上野正彦のレビュー一覧
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特殊な死の事例というか……珍しいケースが取り上げられており、ワイドショーやサスペンスのような感覚で読めます。
また専門の人には常識だけど知らなかった豆知識のようなものも知ることができ、スッと読みきれます。Posted by ブクログ -
「毒殺が病死として葬られるのは、もうたくさんだ!」変死体解剖34年の経験をもつ“死体の権威”上野正彦が、途絶えることのない毒殺事件に怒りの筆をとった。砒素、青酸、農薬、睡眠剤、一酸化炭素、トリカブト、覚醒剤、アルコール、猫いらず、クレゾール、シンナー…。古今東西のありとあらゆる毒物殺人の謎を解き明か...続きを読むPosted by ブクログ
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タイトル通り「悲しい」ものが多く、こんな悲しいものを自慢げに本にしちゃっていいのか、そしてそれを娯楽として楽しんで読んでいいのか、という罪悪感も。Posted by ブクログ
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2017/11/26
よくドラマ等で「検死の結果が実は違っていた」みたいなのがよくあるが、こんなのはドラマの中だけのものと思っていた。
「結果が二転三転するなど日常茶飯事」、とあって軽い衝撃を受けた。
過去に著者が経験した事案を余計な脚色なく淡々と記しているが、まさに事実は小説より奇なり、である。Posted by ブクログ -
戦前・戦中・戦後を生きた著者が、現代の日本を「自殺」という視点から書き上げた一冊。戦後教育しか知らない自分にとっては、考え方が少々古いと思うところもあるが、人を自殺に追い込んだ者が罰せられない歯痒さは感じる。法医学の知識・技能に優れた警察の検視官を増強する案は良いと思う。後半1/3を占める第4章は監...続きを読むPosted by ブクログ
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加害者が女性の事件に限定した監察案件が紹介されている。女性の犯罪特化している分、監察テクニックを知るエピソードは少なめでちょっと物足りなかった。Posted by ブクログ
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9つの物語から成る。
監察医が再鑑定をして本当の死因判定をする。
時には再鑑定は裁判判決をひっくり返したり。
この作業のおかげで、真実が分かる。
さすがに「死体は語る」なので、本当に凄い事だと思います。Posted by ブクログ -
・独居老人
・夫婦ふたり暮らしの老人
・3世代同居の老人
このなかで一番自殺が多いのは「3世代同居」の老人。
孤独とはなにかという真相を示す事実。Posted by ブクログ