あらすじ
元東京都監察医務院長を務めた監察医である著者は、変死体がなぜ死にいたったかについて、長年にわたり、検死(2万体)・解剖(5千体)を行い、それをまとめた著書『死体は語る』は65万部を超えるベストセラーになりました。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
死んだら最後、死体は喋らない。そんなことを思っていたけど、死体はどうして死んでしまったのかをちゃんと語ってくるのだなぁ。「何故亡くなったのか」を知ることは遺族にとっても大切な事だろう。
Posted by ブクログ
最終的に事件がどうなったかまで書いてある章もありますが、そうでないところもあるので、そこが気になります。1番最初のお母様からの依頼が特に切なくて、いい判決が出ていることを願って止みません。どのケースについてもですがここまですごい方だと、代われる人が今後出てくるのか心配でもあります、法医学を志す人自体が減っているようなので。最後のご家族の話ではホロっとしてしまいました。奥様だけでなく、娘さんもとは。娘さんのいつ死んでも悔いはないという言葉に、もしかしたらお父さんを心配させないようにかもしれないけど、なかなか死が迫ってる中で言えないな、と思いました。
Posted by ブクログ
ドラマや小説の中のような仕事をしている人が実際にいるんだなあと、当たり前かもしれないけれど。あんまり身近にいないから想像もつかない。どのお話も本当にあった事で、鑑定医の大きく重い役割、先生の世界の一部を知りました。あとがきであったように監察医を目指す人が増えて欲しいですね。死者の叫びで真実を。
Posted by ブクログ
上野先生の「自殺の9割以上は他殺」というTVインタビューを思い出して読んでみた。
なんせ実際の事件だから小説に比べればあっさりというか尻切れ蜻蛉なんだけども、事件の背景や心理描写もなく死体が示す証拠から事故自殺他殺を判断する過程を淡々と書いてるんだからまぁそりゃそうですよね。
文章が「人間の本性(攻撃性とか悪意とか)」を半ば呆れ気味に撫でたよう。
鑑定医とか刑事とか弁護士とか、大変なお仕事だなぁ。自分も含めてだけど、人間って本当に悪質だなぁ。
あと字がデカいけどなんで?小学生向けじゃないんだから。
Posted by ブクログ
エピソード自体は興味深いけれど自慢話という印象を受けて読みにくかった。強調したいのはわかるけど長い文章を繰り返したり、「え、ここで終わり?」というエピソードが多い。最後まで読むか少し迷っている。
Posted by ブクログ
死体鑑定医の上野先生の鑑定依頼の中から9つの話を紹介している。裁判の資料にもなるので弁護士からの依頼も多いようだ。変死体でも自殺や病死の場合もある。保険金詐欺に絡む案件も多いようだ。温泉の湯船に浮かんだ死体の話は興味深かった。溺死の時と水に浸る前に死んだ時の違いで泡沫液が出るとは知らなかった。