【感想・ネタバレ】十三の冥府(下)のレビュー

あらすじ

アラハバキ神の祟りを思わせる死と相前後して、一人のお遍路の女性が殺されていたが、そのお遍路さんと八荒神社の巫女に接点があったことがわかる。そこに隠された真実を探り当てたとき光彦は、神をも嘲笑うような人間の底なしの業(ごう)に翻弄される……。長編旅情ミステリーの傑作。著者による書下ろし自作解説つき。

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Posted by ブクログ

青森を舞台にした浅見シリーズの長編作品。
少し長めだが,読みやすさは他の作品と変わらない。
アラハバキ神など古代から根付く東北文化に興味をひかれた。
東北に追いやられた人々の思いが伝わってくる。
壮大なテーマで描かれる。
被害者のミッシングリンクを探すうちに,
事件の背景となる悲しい人間関係が明らかになる。
それを和らげる浅見の優しさ。いつものパターンにはまってしまう。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

結局のところ、現実の世界で『東日流外三郡誌』を本物と支持する人たちが読んだら、ずいぶん噴飯もののお話になってしまってました。

しかも作者あとがきで、堂々「偽物」と公言。ちなみに、冥府とは「女性を中心とする怨念と執念」だそうですが、やっぱ先入観からはちょっとしっくり来ないところがあって、日本語不勉強のせいかしらん。

なお、「十三」で、どうでもよい事ですが、本書にて、本年1月に読んだ本が、十三冊目になりました。

(2008/1/31)

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2009年10月07日

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