上野正彦のレビュー一覧

  • 死体は語る

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    『亡くなった方の人権を守る行為、元監察医の言葉の重みはずっしりと心にのしかかる』

    法医学に最近興味を持ち、書店で思わず手に取った。
    もちろん、法医学の知識を習得するのに非常に役には立つが、もう一方で“亡くなった方の人権を守る”こと、そしてそれを守ろうとしてくれる、いわばヒーローの様な先生の存在をよく理解できる一冊であった。

    本作は、元監察医の上野先生のベストセラー。 
    実際に先生が検死をしたご遺体から気付いた違和感などの正体を医学的知識が少なくても理解が出来る様、非常に丁寧に語られている。

    残念なことに、現在でもご遺体に生前何が起こったのかを隠されたままにされてしまう事は起こりうる、というのが本作を読むとよく分かる。
    (例えば、虐待や故意のミスによる死亡など、それらは生者に隠されて、見逃されてしまうことだってある様だ)

    ただ、先生はご遺体に残る違和感から読み取る。
    それは小さな傷一つから、火傷の跡、死斑など、身体に残されたあらゆる“違和感”に着目し、真実を紐解いている。
    真実を紐解くことで、亡くなった方の人権を守っているのである。

    また、法医学の知識というところでも非常に勉強になる。
    ミステリーを読んでいると、ご遺体の状態などが語られることがよくあるが、この知識があることで「もしかして、被害者の死因は〇〇かな?」など、意外な面から予想できたりもした。

    なぜ監察医の制度があるのか、それを実際の先生から語られ、すっと頭に入ってくる作品であった。

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    2026年09月05日
  • 【分冊版】死体は語る 1

    無料版購入済み

    こういうの読みたかった

    司法解剖の現場の実態が語られる(暴露される)ことが増えてきましたが、それを漫画で見られるのは嬉しい。警察からの圧力や、解剖現場の人手不足、そして異状死体の中々な状態とか描かれるのかな。とりあえずは医師の紹介で1巻は終わりますが、今後が楽しみすぎる。

    #タメになる

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    2026年06月26日
  • 死体は語る 1

    購入済み

    読みやすいです

    グロい描写が少ないので読みやすいです
    アンナチュラルやきらきらひかるなど司法解剖のドラマが好きな人なら好きだと思います

    #切ない

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    2026年06月13日
  • 死体は語る

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    元監察医である著者が経験した事件や監察医という仕事について綴られている
    本書は1989年に発表されたものなので、現代とは違った価値観が書かれていたりもするが、それも含めてとても興味深い本だった
    死体を解剖することで明らかになる真実
    死者の代弁者のような職業だ

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    2026年06月10日
  • 死体は語る

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    怖そうだし読み切れるかなと思いつつ、興味が勝って購入。そんな不安は杞憂でした。
    著者の「生きている人の方が恐ろしい」という言葉が印象深い。生者は嘘をつくが、死者の体に残る痣や傷は嘘をつかないからだ。
    声なき声に耳を傾ける法医学そして監察医の現実、とても興味深い内容で、上野先生の著書をもっと読みたくなりました!

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    2026年05月16日
  • 監察医が泣いた死体の再鑑定 2度は殺させない

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    ネタバレ

    上野正彦さんの本。
    何冊か読んでいるが、この本は再鑑定の事件を扱っている。
    再鑑定は一度鑑定がされて、その結果に納得がいかない当事者がもう一度、鑑定を頼むということ。かなりやりにくいだろうなあ、と思う。最初に鑑定した人だとて、別に全くの無資格のものが鑑定する訳ではないのだから。あら探しをされているように感じてもおかしくない。

    本庄保険金殺人と思われる事件のことも書かれていた。
    あんな有名な事件でも関わっていたのか、と少々驚いた。

    再鑑定では、事件からは日数が経っているだろうから、ご遺体もほぼ存在しないだろうから、撮られた写真や鑑定で書かれた書面だけが頼りだろう。それでもこんな本が出来上がってしまうくらい鑑定ミスがあるのだということ。

