内田康夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
浅見光彦、小学5年生の夏休み。
軽井沢の別荘でお棺のような箱を埋める怪しい三人組を目撃。
信濃のコロンボこと竹村岩男刑事(当時20歳)も登場して、最後には事件解決となって、これが浅見光彦、最初の事件簿!ということになるらしい。
小学5年生という設定の割に、考え方や、話しっぷりが老成しているところがリアリティに欠けて退屈するところもあったが、
浅見光彦に、妹が二人いるとか、作家の内村センセも登場するが、当時はまだルポライター。
などなど、おなじみ登場人物のサイドストーリー的なところもあって、ファンサービス本というところかな。
(2013/9/22) -
Posted by ブクログ
タイトルセンスが絶妙で気に入りました。
あくまで文系の自分にとって新鮮だったというだけで、不等辺三角形という言葉をきちんと理解している方にとってはどうってことないのかもしれないですが。
名探偵、浅見光彦シリーズの一冊。
名古屋にある名家、正岡家が所有する別荘「陽奇荘」に保管されていた曰くつきの古箪笥。
地元民から『幽霊箪笥』と呼ばれるそれの修理を依頼した男性が、数日後殺害される事件が発生した。
さらに、修理を依頼された職人の家を訪れた男もまた、不審な死を遂げていることが判明する。
事件の解決に協力を依頼された浅見は、箪笥に隠されていた漢詩と、「在不等辺三角形之重心」という謎の一分の書かれた紙