あらすじ
殺された飯島が八幡神社を巡った理由はなんだったのか? 事件を追う浅見光彦は老人の閉ざされた半生と癒えることのない戦争の傷痕に胸を痛める。愛するものと信ずべきもののために殉じた人々が、若者たちに託した戦後半世紀の誓い。それが、美由紀と婚約者の松浦に思いもかけぬ悲劇をもたらすことになろうとは……。松浦の赴任地である高知県に飛んだ浅見を最大の試練が待ち受ける!
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Posted by ブクログ
一方、美由紀の婚約者松浦は文部省から高知県に出向。
高知県ではサッカーくじに反対する知事がいて、松浦は意気揚々と仕事をしていたが、
殺されてしまう。
根は戦争にあった。
特攻隊員として終戦を迎えた八幡ゆかりの八人が盟約を結ぶ。
半世紀後には、日本を良くするために立ち上がるという、そのとおりに飯島老人は行動を起こしていたのだ。
愛国心とはなんだろう、戦争とはなんだろう、と少し考えてもいいのかしらと思った。
Posted by ブクログ
こんなに話を広げてどう終わらせるのか?と思ってましたが、いや、こんな終わり方もあるのね。という感じで終わりました。
光彦さんのミスはちょっと許されることでは無いなぁと。
Posted by ブクログ
ヒロインの婚約者、疑惑の事故死。浅見が調査し、カップルの意外な繋がりが判明する。
戦後50年の、哀しい人間関係が明らかになって行く。
終わり方はご都合主義との、レビューもあったが、この終わり方でも良かった気が個人的にはする。