2025年09月27日
  • 新装版 漂泊の楽人

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    浅見光彦シリーズの11作目。
    1986年に出版されたそうなので、39年前になりますか。
    随分昔の作品になるので、今読み返すと、色々と古いです。
    ワープロとかフロッピーとか、勿論、スマホなんて出て来ませんし、概念というか、思考も古いかなと思われます。
    例えば、大手銀行の重役が父親なら良縁だと母親が喜んだり。
    今回も、ヒロインが出て来て、ほんのり甘い雰囲気になりますが、そこは浅見光彦らしい不甲斐無さで、発展する事はなく、愉快。
    物語自体は複雑なトリックというものではなく、謎を一つ一つ根気良く解いてゆく、という感じでしょうか。
    東野圭吾や有栖川有栖を読んだ後だったので、余計に、全体的に古さを感じてしまうのは、もうそれは仕方の無い事ですね。
    あと、タイトルが犯人の事なんでしょうが、印象的に良いイメージがあって、そこに内容との齟齬があるような気がしました。
    内田康夫先生が亡くなったのは、2018年、今より7年ほど前のこと。年齢は83歳。
    それまで作品を書き続けていたでしょうから、絶筆となる最後の作品がどのように時代が移り変わっているか、とても気になります。
    ローラー作戦で1作目から読み返していますが、100巻を越えるシリーズなので、最後までたどり着けるかどうか。

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    2025年09月03日
  • 「首の女」殺人事件

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    名探偵浅見光彦シリーズです。
    高村幸太郎や知恵子の事をよく知っていたら、物語をもっと楽しめたかな、と思います。
    物語の中で、なんとなくいつも思うのですが、女性の浅はかさ故に、浅見光彦の推理を邪魔し、解決を遅らせる、といった感じ。
    女性は、理性よりも感情を優先させる…そういう意識が作者にはあるのか、或いはそういう女性像を敢えて書いているのか。
    ヤキモキさせるところが、また物語に深みを出しているのかもしれません。
    今回のマドンナは、さっぱりとした小気味の良い女性で、私的には良いコンビになるのではと思うタイプ。
    終わりもちゃんと匂わせているのだけど、でも永遠の三十三才で独身の浅見光彦なので、上手くいかなかったのでしょうね。

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    2025年07月03日
  • 「萩原朔太郎」の亡霊

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    ネタバレ

    語り手だった人が殺されるのはビックリした。
    萩原朔太郎の詩の暗い雰囲気の中での連続殺人は不気味でわらべうた殺人のような空気を感じた。
    刑務所で生まれ、マスコミに持ち上げられて落とされて最後は誰にも知られずに凍えて死んで、死んだ後まで利用される遊佐克人の人生ってなんだったんだろ…

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    2025年06月17日
  • 少女像は泣かなかった

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     以前に読んだ「多摩湖畔殺人事件」の実質的な主人公である河内刑事と、推理力抜群な車椅子の美少女橋本千晶が再登場する短編集ということで、手に取ってみた。
     旅情漂う話や怪談じみた話など、バラエティに富んだ4編が収録されている。提示される謎がどれも魅力的で、尚且つキャラ立ちしたふたりの活躍がとにかく面白い。

     お気に入りは「踏まれたすみれ」と「少女像(ブロンズ)は泣かなかった」の2編。
     前者はラジオに混線した奇妙な声から推理を巡らせ、殺人事件との繋がりを見出す過程が本格ミステリしていて面白かったし、車椅子の千晶に迫る危機にハラハラさせられページを捲る手が止まらず、一息に読んだ。
     後者は夜な夜な少女のブロンズ像が涙を流しているという怪談からセレブ妻の死の真相に迫っていく謎解きが興味深く、トリックを暴く千晶の明晰さが光る一編となっていた。

    「多摩湖畔~」のように、河内刑事が刑事魂を迸らせて奮迅する姿も見てみたかったという気がする。シリーズがこの4編で終わってしまったのももったいないなぁ…

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    2025年05月30日
  • 天城峠殺人事件

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    浅見光彦シリーズ7作目。

    あらすじを見た時、薄っすらと記憶があり、以前読んだ事があるような気がしました。
    読み進めていくと、案の定朧げながら覚えていたのですが、結末までは覚えていなかったので、再読という形で読み終えました。

    結末としては、すっきりしない終わり方になってしまい、偉そうな警察にギャフンと言わせられなくて残念。
    トリックは、知っていたので、知らなかったらなるほど、と感心したのだろうなと思います。

    兄の陽一郎さんは、やはり天才で頼もしく、浅見光彦が頭が上がらないというのが分かるエピソード。
    尊敬しつつも、嫉妬もしてたり、でもやはり出来る兄が誇らしくもあり。
    そして、その弟の優秀さを理解し、また奔放さを羨ましく思う兄の、二人の関係性が良いです。

    今回もヒロインが出てきましたが、これはこの作品に限った事ではないのですが、何故、浅見に事件を持ち込むのは必ず女性なのでしょうか。
    事件の関係者なら、男性でも良い筈なのに…やはりそこにほのかな恋愛要素を忍ばせる必要があるからでしょうかね。

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    2025年05月29日
  • 浅見光彦殺人事件

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     かなり以前に読んでいた内田康夫さんの “浅見光彦シリーズ” ですが、この作品は「第48作目」です。今回の舞台は “柳川(福岡)”。
     ミステリー小説ですからネタバレになるとまずいので内容には触れませんが、本書は作者の内田さん自らが風変わりな作品と記しているとおり、“浅見光彦シリーズ” を何冊も読んでいる読者ほど違和感を覚えるものでしょう。

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    2025年05月25日
  • 「首の女」殺人事件

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    ネタバレ

    【浅見光彦⑩】「首の女」殺人事件
    美術展で高村光太郎の彫刻「首の女」が登場し、智恵子の紙絵や純愛物語が紹介され、これが事件の背景として繰り返し言及されて作品全体を象徴的に覆い纏う
    「首の女」は犯人の心理や事件の引き金、愛と執着を象徴するキーアイテムであり、高村光太郎が智恵子を想う一方的な狂気(純愛?)と、犯人の動機(愛情の歪みや嫉妬)が二重写しに見える伏線として機能する
    文化的要素のモチーフが表面的な飾りではなくて自然に織り交ぜられ作品に深みを与える内田康夫先生にしては珍しく成功している(笑)
    光光コンビが光太郎に関わる事件を扱う光の三重奏w

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    2025年05月17日