上野正彦のレビュー一覧

  • 死体は語る2 上野博士の法医学ノート

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    死体解剖保存法第8条に基づき、東京、横浜、名古屋、大阪、神戸の5大都市において施行されている(監察医)制度。と、『死体は語る』の感想に私が引用記載していたが、本書『死体は語る2』のあとがきでは、横浜が廃止され、全国4都市のみで施行されているとあった。法医学専攻する医師不足と予算配分の影響とのこと。残念な状況である。
    東京都23区内で発生した変死者は、警察に届けられ、遺体は警察官立会いで監察医が検死する。検死で死因が不明な場合行政解剖して死因を明らかにする。
    これが、監察医制度で監察医は地方公務員にあたるとのこと。
    本書には、死因を特定する医学的知見とともに、一見事故に思えるものでも、検死や行政

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    2021年02月01日
  • 監察医が書いた 死体の教科書 「8何の原則」が謎を解く

    ネタバレ 購入済み

    最初から最後まで釘付け

    上野先生の本はこれまでに三冊読ませて頂いています。くどい表現がなく、個人的にサスペンスドラマを見ている感覚ですいすい読めました!検死の知識を学べる他、上野先生自身の検死に対する考えや倫理観が分かって読み応えのある一冊でした。
    ただ、他の著書に記載されている事件と被る内容もいくつかあるため、上野先生の本をすでに読まれてる方にとっては物足りないのかもとも思います。

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    2020年12月25日
  • DEATHペディア(1)

    購入済み

    法医学の話

    少女漫画としては異色の法医学の話。死を扱う話だけにグロテスクなものになりがちだが、少女漫画特有の美しい絵柄でさらりと描き出している。
    いじめや 失恋 等の話と死に方 法医学の話をうまく絡めてストーリーを展開している。ストーリー構成力がずいぶんある作家だと感じる。
    絵柄も丁寧に美しく描き出されている。

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    2020年09月11日
  • 死体が教えてくれたこと

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    普段馴染みがない監察医とはどんな仕事なのか?なぜ必要なのか?命の大切さ。
    忘れられないエピソードなど、とても興味深かった。
    若い子に読んでもらい、何かを感じ取って欲しい。

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    2020年05月05日
  • 死体が教えてくれたこと

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    14歳の世渡り術シリーズ。
    思春期に入る子供のために、平易な語り口で人生やその職業について書かれたシリーズ。
    とても読みやすい。

    本著は、元監察医の話。
    監察医とはどんなことをするのか、忘れられないエピソードなどを通して、生きることとはなにかを語っている。

    「親子心中」の話は、とても興味深かった。
    ワンオペ、産後うつという言葉はなくても、昭和からあったんだ、と感慨深い。

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    2019年12月27日
  • 死体は語る

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    監察医制度という言葉を聞いたことがあるだろうか?
    死体解剖保存法第8条に基づき、東京、横浜、名古屋、大阪、神戸の5大都市において施行されている制度。検視のみでは死因がわからない場合、行政解剖というものを行う。病死か犯罪死か、自殺か災害死かを明らかにするために。
    (少し昔の本なので、現在も同様か調べないとわからない。)
    本書は、監察医であった著者の経験と人生観を綴ったエッセイだ。
    とても、面白い話のオンパレード。一本の髪の毛で個人を特定できる場合があること。それも1821年に亡くなったナポレオンの髪の毛でその死因を推察できたりするようなお話や、遠洋漁業をしているマグロ漁船が漁獲したヨシキリザメの

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    2019年09月29日
  • 死なないための智恵

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    監察医の上野先生ならではの知ってると生きるか死ぬかの差がでる知識。
    とっさの時には頭が働きそうもないけど…

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    2017年12月18日
  • 温かい死体と冷たい死体

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    20170416
    元監察医の上野正彦さんの著書。
    様々な事件の監察から分かったことや思うことを短めの文章で分かりやすく記してある。

    人が亡くなる事件という、普段関わりのないことの裏話や詳しい話なので、とても興味深く読むことができた。

    いつの時代も殺人や事件はある。
    昔の事故死やその監察結果から、様々な商品やものが安全に改良されてきた。
    それと同時に、家事なども便利になってきたことから、子どもが家事に参加したりお手伝いしたり、不便でも我慢したりといった経験も少なくなり、短絡的ですぐキレる若者が増えているそう。

    昔は人道的な事件(介護しきれなくなってやむなく殺人とか)が多かったが、平成になり

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    2017年04月16日
  • 監察医が泣いた死体の再鑑定 2度は殺させない

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    筆者のまえがきにもあるように、再鑑定は実にドラマチックだ。最初の鑑定は大学教授が行ったとしても、絶対に正しいとは言い切れないのだから。

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    2016年05月06日
  • 死体は生きている

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    上野氏の著作は3つ目になるが、最も良い。もっとも内容はかなり類似しているが…

    一般人向けに分かりやすく、興味を惹くように作られている。それに対する批判もあるが、私はこれによって法医学に興味を持ったし、重要性も感じた。
    私の中では数少ない星5である。

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    2015年09月19日
  • 死体は生きている

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    監察医 上野正彦による死体にまつわるノンフィクション『死体は生きている』(’89)

