内田康夫のレビュー一覧
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ネタバレ「トラベルミステリーかと思いきや、やっぱり社会派だった」という印象。2003年の作品。浅見光彦シリーズはほぼ10年ぶりに読んだため、最近の作風がどうだかはわからないが、かなり異色なのではないだろうか。後味はあまりよくないが、当時の世相や事件なども反映されている。話のスケールはものすごく大きいのだが、浅見光彦の立場だからこそ、それも可能という意味では、軽いものから重いものまで扱える、かなり万能な主人公だなぁと改めて感じた。重い社会派的内容を、ライトに読ませることができるエンターテインメントという意味でも、今のライトな本が受けている世の中の傾向を考えると、入門変としてもすすめられる作品のような気がする。
個人的には、母が友人から借りたものを、またがりした作品。もうどのくらい浅見光彦シリーズなんて読んでなかったんだろうと考えると、これが2003年の作品らしいので、少なくとも、10年は手にしていなかったよう。北区出身の私としては学生時代はかなり身近な作品で、よく平塚亭にも足を運んでいたのだが、なぜだか、遠のいていた。改めて読んでみると、当時とはまた別のよさを感じられた。また久々に縁があったら手に取ってみようと思う。 -
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有名な作家さんの割に今まで読んだことがありませんでした。
まだまだ読んだこと無い作家さん一杯。それはそれで楽しみなのですが。
取り合えず。もう宝くじは買うのをやめようと思いました(笑)。
仕分けされても結局予算は通ってますしね~。官僚様の天下り先の確保とは恐れ入りました。大体、宝くじで収益を出して色々寄付とかしてますが経費をさっぴいた全部は福祉とかに使えばいいんじゃないか?と思います。
最初は何でサッカーくじの話?と思ったのですが色々リンクしていてとても面白かったです。でも最後、あれは解決と言うのかなあ?作者と言うか日本人の良心なのか。
先の戦争の問題と愛国心の辺りも興味深く読みました。
中学時代、近代は駆け足で殆どきちんと教わらなかったのは日本人がその部分をあまり思いだしたくないからなのか。
でも認めることは認めなければ次への成長がありませんよね。
面白かったです。 -
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TVシリーズには決してできない傑作品!!
あらすじ
詩織の母は今わの際に「トランプの本」と言い残して病死。そして、詩織の父・大輔も出張先の広島で「トランプの本」を見つけたというダイイング・メッセージを残して、非業の死を遂げた。さらに大輔の部下、野木もまた九州・柳川から「面白い物を見つけた」という葉書を詩織宛に書いた直後に失踪。途方にくれる詩織が頼れるのは浅見光彦しかいない!
※ 最後の最後に意外な結末が待っています。こればかりは、実際に読んでみないとわかりません。とてもスリルあるサスペンスな読み物です。
この本は浅見光彦シリーズの作品を少なくとも5冊以上読んでいただいてから、本作品をご覧ください。 -
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ひさしぶりに読んだ浅見光彦シリーズ。なかなか面白かった。
名前こそ変えているが、「東日流外三郡誌」をモデルにした青森県の古代史を題材に使い、事故死、病死と思われていた事件が、ある巡礼の殺人事件をきっかけに、浅見の手により次々と明らかになっていく。そして地元の若い女性の悲しい出生の謎も解き明かされていくが、その女性はその真実を知ることはない・・・。
やっぱりこの人は上手いなあ、とうならされる。ちょっと長くて読み応えがあったが、全編に流れる旅情、悲しみ、そしてたくみに張り巡らされ、解き明かされていく謎。日本ならではのすばらしいミステリー作家である。
ちなみに、テレビでもよくシリーズ化されているこの浅見光彦シリーズ。今Wikipediaで見たら、歴代多くの俳優が浅見を演じているが、私の中で定着しているイメージは榎本孝明さんである。あのちょっとお坊ちゃんぽい品の良さが実にぴったりだった記憶があるのだ(笑)。
そして青森にも行ってみたくなる。東北は未知の世界だが、最近けっこう興味がわいてきているのだ・・・。 -
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茨城県農業研究所職員が秋田県の西馬音内盆踊りの最中に謎の死。
やや遅れて長岡農業研究所職員が水死体で発見される。
二つの事件の背景には、スギ花粉症緩和米の開発を目指す研究者の夢と、開発に伴う巨大な利益をめぐる陰謀が・・・
遺伝子組み換え食品の効用と危険性。どちらに偏るでもなく、ほとんど現実の世界で進行中の議論をリアルに描写(解説?)してくれていて、考えさせられました。
ただ冒頭の、西馬音内(にしもない)盆踊りで始まるエピソードは一体なんだったのか?必然性がさっぱりわかりませんでした。内田さんお得意のプロット無しの執筆スタイルだったので・・・ということかしらん?
(2010/11/12) -
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五島列島の取材で知り合った元刑事が御前崎の海岸で死体となって発見される。殺された原因を探るうちに、三十年前に長崎の軍艦島で起きた連続殺人事件が浮かび上がってくる。。。
軍艦島かぁ、、、名前はどこかで聞いたことがあるという程度の認識でしたが、本書を読んだのを契機に調べてみました ⇒ 日本一有名な廃墟。昭和のタイムカプセル。世界最高の人口密度(東京の9倍)。産業遺産。世界遺産への登録運動実施中。昨年から一部の整備地区に限って観光客が上陸・見学もできるようになったとの由。
うーん、殺人事件より、こちらのほうに、俄然興味が出てきました。
(2010/1/12)