上野正彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ1989年に書かれた本。
現在から見るとテキトーというか、緩いというかそんな部分もあった。
けど、逆に現代と似たような問題点が未だに解決してない点もあり興味深かった。
LGBTQについても書かれてたが、現代とは違う価値観なので時代を感じた(今やと間違いなく炎上する内容)
エホバの輸血禁止のように宗教と医療も興味深かった。
あと、下記エピソードが1番衝撃を受けた!
「安楽死」は現代にも似たような内容の事件があったので衝撃的だった。
重い障害を持った子の母親が将来を悲観し殺害し、自分も自殺未遂。
この本、30年以上も前に書かれた本やけど未だに同じような事件が起きるとは!(むしろこれから -
- カート
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試し読み
Posted by ブクログ
孤独死や、孤独を紛らわせるためのオナニー中に亡くなったご遺体。平成の世相を反映するようなリアルなエピソードが多いのがグッとくる。
そういった場合でも遺族に配慮して(実際ラブホテル内で情事の最中に亡くなったとしても)「通りすがりの、ホテル前でご家族が亡くなりました」と伝えるという配慮。うーん、色々考えてしまう。
かつては精神論でスポーツ中水を飲むな等言われていたことが、正確な医学的見地から改善がなされたなども昭和の時代からの変遷だろう。
これまでの著書よりもややボリュームが少なく1つ1つのエピソードをあっさり読み終わってしまうのでもうほんの少し増ページされてても良かったかな。 -
- カート
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試し読み
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Posted by ブクログ
ネタバレ最終的に事件がどうなったかまで書いてある章もありますが、そうでないところもあるので、そこが気になります。1番最初のお母様からの依頼が特に切なくて、いい判決が出ていることを願って止みません。どのケースについてもですがここまですごい方だと、代われる人が今後出てくるのか心配でもあります、法医学を志す人自体が減っているようなので。最後のご家族の話ではホロっとしてしまいました。奥様だけでなく、娘さんもとは。娘さんのいつ死んでも悔いはないという言葉に、もしかしたらお父さんを心配させないようにかもしれないけど、なかなか死が迫ってる中で言えないな、と思いました。