内田康夫のレビュー一覧

  • 怪談の道

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    ネタバレ

    奇しくも、原発についての問題が触れられている話であり、今この時期に手に取ったのも何かの縁だろうと思う。
    (こちらは天然ウラン鉱の話がメインではあるが)

    時折、光彦さんが怖くてしかたない。ほんとに怖いのはあぁいう人かも。苦笑

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    2011年07月08日
  • 平家伝説殺人事件

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    冒頭のタロちゃんとノリちゃんにハアハアしたのは言うまでも無い。それにしても30年も前の作品なのね…戦中戦後の話題が出てくるのに時代を感じた。

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    2011年07月03日
  • 後鳥羽伝説殺人事件

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    浅見光彦シリーズの第一弾。一回読んだがすっかり忘れてた。結構浅見家も波瀾万丈なのね…読み応えあった。

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    2011年07月03日
  • 鞆の浦殺人事件

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    この話は出だしが面白い。またしても「内田康夫」が作家として登場・・・(笑)
    謎の老人「間宮」に、まんま騙される?ところから事件が始まる。
    そこから内田は浅見に事件解明を依頼し、浅見はのめり込んで行くのだが。
    とっかかりが謎めいているから、読者のほうも思わず身を乗り出してしまう持って行き方だ(笑)
    そしてまた、事件が解明された後の浅見と内田のやり取りが面白い!
    浅見もいいけど、内田のキャラクターも愛すべきもの。(^.^;
    また出てこないかなぁw

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    2011年06月28日
  • 恐山殺人事件

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    この話、かなりオカルトっぽくて読みやすく?、一日で読んでしまった。
    けど、ちょっと疑問が残った。
    杉山はどうして藤波紹子に紫水晶を渡したんだろうか。
    彼女とは因縁がある、ってのはわかるけど その因縁の理由が理由だけに、彼女を自分の嫁さんとして迎えようと思っていた杉山の気持ちがわからない(--;。
    一方でこの物語は、藤波紹子という女性のシンデレラストーリーでもある。
    気味が悪いほど幸運に見舞われ、彼女が女優としていきなりデビューできたのはやはり・・・約二十年前に亡くなった某女性の生まれ変わりだった、的なことを意味するのだろうか。
    ラスト近く、傷心疲弊した浅見に無神経な問いをぶつける藤波紹子が無性

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    2011年06月28日
  • 軽井沢殺人事件

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    読むと、軽井沢に旅行したくなるよな話だ。
    また、軽井沢って一口に言ってもこんなに広い?んだ・・・って思う。
    昔から住んでいる人や実際に別荘を持っている人からすれば、地域名を言っただけで、持つ印象も、思い浮かぶ景色も違うのだろうなぁ。
    この物語の「結び」が霧の中に封じ込められたように、なんていうか読み終わってもいまひとつ非現実的で、夢の中に居たような印象を受けるのはやっぱり・・・物語中でも言っているように「軽井沢」という土地が持つ独特のものがあるのかもしれない。 なんていうか、一種の異空間みたいな?
    不思議な物語だった。

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    2011年06月28日
  • 竹人形殺人事件

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    この話は謎解きよりも、事件のとっかかりで浅見の父が昔、飲み屋の女将に竹人形を送った、というスキャンダラスなことから兄が脅迫され、陽一郎が柄にもなく取り乱すところがとっても印象的だ。^^;
    調べてゆくうちに光彦は、件の「竹人形」が昔からある伝統的なみやげ物なのか、はたまたとある小説の中から生まれた、後の産物であるのか・・・という謎に食い込んでゆく。
    後半になってくると、竹人形の謎はおのずと解明されてゆき、いろいろな組織の人間が結びついて、儲けの裏工作を隠蔽しようとしていたのが暴かれる。
    個人的にはラスト、本格的な竹人形の造り手がまったく居なくなってしまったかに思えた工房でたった一人、その技術を受

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    2011年06月28日
  • 長崎殺人事件

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    この話を読むとすっごく、長崎に旅してみたくなる!!!
    そんくらい、長崎のいいトコと特徴をあますとこなく?紹介した話だ(笑)。
    そして出てくる三人の美女!ハナの下を伸ばしながら、そして後には美女達からけちょんけちょんに誤解され嫌われても、浅見はめげずに逞しく、真相へ突き進もうとするその根性、なるほど凄い!と感心した。(笑)
    またこの話には、「内田康夫」が作家として物語に登場し浅見に事件解明を依頼する。
    この話の中じゃ内田康夫は、恩着せがましい言い方をし、しかもセコい(笑)、クセのある人物として出ているw そんな内田と浅見のやり取りもまた、面白かった(^.^*

    この話、あとがきや感想を書いたブロ

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    2011年06月28日
  • 鏡の女

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    これには鏡が関係した短編小説が三話、入っている。
    やっぱり一番印象に残ったのは、タイトルにもなっている「鏡の女」。
    読んでいて、「これってオカルトか・・・?」と思わせるよな怖い話である。
    最後まで読んで種明かしされても、やっぱりぞっとする。(汗)
    二話目の「地下鉄の鏡」も、ちょっと怖い。
    この話の中で、札幌の地下鉄の某駅に、自殺を思いとどまらせるために線路の端に鏡を置いてるという話が出てくるのだが・・
    夜中、ひとけのない時間帯にその鏡を見たら、何か映っていそうな気がして怖かった(--;
    三話収録されたうち、内田康夫は「二勝一敗」と称しているのだが、果たしてどれが「一敗」だったのか、、それは作者

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    2011年06月28日
  • 「首の女」殺人事件