    本書は、ご自身の検死の体験を語った『死体は語る』(’88)の反響を受けて出版されたもので、『死体は知っている』(’94)と併せて三部作とされているようだ。
    上野正彦さんの本はどれも読みやすくて面白い。『解剖学はおもしろい』も同様のタッチで書かれていた。

    幾つか他書と重複する話もあるのだけども、描き方が違っていたりする。

    本書には、事実を基にして小説化された『炎の画策』も納められているのだけども、これも検死のリアリティが全面に出ていて面白い作品になっている。

    ”面白い”と表現するのもいささか不謹慎な気もす

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    2014年03月11日
  • 死体は語る

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    日本の法医学界の第一人者の初めての著書。

    とても興味深かった。
    ミステリーファンとしては当然だが、
    既知の大学助教授の殺人事件で、
    地中に埋められた死体発見のヒントを与えたのが、
    著者と知って驚いた。

    今、ドラマで法医学者や刑事の台詞の元ネタは
    ここだったのか、という感じ。

    エッセイといっても良いような、
    淡淡とした語り口も良かった。

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    2013年04月06日
  • 死体は生きている

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    これ、すっごい面白かった。
    犯罪ものの本や番組が好きな私にぴったり。
    死体を通して、いろんなことを知り、いろんなことを学べるとは思わなかった。
    でも、死体解剖を実際したら、怖くて気持ち悪いだろうな~。

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    2013年02月21日
  • 死体は知っている

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    監察医という立場から、事件を追う。
    複数のショートストーリーの中で特に気に入ったのは、【黒い砂】
    死体の症状から、事件の全容、犯人の心境まで読み抜くのは、ある種の爽快感がある。

    私は誉田哲也のストロベリーナイトを始めとした姫川シリーズの國奥先生が好きで、検死に興味を持ちました。

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    2012年08月31日
  • ずっと死体と生きてきた

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    ネタバレ

    監察医の視点から見た、自殺と殺人、そして監察医に関してまとめた本です。
    偽装殺人のほとんどは法医学のプロであれば見抜けるみたいですね。監察医制度がきちんとしていない地方の場合、逆に偽装殺人は簡単になってしまう可能性もあるみたいです。
    何かおかしいなと思ったら、遺体の傷を確認したり、手続き上の書類が必要なのでその写しをもらうとかの防衛が必須みたいです。
    日本全国にこの監察医制度を国のお金でもって、きちんとやるべきでしょうね。
    数年前の本なので、今ではある程度良くなっていると信じたいものです。

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    2012年05月11日
  • 解剖学はおもしろい

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    1929年生まれの監察医、上野正彦の著書。

    看護学生向けに書かれた解剖の解説書で、難しい(そして退屈な)解剖教科書の消化剤になればと書かれているものらしい。

    そもそもは、看護学校の一年生向けの授業を受け持たされたのが始まりらしい。
    例年、授業の人気投票でワーストワンを飾っていたという解剖学も、この先生が授業を受け持ってからは、面白い講義/好きな講義のベストワンになったとのこと。
    それも頷ける、本書の内容。

    監察医ならではのエピソードを交えつつも、生命の不思議を解説されている。
    純粋に解剖学かと問われれば、そうではないかも知れないけども、知るための意欲は大きくかき立てられると思う。

    総論

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    2012年04月08日
  • 死体は語る

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    例えば、首を絞めて殺人を犯しました。

    隠さなければ。

    自殺に見せかける?
     手で絞めた跡が分かります。

    紐で首を絞めました。

    首吊り自殺に見せかける?
     首の後ろにも紐の跡が。

    では燃やせば?
     死んでから燃やすと、気管に煤がつかないのでバレます。


    死体は語ります。
    下手なミステリーより断然面白いです!!

    悪いことはできませんね♪

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    2011年11月10日
  • 死体の犯罪心理学

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    近年多発する凶悪殺人事件。
    異常な犯罪が起こるたびに犯罪者の精神傾向が取り沙汰される。
    しかし、犯人個人の精神分析をするだけで、事件の真相を明らかにすることができるのだろうか。
    社会を揺るがせた一連の事件を、犯罪心理学と法医学の両面から深層をさぐり、社会的背景、さらには人間の本質に迫る。

    [ 目次 ]
    第1章 「怨恨」による殺人
    第2章 「保身」による殺人
    第3章 「異常心理」による殺人
    第4章 「性的快楽」による殺人
    第5章 「激情」による殺人
    第6章 「動機不明」による殺人

    [ POP ]


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    2011年06月07日
  • 死因を科学する

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    こちらはまじめな本。
    死体を~はおふざけが過ぎましたね。
    だけれどもこの本はまじめです。

    驚かされるのは
    そばアレルギーに関する死因。
    そう、よけていても身近なところに
    アレルゲンは存在するのです!
    そう、そばとつくあれです。
    寝るときのあれに使われてます。

    そして電車の轢死の
    種類にもいろいろとあるということ。
    つぶれてしまう死に方と
    そうではない死に方があるのには
    おどろかされました。

    ただ、気分悪い日に読んではだめですよ。

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    2010年11月08日
  • 死体は語る

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    上野氏の講演を見る前に読んでいた気がする。

    講演はとにかくスライドの写真がすごくて、いまだにハッキリ覚えているくらい。

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    2009年10月19日