上野正彦のレビュー一覧

  • 死体は悲しい愛を語る
    まさに【事実は小説より奇なり】
    この本では、どんなドラマより真実が1番
    怖くもあり、悲しくもあり。切なくもあり。
    考えさせられました。
    自ら死を選ぶ人の心の内面まで死体から読み取る監察医としての洞察力、思考力は、
    反論する本人が居ないので仕事として凄い事だよなぁ~としみじみ思いました。
    上野先生の人...続きを読む
  • 監察医が泣いた死体の再鑑定 2度は殺させない
    まさにミステリー!
    監察医が事件で亡くなった人々の死因を探る過程は、名探偵が事件の真相を探る過程と相似していて、まさに高度でリアルな謎解きを読んでいるようだった。
    満足な一冊だった。
  • 死体が教えてくれたこと
    死体を見る仕事と言うと、何か変な偏見を持っていた自分であるが、その人の人生 心情などを汲み取り、心から祈ってくれる人であると言うことがわかり、感動しました
  • DEATHペディア(1)
    ニコチンや風邪薬の服用での致死量は実際のことなんですかね。よく分からないけど幻覚を見させる能力怖かったです。
  • 死体は語る
    今を去ること30余年前、職場の回覧文書の中に『厚生福祉』があった。業界紙で、厚生省(当時)の動向や、福祉施設などの紹介がされる中で、著者の連載が異彩を放っていた。法医学、監察医制度、行政・司法解剖がどのような意義を持っているかを、著者の経験を交えた具体的な文章で知ることができた。この読書経験が、現在...続きを読む
  • 監察医が書いた 死体の教科書 「8何の原則」が謎を解く
    2万体以上の検死を行ってきた著者による、死体の謎を解く方法が記されている1冊。
    インパクトのあるタイトルだが中身は非常に読みやすい。グロテスクな描写等はなく、淡々と理解できる。今後はミステリーや事件を読む際にまた視点が変わってくるだろう。立ったまま死んだ白ひげは電撃製死体硬直だったのね、などというこ...続きを読む
  • 死体は語る
    タイトルに惹かれて購入。
    事件や死因を科学的に解いており、興味深い内容だった。
    昭和〜平成初め頃の価値観を知ることができ、今とは違う部分も多々あり面白かった。
  • 死体は語る
    面白い。特に序盤は死に方自体が珍しく、読み応えがある。
    医者らしく非常にニュートラルな目線で書かれているのだけど、やはり時代かLGBTなんかへの理解や、生活習慣病、飲酒にかんする考え方なんかは古いなぁと思う。
    そのうち奥付に例の「差別的な表現が含まれていますが〜」がのりそう。
  • 死体は語る
    1989年に書かれた本。
    現在から見るとテキトーというか、緩いというかそんな部分もあった。
    けど、逆に現代と似たような問題点が未だに解決してない点もあり興味深かった。

    LGBTQについても書かれてたが、現代とは違う価値観なので時代を感じた(今やと間違いなく炎上する内容)


    エホバの輸血禁止のよう...続きを読む
  • 死体に聴け
    知らないことばかりで、面白くてあっという間に読み終わった。

    ミステリー好きとしては、監察医のお話は興味深かった。
    アンナチュラルを思い出しながら読んだ。
  • 死体は語る
    DNA鑑定が存在しなかった頃の古い作品。今作者は監察医を取り上げられたTVドラマをどのように見ているだろう。昔の公害薬害事件の甚大さに驚く。東京、横浜、名古屋、大阪、神戸でしか監察医制度がないのは今も変わらないのであれば、隠れた事件は相当ありそうだ。老人の自殺は独身世帯より同居世帯で多いというのも何...続きを読む
  • 死体は語る2 上野博士の法医学ノート
    死体の特徴について色々書いてあってとても勉強になった。上野先生の豊富な知識や経験にはとても驚いた。生きている間だけではなく、死後も名医にかかるべしというのがとても印象に残った。法医の人手不足の中で名医にかかるかどうかは運だと思うし、人材育成も難しいとは思うけれど、せめて殺人犯が野放しにされないような...続きを読む
  • 自殺の9割は他殺である 2万体の死体を検死した監察医の最後の提言
    べき論が多い。機関にはそれぞれ事情はあるので、その辺りも汲んでは欲しかったが、よい問題提起だと思った。
  • 死体が教えてくれたこと
    アンビリーバボーで知った上野先生の10代に向けたエッセイです。

    「死から生を見る」という言葉が心に残りました。
    亡くなった人から生きている人へのメッセージ、人間関係であるべきことを学べるのだな、と思いました。
  • 死体は語る
    法医学者の著者の経験を通じて、人生観なりモノの考え方を綴った本。インパクトのあるタイトルだけど、グロい描写などはない(個人差があるかもしれない)
    「死者の人権と尊厳を守る」のが法医学。

    犯罪だと調査したらすぐ分かりそうなものが、調査という舞台に上がらずに処理されてしまうケースで隠れていることが多い...続きを読む
  • 死体は語る
    タイトルはシュールだが、決してホラーではないし、小説でもない。著者は東京都の監察医を務める先生である。不自然な死体を検視し、時に行政解剖を行う監察医制度が、五大都市(東京、横浜、名古屋、大阪、神戸)にしかないことにまず驚いた。著者は予算上、全国にあまねく本制度を導入することは困難だと語るが、それにし...続きを読む
  • 死体は語る
    どんなに誤魔化そうとしても、物言わぬ死体は背後に潜む人間の憎しみや苦悩を雄弁に語りだす。変死体を扱って30余年の元監察医が綴るミステリアスな事件。法医学の入門書、バイブルとなった大ベストセラー。
  • 死体は悩む 多発する猟奇殺人事件の真実
    昭和の死体と平成の死体の違いが興味深い
    犯罪の低年齢化が激しい
    令和の死体はどんなのになるのか


    人は必ず死を迎える、この先経験豊富な監察医が増えることを願いたい
  • 神がいない死体 平成と昭和の切ない違い
    孤独死や、孤独を紛らわせるためのオナニー中に亡くなったご遺体。平成の世相を反映するようなリアルなエピソードが多いのがグッとくる。
    そういった場合でも遺族に配慮して(実際ラブホテル内で情事の最中に亡くなったとしても)「通りすがりの、ホテル前でご家族が亡くなりました」と伝えるという配慮。うーん、色々考え...続きを読む
  • 死体は語る
    著書の中でも、ご遺体のセンセーショナル具合で言えばトップクラスの事例が多い印象の一冊。ちょっとしたミステリー小説並みに、大学助教授と教え子の不倫で遺体が見つからなかった謎についての話、カップルの自殺や心中に絡む話、など。列車脱線事故やホテル火災による数十名の死者を出した事件、なんかは時代を感じさせる...続きを読む