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    この物語を読むと、高村光太郎の智恵子への偏執的な愛(というべきか)や、光太郎の作品に興味を引かれる(^.^*
    また、この話の中に出てくる宮田という男の、真杉伸子へのねちこい?愛情がまた、光太郎・智恵子のに似て、「うぉぉ」と思う。
    智恵子の故郷が、福島の安達太良山を臨む二本松の辺りだとは知らなかった。
    安達太良は私の実家からもよく見えるだけに、その辺りの描写を読むと風景が思い浮かぶようでとても懐かしい気がした(^-^*。

    ・・・それにしてもこの話の中に登場する「真杉伸子」だが、光太郎に想われる智恵子に似てかなりの美人なのだろう。
    だけど、浅見とのやり取りの中で 妙に気を持たせ、じらすシーンがあ

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    2011年06月28日
  • 小樽殺人事件

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    これは、、、悲しい話だった。(T_T)
    読んでいて、浅見が無遠慮にどんどん真相に詰め寄ろうとするその行動が、今回は物凄く無神経に映った。
    それこそ今回のヒロイン「麻衣子」と同じく、「これ以上私達の大事な部分に踏み入らないで!」というような気持ちだった。
    犯人は、物語序盤でだいたい予測がついた。
    ・・・が、あまりにも悲劇を背負ったその人に、私も「真相を突き詰めるべきじゃないんでは・・・」とどうしても思ってしまう。
    ラストで浅見が「浅見は、麻衣子のために何かをしてやることが、この事件を玩んだ自分に課せられた贖罪の道だ、と思った」という部分に私は大いに頷き、「当然だ!」と思った。

    そんなわけでこの

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    2011年06月28日
  • 後鳥羽伝説殺人事件

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    「後鳥羽伝説殺人事件」は、浅見光彦が初めて登場する話である。

    読んでみて驚いたのは、前半は浅見が全然出てこない、ということだ。
    主に事件担当になった刑事の悪戦苦闘が続き、警察内部のお偉いさんの事件における権限行使に、イラついたりもする。
    (今までドラマしか見ていなくて最初から最後まで浅見が出ずっぱり?な場面に慣れていた自分には、なんというか違和感があって・・・事件の展開が物凄く鈍く、緩慢に思えた。)
    だが、後半になり浅見が登場すると、今まで手詰まりだった事象にまるで光を当てるが如く、鮮やかに解明が進んでゆく。
    また、ドラマでは終始にこやかに浅見に接し知識を与える母親は、原作(少なくとも浅見シ

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    2011年06月25日
  • 志摩半島殺人事件

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    ネタバレ

    美しい志摩半島で起こる殺人事件。
    あまり内容的にはインパクトがないけど、この物語を読むと伊勢志摩に行ってみたくなる。
    この物語では、極悪人が出てこない。
    ラストでは浅見が犯人たちに深く同情し、真実を黙殺する。
    「そうか、浅見はそういう結論を下したか~」と思わせる最後だった。

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    2011年06月19日
  • 琥珀の道殺人事件

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    浅見光彦シリーズを最近読み始めた。
    軽妙な文章で確かに面白いんだけど、結末がもやっとする作品がある。
    この作品もそうだ。
    何て言うかな…浅見が警察ではないことが原因だと思うが、犯人をスッキリと逮捕!ってことにならない作品もあるのな。
    個人の好みの問題だけど、僕はどうも好きになれん。

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    2011年06月11日
  • 中央構造帯(下)

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    6月-8。3.0点。
    銀行内の不審死から、将門の呪いへ主眼が移っていく。
    また、銀行から離れ、戦時中の事実も。
    最後は唐突に、真実にたどり着いたような感覚が。。
    徹底的な銀行叩きだったかな。

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    2011年06月10日
  • 中央構造帯(上)

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    6月-7。3.0点。
    エリート銀行員が、殺害される。将門の首塚近くの本店。
    将門の呪いか。浅見の同級生が、殺された銀行員と
    いい仲に。
    銀行批判が多い。下巻はどうだろう。

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    2011年06月10日
  • 箸墓幻想

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    5月-18。3.5点。
    古墳発掘と、戦中戦後の悲恋の物語。結構面白かった。邪馬台国論争に興味が湧いた。哀しい結末。

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    2011年05月31日
  • 鯨の哭く海

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    5月-12。3.5点。
    捕鯨問題。和歌山で起きた6年前の心中と、秩父での現在の殺人。
    結構深い。意外に登場人物が多く、似た名前もあり。
    まあまあおもしろく読めたかな。

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    2011年05月20日
  • 平家伝説殺人事件

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    ネタバレ

    2005/12 堀ノ内(航海士)役

    倒叙ものというんだ、と初めて知った。コロンボとかもこれだよね。
    犯人が追い詰められていく過程が苦手だけど、今回は萌子が憎たらしく書かれているのもあって、それほど不愉快ではない。
    佐和が萌子と対決するシーンがどきどきだった。
    自作解説によると、諸々の事情で、今回の浅見さんはずいぶん積極的。
    たまにはあってもいいよねー。
     ストーリーも面白い。最後はちょっとバタバタ感はあるし、犯人が唐突な気もするけど、楽しかった!

     ドラマの堀ノ内は、軽くてお調子者で、あの「浅見家」に庭に面したリビングから「お久しぶりです!」とあがりこむ。
    その役がなんとも新鮮でツボ。こん

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    2011年08月04日
  • 不知火海

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    5月-3。3.5点。
    廃坑になった、炭鉱を巡る物語。謎の男とモデルが駆け落ちし、男だけ行方不明に。浅見が捜査。
    意外な方向に物語が進み、ハッピーエンドに。結構面白かった。

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    2011年05月06日