    「死体農場」のような施設や実験が日本でも出来たらずいぶんと捜査が進むのではないだろうか。日本の場合、アメリカのように死体が野ざらしで数ヶ月~数年ということは少ないだろうから、水死体の研究や土に埋めたときの研究などを中心に行っていくのがいいように思う。実現はほぼ不可能だろうから勝手なことを言っているが。

    上野先生をもってしても、刑事事件で有罪に持ち込めなかった事件がいくつか紹介されていた。民事では殺人の疑いが非常に濃いのに刑事では事故、という形になっているものだ。犯人も危なければ民事で請求しないということもあるから(葛生事件が有名かも)、これでいいのか、と思う部分はある。冤罪をなくすためにも、科学捜査をどんどん推し進めていって欲しい。

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    2026年05月09日
  • 死体が教えてくれたこと

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    この本に出逢えてよかった。悟りの境地に達しているというか、真摯に死に向き合い続けていると、かえって流れる水のように素直になっていくのか。生きている人間より、ご遺体のほうが嘘をつかないことを、上野さんは身を持ってご存知なのだろう。上野さんのご両親の子育ても素敵で、本のタイトルとはかけ離れているけども、子育てに行き詰まっている親世代にも読んでほしい。

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    2025年11月23日
  • 死体は語る

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    ネタバレ

    上野先生、私の一番好きな作家さん(先生)かも…!

    死者の人権を守るための行政解剖。
    法医学監察医の先生の語る、ノンフィクション。
    文章も読みやすく、あたたかなお人柄が伝わります。

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    2025年11月19日
  • 死体が教えてくれたこと

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    ものすごく勉強になりました。

    この本を読んで一番思ったことは、自分ももっと物事のウラ側や本質をみなきゃダメだなということです。

    溺死と思っても実際は違ったり、病院で亡くなった時の診断名がよくよく調べてみると異なっていたり。
    世の中には、表面的なことだけ出して、真相は違うということがたくさんあるのかもしれません。

    人間には、人権や尊厳があります。
    監察医という仕事は、死者の声に耳を傾け真相を見つけ出す、素晴らしい仕事だなと思いました。

    この本を読んで、監察医がどういうものか、たくさんの残酷な症例を少しでも知れて良かったです。

    死を考えることは生を見つめること。

    学びの多い一冊でした。
    上野先生、ありがとうございました。

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    2025年11月15日
  • 死体が教えてくれたこと

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    手元に置いておきたい一冊になった!
    著者の他の作品も読んでみたい。

    学びとは教科書を開くことだけではない。
    身をもって知るということである。知らない土地、知らない人と出会うこともそのひとつだ。見聞が広がってその後の財産となっていく。

    我思う、ゆえに我あり

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    2025年10月04日
  • 死体は語る

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    ネタバレ

    本当に面白かった!
    法医学の本だと知らず、いろいろな死因を考察するミステリーかと思って購入した笑
    けどアンナチュラルがすごく好きな私は、労働基準法に関する死因の究明の話も、親子鑑定という話も、とにかくたくさんの話が面白く感じたし、私自身は解剖する必要のない死に方ができればな、と思う笑
    わからない事やより詳しく気になる事をchatGPTに聞いてまとめていたら読み終えるのに結構時間がかかったけど、めちゃくちゃ勉強になったし本当に読んでよかった!2も見かけたら買う!
    けど一つ気になったのが、親子鑑定に出てくる愛人が提出した確実に人間と鑑定できた肉片と骨は一体誰のものだったのか、言及されずに話が終わるのがモヤモヤした。
    あと当たり前やけど、人って必ず絶対いつか死ぬって決まってて、それはもちろん私も絶対そうなんやと現実的に自覚するとすごく怖く感じて寝つきが悪くなっちゃった笑

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    2025年09月29日
  • 死体はこう言った ある監察医の涙と記憶

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    解剖により、さまざまな事が判る現実に驚嘆致しました。またポックリ逝った場合も変死体となるなど興味深く読み終えました。
    ただ、監察医制度は一部の都市圏に限られていることは残念です。各県にその制度がいち早く整備されることを願い、感想にかえさせて頂きます。

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    2025年04月11日
  • 死体は語る

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    監察医制度は死体の、ひいては生きている人間たちのストーリーを浮かび上がらせ、真実に迫る大事なシステムであるとわかった。

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    2025年03月05日
  • 死体は生きている

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    昔の日本は餓死で死ぬ人が多かった。
    が、GHQが入ることにより変死体の行政検死が進められた。
    それにより餓死だと思っていた人たちの大半が肺結核であったとわかる。

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    2025年01月23日
  • 死体は語る

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    人間の体のことや病気のことを知れるとともに、生身の人間の怖さも知れる本。3ページほどの短編がたくさん載っていて読みやすい

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    2025年01月01日
  • 死体は語る

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    感想の中には内容が古い、時代錯誤のような意見もあるけど30年以上前の本なので当たり前だと思う。
    死因十人十色。これが全てノンフィクションなんだなとしみじみ思う。
    当たり前だけど片腕だけでも得られる情報は多く、生前を全く知らなくても死体だけで分かることがある。死体からしか得られないことも多々あるんだろうなと感じた。
    「死者の人権を擁護するため」というフレーズが印象的だった。
    監察医という仕事にどれだけ誇りややりがいがあったとしても人間が死に、死体ありきの仕事。綺麗事では片付けられないこともあったと思う。
    相続など人が死んでから起こる問題もある。
    感謝こそされど恨まれることももしかしたらあるのかなと思うとやるせない。
    リアルなノンフィクションだからこそ色々考えることができて面白い一冊でした。

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    2024年11月28日
  • 死体鑑定医の告白

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    上野先生の人柄も良く、興味深く読むことができました。
    名作だと思います。
    奥様とのエピソードも印象的です。

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    2024年08月29日
  • 死体が教えてくれたこと

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    死から生をかんがえる。

    元々「死ぬ」ということに興味が強い私。
    10代向けの棚に置いてあったが、勝手に手が伸びた。
    読み進めるにつれて、上野先生の経験談にどんどん引き込まれていく。
    90歳の著者が語る戦争体験や子ども時代の話は、現在30代の私にとって刺激的なものばかりだ。
    監察医という職業も恥ずかしながら初めて知った。
    東京大阪名古屋などの都市圏にしか存在しない希少なお医者さんということも。

    だーーーっと一気に読んだ。

    人にはいろんな死に方がある。
    病死、変死、老衰、、いろいろだ。
    わたしはどれになるんだろう?

    上野先生が診てこられた様々な事件、事故。
    読んでいるのも辛い例もあった。
    しかし、そういった、なるべく関わりたくないような案件であっても、その人の死に向き合い、事実を正確に把握することの大切さ。それを勉強させてもらった。
    この人の世の中で皆が平等に命の尊厳を持ち、生きていくために明らかにするべきことなのだ。

    私はすぐ感情移入して泣くことが多いので、次々に現場で遺体やその遺族と関わる仕事なんて、考えられない。

    上野先生は生きている人も死んでいる人とも、徹底的に向き合う信念をもった、強い人だなと思った。

    人はいつどんな形で命が絶えるか分からない。
    当たり前だけど、そうなんだ。

    1歳の息子がいつか大きくなったら、この本をおすすめしたいな。
    私はもっと早くこの本と出会えたら人生変わっていたかなと思う。いや、30代の今だから沁みるのか?
    とにかく、読んでみて本当に良かった。

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    2024年04月04日
  • 死体が教えてくれたこと

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    ネタバレ

    子どもが大きくなったら読んでほしい。戦争を経験し、その後監察医としてたくさんの人の死と向き合ってきた著者のメッセージが、たくさんの人に伝わりますように。

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    2024年02月12日
  • DEATHペディア(1)

    無料版購入済み

    秀作

    人が死にたいと思う時は正常に物事を考えられない時、ある意味、うつ状態の時だという気がする。死ぬ手段を考え、しかし本当に実行した場合どうなるかを知っているならその恐ろしさに怯え、うつ状態から覚めることができるのかもしれない。美しく整った顔立ちの教授と若いアシスタントたち。まるで脚本を読んでいるかのようです。秀作です。

    #深い

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    2023年02月06日